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【全文無料】高い確率で上振れて勝つためのルギア

みなさんこんにちは。こみたもです。
普段は長野県内の友達とポケモンカードをしています。

今回は自主大会で活躍した「いちげきルギアVstar」の解説記事です。

◾️第1章 イントロダクション

本デッキの成績は以下です。
・100人規模大型大会、らいか杯でBest16(この時私がポケモンカード対戦をはじめて1ヶ月半)
・100人希望大型大会、長岡場所でBest16
(この時私がポケモンカード対戦を始めて3ヶ月半)

いちげきルギアはポケモンカードを始めたばかりの私を2度も大型大会上位に連れて行ってくれたデッキです。初心者に良かった点としては、プレイングがわかりやすいこと、デッキパワーが高い事が挙げられると思います。

しかし、特性アッセンブルスターを切ってからやっと試合ができる状態になるルギアは、上振れないと勝つ事ができません。これは白ルギ・黒ルギ関係なく、ルギアを握っている多くの方が思っていることかと思います。

ここでいう上振れは単純に運のみを指すものではありません。上振れとは、勝つために必要なカードが必要な時に揃う事、そしてそれは作り出すものです。もちろん相手の雪道を剥がすカードがなかなか引けない、相手の上振れを引いた事でルギアがたたずに技が打てず、勝てないこともありますが、カードゲームは確率です。そしてそれは必ず収束します。細かなカード構成、圧縮などのプレイングで、一見対戦相手には運勝ちのように見える動きを、数多く再現する方法を考え、プレイをしてきました。そして最終的に多くのカードを検討し、完成したデッキが2度も結果を残す事ができたので、今回はルギアに興味がある人向けに、まとめました。本記事は全記事無料となっています。下部に有料部分がありますが特に何も書いておらず、カンパコーナーとなっているため、気軽に読んでください。

◾️第2章 デッキリスト

2-1 こみたもルギアのポイント

長岡場所で最終的に使用したデッキリストは以下の通りです。

図1.長岡場所で使用したいちげきルギア

ポイントは下記3点です
・余計なたねポケモンをいれない
・裏を取れるようボス厚め
・特性を切るまでは最大枚数でデッキをまわす

◾️余計なポケモンを入れない

余計なポケモンと呼んでいるのは、チャーレムやイベルタルを指しています。(今回この構築が目指すところでは、という意味なので決してこれらのポケモンが無意味というわけではないです。)チャーレムはサナ対面での2枚どり、イベルタルは1-2交換が可能な優秀なカードです。しかし、初手のハンドでルギアを出し、早く攻撃できる状態を作る事を目指した方が、どの対面に対しても強い動きになると考えているため、ルギア以外のたねポケモンを削り、初手でルギアをたたせる確率をあげています。もしチャーレムを入れたとすると、最初の種ポケモンとして、初手で出てきてしまうと効果を発揮できないカードであるチャーレム、ネオラントスタートの確率は計算上で約12%。試行回数の少ない大会で、弱いスタートを数値上でも10回に1回以上も切らななければならないというのは、リスクが高いです。わざとネオラントで初めて勝つ事ができるかという検証を過去に行っていますが、相手が事故らない限り勝率は0に等しく、(勝てる方法があれば教えてください)ネオラントスタートが必ず10回に一回以上発生するとして他の事故も含めるとすると、よっぽど丸一日上振れを引き続けられない限り、CLではDay2に進めないほどです。また、いちげきルギアはネオラントを2枚にした型も存在しますが、チャーレムをネオラントに置き換えると同じ事が言えるため、1枚としています。ネオラントを2枚にする理由としては、もし1枚であるとサイド落ちした場合にバーネットを持ってくる事ができない、前半でバーネットを持ってくるのに使用した後、後半でボスを持ってくるのに使用したいというのがあげられますが、イキリンコ、ハイパーボール、また厚くしている博士の研究でケアしています。後半のボスについてもボスを厚く入れる事で現物ケアを行っています。

