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【Perth regional65位】コントロール初心者がカビゴンLOを使えるようになった練習方法と考え方。

みなさんこんにちは。こみたもです。
オーストラリアでポケモンカードをしている日本人プレイヤーです。

 ポケモンカード歴自体は1年とちょっと経ったところ。今年4月にPerth regionalにて自身初のコントロールデッキであるカビゴンLOを使用しました。当初はコントロールデッキはポケカ歴の浅い自分には難しいと思いこんでいましたが、練習し、使ってみたら大会でまともな結果が出せたので、練習方法について焦点をあてて文章化しました。
 投了させる盤面を作るまで、山札を削りきるまで、このデッキの対面練習は時間がかかります。さらにリソースを落としに行って、効果的か否かの結果が相手依存な部分があるため、1人回しが難しい。対面練習が必要なデッキで、カビゴン使いには対戦相手が必要です。カビゴンを握らない人も1度対戦してみれば、動きが理解でき、正しく対策できます。win-winだと思います。
 本記事では知見が全くないプレイヤーがカビゴンの動きを3週間で刷り込んだ工程について述べます。未知のデッキを自分のものにする際にどう立ち向かうべきか。海外ポケカ独特の苦い話も少し含みますが、読んでくれた人が今後の練習方法に生かすことができ、勝ちにつながる要素が1つでもあれば幸いです。

価格について、海外大型大会参加費用にお金がかかり、水とジャムを舐めて毎日を生きているような底辺生活を送っています。単刀直入にいうと食費が欲しいので200円とさせていただきました。200円の価値ないですね…と思わせないよう書いてはいますが、その場合は申し訳ないです。少なくともその200円でもう少し生きられそうです。(限界すぎ...)私の文章の雰囲気については過去に作成した下記が参考になるかと思います。よろしくお願いいたします。

【全文無料】高い確率で上振れて勝つためのルギア|KOMITAMO (note.com)


では本文に移ります。

第1章 イントロダクション


本デッキを使用した私の成績は以下です。
・Perth regional
⇒ 65位(オポ落ちでベスト64を逃しました)
この時でカビゴン握りはじめて3週間

・Good Games Greensborough Win A box(日本でいうボックス争奪戦)
⇒4位で800円くらいのパックを8パック入手
この時でカビゴン握り始めて2週間

 知ってる方もいるかもですが、海外ルールでは多くの場合BO3が採用されています。基本ルールは50分で1ゲーム。時間内に先に2回勝利する、またはどちらかが1ゲーム勝利し、時間切れとなる。以上の勝利条件で勝敗が決まります。(相手がゲームに遅刻してゲーム時間が短くなった場合の3ゲーム目の扱い、1ゲームも終了しなかった場合の勝敗等、レアケースもありますがここでは割愛)BO1でゲーム時間25分、プレイヤーの勝利が確定しなければ両負けとなる日本と異なり、相手の山札やリソースを削りきる十分な時間があるため、LOやコントロールのような日本では特殊なデッキも、使用率が高いです。しかしながら、使用率が高いということは、それだけメタもまわっています。
 EUICでTord選手が使用したリザードンに、エール団の応援が入っていたように、海外環境は、LOやコントロール対面も加味してデッキの調整を行う人がほとんどです。デッキ構築が多少歪んでも、BO3という形式上、事故っても次のゲームで取り返すチャンスがあるためだと思います。エール団の応援は、バトル場にポケモンを縛られても回収ができるフトゥ博士のシナリオや、カビゴンをよけられるボスの指令を使いまわすことができます。他にもカビゴン側のロトムを制限するミカルゲ(カビゴン側は本当にきつい)や、メテノなどのカビゴン対策カードが入っていたり、アルギラやルギアのような、ほぼアタッカーのみで構築されたデッキを使用するなど、海外環境はメタ的には日本よりもカビゴンが使いにくい環境であると思っています。


図1.エール団の応援:トラッシュのポケモンとサポートを3枚まで山札に戻せるので、ピン搭したフトゥ博士のシナリオやボスの指令を使いまわす事ができる

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