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燕岳(2763m)

2017年10月。1人で福岡の山にも登ってきたので、次なる山へということでウブさんに北アルプスに連れて行ってもらうことに。朝6時頃に出発予定だったが、うっかり前日に痛飲してしまい酷い二日酔い。9時頃にようやく東京発、この辺りでもう不穏である。車中もずっと気持ち悪く、途中のサービスエリアで何度か吐く。この時点で行き先がわからず。ウブさんからは赤岳鉱泉に変更しようかと言われるが、何のことかわかららないのでお任せ。ぐったり寝てたら中房温泉に到着。

IMG_4062のコピー

本日の行き先は燕岳、二百名山。燕山荘に泊まって翌朝に山頂を目指すとのこと。しかし出発時点で午後1時、天気もそれほど良くない。気分も悪いが吐き気は収まったので登り始めることにする。

燕岳は日本三大急登とされているらしいが、体調が悪いほうが勝ってたので、傾斜がキツかったかどうか思い出せない。残りの距離と休憩のベンチがあるので、適度なペースで登っていく。しかし、合戦小屋に着いたときには薄暗く、17時を回っていた。ここから燕山荘まで約1時間、ヘッドランプを点けて森林限界の中を進んでいく。とても寒い。

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真っ暗になったところでようやく燕山荘到着、18時半になっていた。小屋泊の受付をしてから、調理をしようとしたところ外でやってくれと言われたので、外で調理開始。

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ちょっと外に出るだけだからと小屋に荷物を置いて汗で蒸れた靴下を脱ぎ置いてあったサンダルで外に出たところ、30分くらいで足先が痺れてきた。気温は0度、裸足じゃとてもいられないので急いで靴を履いてくる。メシを終えて小屋に戻るとテレビが付いていてブラタモリをやっていた。しかも立山の回。やることなくなったので22時頃には就寝。二日酔いからの登山でぐったり。

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翌朝、6時頃起床。朝食にどん兵衛を食べて、7時過ぎに山頂を目指す。視界がかなり悪く、パラパラ降っていた雨も厳しくなってくる。きれいな稜線が見れず残念、山頂で足早に記念写真を撮って戻ってくる。途中でライチョウが見れた。ライチョウってトキみたいなやつだと思ってたけど小さいんだな。

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イルカ岩と

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小屋に戻って荷物をまとめて下山。雨はどんどん厳しくなってくる。そういえば台風が来ているらしい。下山している人が他に誰もいないようだ。下山道は沢みたいになってて激流になっている。体調も良くなったし、下りは得意なのでスイスイと降りていたが雨で滑って2度アタマから派手に転んだ。休んでも天候は良くならないのはわかってたのでひたすら我慢して下り続ける。下りてすぐに温泉があるのはありがたい、中房温泉で冷え切った体を温める。帰りに穂高神社と大王わさび農場によって帰る。

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