◾️裏を取れるようボス厚め

種ポケモンを減らし、あいた枠にボスをいれ、合計3枚のボスの指令を積んでいます。理由としては、ジュラルドン、オンバーンなどの、出てきてしまうと試合にならなくなってしまう相手や、ギラティナ、ヌメルゴンなどの、進化すると辛いが、Vであれば1度で倒せ、サイドを先行できる相手をいち早く取りに行くためです。3枚入っていれば、初手でボスの指令を引く確率は約30%以上、さらにイキリンコのイキリテイクを使うと約50%以上、つまり単純計算ですが、イキリテイクが使えれば半分以上の確率で、先行1ターン目でボスをもつことになります。特にロスト対面では、ロスト側が序盤はロストを貯めるのにアクロマの実験を使用する事が多く、手札干渉される場面が少ないため、ハイパーボールやイキリンコでアーケオスを捨てなければならないという要求はあるものの、十分に進化前に狩りとれる可能性があります。この動きは相手からすると上振れに見えるかもしれませんが、火力220で進化前のポケモンであればワンパンできるルギアを生かすためには、この動きがむしろ多くできるようにしていかなければならないと考えています。

◾️特性を切るまでは最大枚数でデッキを回せるよう博士厚め

イントロに述べたようにルギアは上振れないと勝てないデッキのため、とにかく特性を切るまでは手段は選びたくないのですが、問題となってくるのが初手に大量にくるエネルギー問題です。
エネルギーを切ってしまうと後半がキツくなってしまうため、ヒガナやナンジャモを厚くし、博士の研究は1枚としていた事もありました。しかし、1番ルギアをたてたい序盤にヒガナを使用すると、相手のベンチが少なく、展開できないことや、ナンジャモを序盤で使用すると相手側からすると後攻1ターン目で必要札を使い切った後のナンジャモは、相手に優位に動いてしまう事が多いです。いちげきルギアは、いちげきエネルギーをリサイクルして使う事ができるというメリットがあります。そのため、万が一エネルギーが少なくなってもいちげきのポケモン達は殴れる前提で、博士の研究を3枚としました。とにかく山を薄くし、必要な場面で必要札を1ターンでも早く持ってこれるようにする、はやくアッセンブルスターを使う、といったゲームの序盤を安定させる事を重要視しています。

2-2 採用カード解説


◾️ポケモン

・ルギア
1体がアッセンブルスター使用前に進化前に狩られ、アッセンブルスターが使えない事を防ぐため、2体立てる盤面が多いです。後1で覚悟してるものしては、ミュウ対面のメロディアスエコー、ロストカイリューのドラゴンゲイルやライコウのライトニングロンドです。ただし、ライコウについては、もしルギアにVガードを先1で手張りできていれば、ベンチを並べない方が耐えるため、手札次第で並べない場合もあります。

・バンギラス
1体は必ず立てたいため2枚積みです。サーナイト対面でのサーナイトex狩り要員、ロスト対面ではメインアタッカーとなります。もともとロストについては有利盤面であると考えていたのですが、カイオーガが増えてきたことで、後半の戦いがきつく、ナンジャモやジャッジマンなどの手札干渉を挟めても、きっちり最後に必要札を山に返し、まくられることが多いと感じていました。このため、サイドを先行できていても、バトル場にいるポケモンしか倒せないルギアデッキでは、最後に2枚、3枚といっぺんに取られてしまい、勝つ事ができません。そこで、手札干渉以上の干渉として、ロスト戦で評価しているのがバンギラスの上技である、やまなだれです。図2に示すように、やまなだれでは追加効果で相手の山札を2枚トラッシュする事ができます。ロストデッキでは、ポケモンやエネルギーを山に戻すカードが沢山入っておりますが、山に戻すためのグッズやサポート自体がトラッシュされてしまうと、後半の進行が難しくなるため、ルギア側からしてみれば、相手のプランを崩す事ができます。トラッシュに落ちるカードに関しては、相手がそれまでにどれだけカードを使用しているかにもよるので、運の要素も大きいですが、単純にルギアでポケモンを倒しにいくのではなく、バンギラスでロスト側の重要カードである、『ミラージュゲート』や『エネルギーリサイクル』、『クララ』を落としに行った方が強い動きと言えます。

