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中国旅行記 敦煌 3日目

↑前回の続き


3日目の今日はいよいよ莫高窟に行きます。
まずは蘭州ラーメンで気合いを入れます(^^ゞ

そしてバスに乗って「数字展示中心」(デジタル展示センター)まで行きます。莫高窟見学のためには、まず数字展示中心で映像を2本見てから(事前学習を兼ねてかな?)、無料の専用のバスに乗って莫高窟へ行きます。

数字展示中心の中↑

プラネタリウムを見るようなホールで映像視聴↑
少し眠くなりました(笑)。

いよいよ莫高窟へ。荒野の道をひた走ります。

バスで走ること20分、ついに見えてきた!↑

到着!有名な9層楼がお出迎え↑

石窟は全部で約490あると言われ、1つ1つ番号が振られています。
今回は日本語ガイドの方が案内してくれ、私ともう1人の日本人観光客の方と3人で16番、17番、61番、96番、148番、237番、244番、249番、331番の石窟を見て回りました。

薄暗く涼しい石窟の中に入ると、ガイドの方が小さなライトをカチッ。
すると大きな仏像や壁画が一筋の光の上に浮かび上がり、思わずため息がもれてしまいました・・・。
言葉にできないぐらい幻想的で美しかったです(T_T)

莫高窟は乾燥しており、それが壁画の保存状態を良くしているため、壁画は当時(1000年以上前)描かれたまま、ほとんど修復されていないそうです。はるか昔に放たれた光が夜私たちの目に届くのと同じようなロマンが感じられました。

一方仏像は破壊されているものが多かったです。ガイドの方の説明によると、仏像は岩から作り粘土で固めているため崩れてしまうのだそうです。また外国人探検隊や異教徒達が壊した跡もくっきり残っていて、痛々しく感じました。ただ上を見上げると、仏様の慈悲深いまなざしが私達観光客をあたたかく包んでくれるかのようでした。

・・・なんかもう、タイムスリップとはこのことか!と感じるぐらい時を忘れて敦煌美術にウットリしてしまいました。
石窟内部の写真撮影はNGとの事だったので、写真でお伝え出来ないのがすごく残念ですが(>_<)ぜひ一度行ってみて欲しいです!


バスで数字展示中心に戻り、タクシーで敦煌市街地へ戻りました。
敦煌市街地内にも私の心を揺さぶるような風化した遺構や塔があって、
それらはちょっと人気(ひとけ)のない所にあるので、これがまた良い味を出しているんですね~(笑)

白馬塔↑。僧侶の鳩摩羅什(くまらじゅう)の馬を弔う塔とされている。
ラジオからお経の声が響いている。

沙州故城↑。どんな城だったんだろう・・・。
風化色が哀愁を誘いますね。


井上靖さんの『敦煌』を読んで以来、念願の莫高窟に行けてハッピーな1日でした(*^o^*)
最後までご覧頂きありがとうございました!

4日目は敦煌より更に西へ行く「西路線1日ツアー」の様子をお伝えします!お楽しみに~



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