独り言44
「最後に勝てばいい」という言葉に
最近自分なりに納得してきた。
最初に勝ったり、途中で勝ったりもいいが、
そうすると勝った後も「続いていく」ということに気づく。
結局、この「続いていく」というのが
皆怖いのでは?
勝ったとしても、「続いていく」ことで
また勝たなきゃいけない、みたいになる。
最後に勝てば、それで終えることができるし
勝ち逃げできる。
例えば人生で例えるなら、
人生の入口や半ばで自分が思う幸せ(名声、地位、金、伴侶etc)
を手に入れ、
喜び、嬉しがり、勝利に浸り
しかし、それでも人生は「続いていく」。
転落なんて一瞬。
そこからまた這い上がっていくのもよくある英雄譚だが、
俺は、どちらかといえば、
途中でどんだけみじめで、人から裏切られ
蔑まれ、未来分の苦しみを前借りしてでも今を苦しみ
ただ生きているという可哀そうな状態だと言われても、
(俺自身はただ生きている状態を可哀そうだとは全く思わないが)
最後生き切って死ぬ寸前に「俺は勝った!」ハハハと
やるせない世の中とおさらばできれば
そっちの方がいいのかな、と思っている。
そう思えば、眠れない夜が一日、また一日と
減っていく気がする。
そう願っている。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?