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赤ちゃんの意思から学ぶ/仏教、エッセイ

七仏通戒偈という有名なお話があり


その昔、道林禅師は白楽天から


「仏教とは何か」と問われ


悪い事をせず

様々な善き行いをし

心を清めていく

これが仏教だ


と言い


「そんな事は3歳の子供でも出来る」

   と白楽天


   道林禅師は

「3歳の子供が出来ても80の翁は中々

    出来ないものだ」


  と言ったと言う。


赤ちゃんは少しずつだけど

立ち上がろうとして歩こうとする

赤ちゃんですら成長し高まろうという

純粋無垢な意志がある。


だけど私達 大人はどうだろうか

なにかにつけ文句をいい愚痴を吐き

ダラダラして出来ない事の言い訳を必死に訴える



それだけ普通の事を普通に有難く感謝する

というのは我が強いと難しい事であるのだけど

子供のような純粋無垢な気持ちで物事を観る心が

あればそんな事はいとも簡単に出来ると

七仏通戒偈は教えてくださっているのではないか

と思う。


損得、良し悪し、好き嫌い、

高い安い、大きい小さい

こんな偏った価値観を捨て去り


赤ちゃんの様な純粋無垢な心が

私達には必要ではないだろうか?


とは言っても未熟者の私には完璧には出来ず


難しい事である。




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