図2.バンギラスV

・アーケオス
2枚立てる事が必須であるため文句なしの4枚積み確定です。

・イシヘンジン
エネルギー2枚で技を打てる点と、環境に多いアルセウスや、多くはないですが、ルギアの天敵であるミライドンに弱点をついていける点が強いです。使うのが多い対面はアルセウスです。また、倒されてもエネルギーをリサイクルする事ができるため、レントラーとリバーサルエネルギーを発動させる際の噛ませ役としても使用します。いちげきルギアはサイドを先行していくデッキのため、基本的に相手よりサイドを先行している状況が多く、レントラーとリバーサルエネルギーを発動させるにはプレイングが重要となります。後ほど対面によるプレイングの部分で述べますが、ルギアミラー、空とぶピカチュウ対策でレントラーを使用したい時にわざとイシヘンジンをとらせてサイドを先行させるのに使用すると、エネルギーは活力の壺で戻せ、バンギラスで使用することができ、相手にサイド一枚先行してもらえれば、こちらはレントラーを使えるという状況を作る事ができます。また、本当に使用しない場合は悪の塔のコストにする事もできます。

・ネオラント
ルミナスサインでのバーネット博士を持ってくる要員です。最近は環境にロストが多く、後1で手札干渉されることも少ないため、ルギアがたっているのにもかかわらずキャプチャーアロマで裏が出た場合、積極的に持ってきています。もし本当に手札干渉がなければ次のターンで好きなサポートを持ってくる事で早期アセンブルスターに繋げることもできますし、仮にナンジャモを打たれたとしても圧縮によって博士の研究やバーネット博士の現物、ハイパーボールが引きやすくなるため、この動きが強いと感じています。ミカルゲが置かれてしまった場合は使用する事ができませんが、相手の重要なベンチを1席、余計なポケモンで埋める事ができたと前向きに考えています。

・レントラー
空をとぶピカチュウとルギアミラー用です。サイドが負けている状況を作り出し、その時にハイパーボールか現物のレントラー、山札にリバーサルエネルギーが残っているという要求を満たすため、プレイングが求められますが、電気弱点の空をとぶピカチュウに対しては上手くいけば1-3交換ができるため、試合の風向きを大きく変える事ができます。アルギラ空ピカ側はバンギラスでは攻撃できないであろうとピカチュウをおしつけてくる事もあるため、相手の不意をつくこともできます。種ではないため初手で出てこない事も評価しています。ルギアミラーに置いては、先殴りできた方が強いですが、レントラーを使う事での1-2交換にて、盤面をひっくり返すこともできます。

・イキリンコ
このカードについては決定的に入れるべきと言える程の試行回数をこなせておらず、今後の検討課題です。入れた方が安定する傾向にあるとは言えます。はじめの採用理由としてはアーケオスを捨てる為でした。しかし、アーケオス2枚とイキリンコの3枚セットを手札に準備する事が難しく、初手手札で事故った場合の安定化に使用する事が多いです。初手で山札を上から14枚見る事ができ、上手くいけば勝ちにつながりますが、問題は大量のエネルギーを捨ててしまう可能性があるという事です。また、レントラーやリバーサルエネルギーといったピン投カードも捨てなければならない場面もあります。ルギアを立てる事ができても、エネ切れなどで負けてしまう事もあり、ルギアが立たないのは事故であるが、カバーするために使用したイキリンコで、エネルギーを捨てている時点で、すでに負けているということもあり、イキリンコ自体が負け筋なのではと考えていたこともありました。また、イキリテイクを使用する必要がない手札で、最初の種ポケモンでイキリンコが出てきてしまうのも勿体無いと思ったため、イキリンコを抜いた構築も試してはみましたが、先行2ターン目でアセンブルスターができる回数が、入っている構築に比べて少なくなったとも感じています。結論としてはイキリンコは残し、初手手札でルギアが出せない場合は他を犠牲にしてでも積極的に使用、エネルギーを多く捨ててしまった時はなるべくいちげきポケモンで戦い、ボスで裏のポケモンを縛られた場合に備え、ジェットエネルギーやダブルターボエネルギーはなるべく山札に残しておくプレイングで進めていく事を考えています。

