独り言71

物に感情移入してしまうのは変だろうか?
近頃は横断歩道に設置されている
歩行者用信号機の「気持ち」が気になってしまう。

街を歩いていると
信号が赤から青になる直前の1、2秒を
フライングして横断歩道を渡る歩行者が意外と多い。
そんな1、2秒早く前に進んだって
ほぼ何も変わらないんじゃない?って俺は思うが
歩行者用信号機は、どう思っているのだろうか?

道によっては
こんなところに歩行者用信号機いる!?
という道もあるが、
俺は極力しっかり立ち止まるようにしている。
それは勿論安全のためとか、法律を守るとかという理由もあるが、
信号が赤の時ぐらいは、一度立ち止まって
空を見上げたり、雑草の花を愛でたり
歩行者用信号機の労をねぎらったり

または何も考えずぼーっとしたり、
そういう時間を、信号機が赤になることで与えてくれていると考えれば、
それはすごく価値があることだなと思う。
せわしない日常から、ほんの少し解放してくれる気がしてね。

そう思えば、日常生活においても
心の中に「信号機」を意識するのは良いかもしれない。
ずっと「青」だとなんか疲れるし
定期的に「赤」に変わる(変えていく)ことで
立ち止まらなければ気付かない大事なものに
気付けていくことができる気がする。

こんな風に思っている俺を
歩行者用信号機はどう思うのだろうか?
気になるなあ。

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