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プーチンインタビューの肝

タッカー・カールソンによる、プーチンへのインタビュー。
2時間7分に及ぶものでしたが、すべてじっくり視聴したところ、私の理解で最も重要な点を抜き出しました。

西暦700年ころからのロシアの歴史を振り返ると、ポーランド・リトアニア国とロシア国との境界がウクライナという場所、ウクライナとはロシア語で「辺境」を意味するとのことです。

13年間に及ぶポーランドとロシアとの戦争の結果、キエフを含むドニエブル川左岸(上流から見て左側を左岸、右側を右岸と言います)つまり東側をロシア、それより西側をポーランドとして停戦合意しました。

その後、レーニンの時にウクライナを国として承認し、第二次世界大戦を経て、1989年ベルリンの壁崩壊、1990年、NATOは東方拡大しないことを確認し東西ドイツ統合、1991年ソ連邦崩壊となりましたが、このソ連邦崩壊時も西側の工作があった訳で、詳細についてはプーチンはお茶を濁しています。

プーチンはこれまでNATOに5回裏切られてきたと主張。
NATOは
1999年 ポーランド、ハンガリー、チェコ、
そしてブルガリア、エストアニア、ラトビア、リトアニア、ルーマニア、スロバキア、スロベニア、
2008年 ウクライナのNATO加盟の動きがあり、
2009年 アルバニア、クロアチア、
2017年 モンテネグロ、
2020年 北マケドニア
2023年 フィンランド
と東方へ拡大しています。

クリントン大統領の時、ロシアはNATOに加盟要望を打診、クリントンは前向きな姿勢を見せたもののそれは合意できず、2013年反ロシアに向けてマイダン革命、これはヌーランドが暗躍したことは明らかにされてきました。その後はウクライナは内戦状態です。ドンパス地方ではロシア系ウクライナ人へのネオナチ思想による勢力による虐殺、それはオデッサでも。そして、2014年ミンスク合意、それを破棄したのはネオナチです。その後、2度もミンスク合意がなされても、それはプーチンを欺ためだったと昨年、メルケルとオーランドが曝露しています。この二人はミンスク合意の仲介者。立ち会っています。要は戦況不利な状況で自軍を立て直すための時間稼ぎが目的で、武器補充、兵に対する訓練、これらを支援したのはヌーランドです。この時に、ドネツク、ㇽガンスクはともに自治権を認められています。共和国として宣言もしました。

ここでよく考えてみたいのです。国の定義は何なのでしょうか?

その後、ロシア系ウクライナ人は、人権を制限され続けました。

以上がプーチンの主張です。それに私がこれまで調べた情報を付加しています。
私のこれまでの認識とプーチンの主張は整合しています。

そしてプーチンのこの言葉に私は涙が止まりませんでした。
「ウクライナ兵をロシア兵が包囲し降参を促すと、彼らは明確なロシア語で、ロシア人は決して降伏しない。と言って全員死んだ。彼らはロシア人だ。」
なぜ、このようなことになるのでしょうか?
民族の分断は植民地政策の常套手段です。

プーチンは言いました。「ロシア人の魂は一緒だ。ウクライナとは元に戻れる。」

それを邪魔したのは、18か月目、ジョンソンなのです。
停戦合意に寸前に止めさせたのはジョンソンです。
それはワシントンの指示なのです。
そして今でも武器は供給されています。
まるで日中戦争での米英による援蒋ルート、それが今はポーランドルートです。

以上、「盗人にも三分の理」と言いますが、これまで一切伝わってこなかったプーチンの主張も聞いたうえで、我々は判断すべきだと思いました。

補足
ネオナチとはニューナチズム
ナチズムとは、民族主義、そしてそれは排他的、他民族の排除、領土侵略と私は理解している。
そしてプーチンの見方とは違うのは、私はナチズムを利用、唆して私益を肥やす奴がいると思う。
今や指導者に宗教は関係ないと思う。それを隠れ蓑にしていると思う。

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