・かがやくアマージョ
ロストとディンルー対面用です。ディンルーでは先行で出したルギアに対し、進化前にダメカンを乗せられ、特性を使えなくされてしまいますが、アマージョの特性エレガントヒールを使用すれば、1ターン分であれば回復させる事ができます。ボスが多いことでもケアされているため、むしろ闘抵抗のあるルギアはディンルー対面は有利対面だと思っています。ロスト対面ではサイドまとめどりの抑止力となり、早く出した方が、有利であると感じています。

◾️ボール
初手で必ずどれかを引かなければならない為、ここを削ってはいけません。

◾️サポート
2-1ポイントを参照

◾️スタジアム
スタジアム構成については崩れたスタジアム×2枚、あくの塔×2枚の合計4枚採用としています。雪道を貼り返す手段が必要であるため、序盤スタジアムは手元に持っておきたく、4枚入っていれば初手で約40%、ジャッジマンを打たれなければ、2ターン目に引ける確率は約50%となり、アセンブルスターをするために1度雪道を剥がすだけであるのであれば現実的な数値かと思われます。

崩れたスタジアムについてはネオラントやイキリンコをトラッシュに落とす用、あくの塔はドローソースとして採用しています。一時期この悪の塔を、図3のテーブルシティにしたテーブルシティ型というのも握り、検討しておりました。最初にルギアを連れてくることができる可能性があり、第3のボール枠として考えておりましたが、下記3点より、テーブルシティの採用をやめました。

図3.テーブルシティ

・効果を受けられないことがある

→コイントスで裏が出てポケモンが持ってこれない場合、1ターン無駄となる。ゲーム内では試行回数が少ないため、3ターン、4ターンすべて裏となる場面も多い。

・解決につながらないことがある

→ポケモン1体持ってこれるだけでは、進まない場面がある。(アーケオスだけ持ってこれてもトラッシュに送れず、サポートも欲しい)

・相手に優位に働くこともある

→相手のみコイントスで表が出る事でポケモンを持ってくる事ができ、不足要因の補充、山札の圧縮につながってしまう。

また、ルギアは序盤のドローサポートの少ないデッキです。終盤はギフトエネルギーによって選択肢が増えてきますが、ロストデッキのはなえらびやサーナイトのリファインのような安定してカードが引けるシステムがなく、アッセンブルスターが使えない、サポートがこない状況では、坊主めくりのように、山札のトップ解決を祈って引き続ける場面も少なくないです。そこでドローサポートとして採用しているのが悪の塔です。もちろん、いちげきエネルギーをすてて引いたカードが別のエネルギー2枚という事もあり、直接の解決につながらない事もありますが、圧縮できるということは、少なからずとも次のターンの動きに繋がるため、テーブルシティではなく、悪の塔を採用しています。

◾️エネルギー

エネルギーについては、図4に示す通り、合計14枚の枠を割いています。主な狙いについて、下記に示します。

図4.特殊エネルギー配分


・Vガードエネルギー

→進化前のルギアに貼る事でルギアミラーでのワンパンを防げる。進化後であれば、ベルト無しギラティナを1回耐える。ロスト対面でベンチ0でルギアにはれればライコウを耐える。

・ギフトエネルギー

→手札補充。Vガード、ジェットエネルギーと組み合わせて火力220のルギアを作ることはもちろん、次のターンで相手に倒される事が予測できるポケモンがいればすかさず貼り、事故っている際の緩和を狙いにいくのにも使用。

・ジェットエネルギー

ルギアデッキでは逃げエネが大きいポケモンが多いため(バンギラスやイシヘンジンは3エネ、ルギアアマージョは2エネ必要)バトルポケモンの切り替えに必須。最初はルギアがバトル場にいる事がほとんどであるが、メインアタッカーとしてバンギラスやイシヘンジンに切り替えやすい。また、アマージョの逃げエネも2と意外と大きいことから、後半相手がエネルギーの枯渇をねらってバトル場に縛ってくることもあるため、どんなにエネルギーを使用しても1枚は山札に残しておくプレイングが必要。

・ダブルターボエネルギー

相手の雪道が割れずにアセンブルスターを切れない時に、なんとかルギアに2枚のダブルターボエネルギーをはり、スタジアムをわっていくために2枚。アマージョが縛られた際の逃げエネとしても使用。

特殊エネルギーについてはリゲインエネルギーやラッキーエネルギーを用いている型も多いと思います。ウッウのおとぼけスピットで110点のダメージをうけたバトル場のポケモンに、プライマルターボでリゲインエネルギーをはって進化させ、回復させる動きです。れんげき対面にも同様に有効です。特にれんげきウーラオス対面では1ターンの回復が直接勝利につながる事もありますが、環境に多くないため、割り切っております。それよりも、回復して1ターンもらったところで行動できる札がなければ、手札事故の際の突破に繋げにくく、であればドロー枚数を確保したいと考え、ギフトエネルギーにしています。

◾️第3章 対面によるプレイング

見ている環境に対する有利不利、プレイングについてです。

・サーナイトex
→ザシアン型であれば互角より少し不利寄り
→おまもりフワンテ型であればかなり不利

サーナイトは比エクで高火力を出す事ができ、ルギアに対して1-2交換をする事ができるため、どうしても不利対面であると考えています。ザシアンVが入った型であれば、2枚どりの可能性が増え、比エク2枚と、ザシアンV、サーナイトexという1-1-2-2のサイドどりを目指しています。おまもりフワンテ型は比エクのフワンテで火力300でルギアを倒された後、こちらがフワンテを倒してもさらにフワンテが出てくる事で、サイド枚数の取引枚数が合わず、かなり難しいです。アーケオスやイシヘンジンなどの比エクをおしつける、ロストスイーパーやツールジャマーといったカードを入れる方法もありますが、ザシアン型がふえている事、スイーパーに枠を割いたところ、安定性が弱くなった事から、割り切り、これらのお守りを除外するカードをいれておりません。

・ロストギラティナ
→互角。

バンギラスでギラティナをワンパン可能で、普通のロストよりも1度Vポケモンを倒す事でサイドを2枚取れる事、相手がベルトを引けなければルギアをワンパンされないため、普通のロストよりも戦いやすいです。ポイントのところでも述べたように、ボスを厚くしているため、進化前のギラティナをルギアワンパンでとっていければかなり強く、進化してしまってもバンギラスで倒せます。1番の課題は、アセンブルスターを切る前に雪道を貼られてしまい、割れない時です。なるべく雪道を張られた後のために手札にスタジアムを残しておくことが重要です。しかし、序盤に種ポケモンとしてルギアがこず、悪の塔を使用したい事もあるのでその場合は悪の塔を使用し、ベンチで別のルギアに手張りもしていきます。博士の研究がきたところでさらに山札を掘っていき、引いていけばいつか希望のカードが引けるの心持ちで丁寧に山札の圧縮を行なっていきます。

・アルセウスギラティナ
→空ピカ型であれば互角。
→アロコン型であれば有利。

アルセウスはエネルギーの加速ターンがあるため、先行を取ってルギアを立たせ、雪道を乗り越える事ができれば互角に戦う事ができます。(この要求を乗り越えるのが難しいですが)ロスギラ同様、スタジアムは手札に確保します。空ピカが出てきてしまった場合は、アーケオスやイシヘンジンを1枚かませ、レントラーとリバーサルエネルギーを発動させます。
アロコン型であれば、おそらく相手がいちげきと認識した場合、ロコンが出てこない事が多いかと思います。白ルギアではアロコンが出てきてしまうと倒せるポケモンがルギアVのみとなり、火力が足らず、止まってるうちに時間稼ぎされてしまう事もありますが、いちげきルギアではバンギラスを使って倒す事ができます。これもいちげきルギアだからできる事だと思います。

・ロストバレット
→かがやくゲッコウガや、かがやくリザードンとヤミラミのみの型であれば互角。アマージョ使って毎ターン回復を行う。
→ライコウ・カイリュー・カイオーガ型であれば不利。先行でたてたルギアを次々と溶かされる事もあり、アセンブルが切れないこともあり。

ロスト対面の基本立ち回りは、アセンブルスターを使用した後は、基本アタッカーにバンギラスをたて、やまなだれを撃ち続けます。いちげきエネルギーが4枚ともサイド落ちしていなければ、4枚はってでもやまなだれで倒していきます。(かがやくゲッコウガ、ザマゼンタなどのHP130ライン)とにかく必要カードを落として手詰まりを目指します。

・ミュウVmax
→プレイング次第で互角。

後1メロディアスエコーが決められてしまうとサイドを先行されてしまいますが、こちら側からは3枚サイドを取れるポケモンがいるのに、向こうからは最大2枚(空の封印石は無し前提)のポケモンしかいないため、やまなだれと、サポートによる手札干渉をしっかり行なった上でバンギラスの下技、いちげきクラッシュでミュウVmaxを狙い、メロエッタ、ミュウ、ゲノセクトの1-3-2枚取りを目指していきます。

・パオジアンex
→互角より若干不利?

こちら試行回数が少ないため不明確ですが、無理にエネルギー供給役のセグレイブをとめにいくよりも、ワンパンでパオジアンや、パルキアを狙い、サイド2-2-2を目指していかないと間に合わないと考えています。

◾️第4章 終わりに

以上で一旦デッキについては終了です。4ヶ月回した中では、白ルギアを握っていた時期もあり、両方使った上で、いちげきを今でも評価している理由や、初期のころの型の話も書きたかったのですが、今のデッキで大事にしているポイントについて記載する事ができたので、他の話は次回、また書きたいと思います。

また、ルギアはとてもいいデッキですが、数ヶ月で成績を残せた1番の理由としては、周りに強い人が多く、長い時間練習に付き合っていただけたことにあると思います。練習の考え方については別で書きたいと思っておりますが、自分はTCG文化に触れる事がなく、今年に入って初めて、ポケモンカードでジムバトルに参加した、直近まで元一般人でした。ゆえに自分で練習する際も、デッキ構築→対面練習→振り返り→対策カード検討といった、PDCAサイクルに当てはめ、振り返りをノートに書き出していく作業や、環境考察についても、ジムバであった人に実際に聞いて教えてもらうような、カードゲームの練習というより、ビジネス現場での効率化に近いやり方が多いです。(ジムバで自分のデッキについて教えてくれる人は本当にありがたいです。)まだ色々模索中ではありますが、やりはじめはそれが自分にあってて良かったのかもしれないと思っています。これらが結果にも結びつき、本当に嬉しいです。

色んな事を教え合って強い人が増えれば、自分が大会の前に練習する時に強い壁となってくれるし、初心者でもそれを目指せるポケモンカードは良い環境です。今後も沢山色んなデッキを知っていきたいし、変なデッキも使ってみたい。

最後に、練習に付き合ってくれる皆様には本当に感謝です。ありがとうございます。今後ともぜひよろしくお願いいたします!


こみたも



ここから先有料となっていますが特に何も書いておりません。投げ銭の代わりに作ったコーナーなので、もし文章を読んで課金してもいいよという優しい人がおりましたらよろしくお願いします。こみたものカードのレアリティが上がります。文章はないですが代わりにしおんが描いた落書きの中から難易度が高いものを載せておきます。何かわかった人はかなりすごいのでこっそりDMして下さい。

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