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初々しい若ママはエネルギッシュ! Moondrop CHU(竹)2

こんにちは。あら50りっぷです。

AliExpressセールの最後に2,100円で購入した 
Moondrop CHU(竹) 2。つや消し黒に金で竹の葉をモチーフにしたシンプルなデザインが施されています。

いつでもどこでも気軽に持ち出せる、そんなイヤホンがひとつあるといいよね

初代CHU(竹)はリケーブルの出来ないモデルでしたが、CHU 2からは標準的な0.78mm 2pinコネクタの分離型になって、リケーブルの汎用性が大いに高まりました。CHU 2を手のひらの上に載せるとどれだけハウジングが小さいかがわかりますね。コンパクトで軽量、どこでも気軽に持ち出せる。これがCHU 2のキーワードです。

マットブラックの質感の高いハウジングは超コンパクトで軽量だ


MoondropのニューエントリーモデルとなったCHU 2ですが、3,000円以下の低価格ながら上位機種で培った技術を惜しみなくつぎ込み、びっくりするくらい寒色カリカリ系のクリスプサウンドを実現したモデルになっています。いやむしろ上位機種以上といっても過言ではないかも。こんなどハマリしそうな面白いイヤホンなかなかないからな~。

10mmDD×1基を搭載したシンプルな基本構造ながら、振動板には他ではほとんど類を見ない「アルミニウムマグネシウム合金ドーム」複合振動板を採用しています。振動板のエッジに特性の異なるポリマー複合素材を用いることで音の歪みを低減しているとまで謳われています。

CHU 2からケーブル分離型になった。0.78mm 2pin仕様でリケーブル汎用性も高い

ハウジングはフェイスプレート/ボディーともにオール金属製で、アルミ合金鋳造技術によって軽量に製造されています。KZのオーソドックスなモニターイヤホン形状とは異なる外観が新鮮です。やや太めのノズル部はCNC 加工された真鍮素材を使用しているので非常に剛性が高いです。ノズル部だけ破損することはめったにないでしょうが、フィルター部はねじ切りで取り外しが可能になっています。将来的に音質を変化させるオプションフィルターが発売になるのでしょうか?

真鍮製のフィルターは交換が可能。オプションフィルターの発売予定があるのか

この価格帯にして、非常にビルドクオリティの高いシェルにはマットブラック塗装が施され、指紋もつきにくく、ホコリも寄せ付けず、デザイン的にまったくチープ感がありません。モチーフの金の竹の葉が左右デザイン違いになっているのも、並べて初めてわかる遊びでおしゃれですね。

左右で描かれた竹の葉の数が違う。塗装不良か?と思ったほどさりげない遊び

ハウジングはコンパクトで耳入れもスムーズ。オールアルミ合金なのに重量は樹脂と大差なく、軽量で装着感もノーストレスです。

JialaiのJLH2銀銅ミックスケーブルは、音の量感を底上げし高域をさらにクリアにする効果がある


とりまわしの良い銀メッキケーブルが標準で付属してきますが、このケーブルのままではCHU 2のポテンシャルを最大限に活かしきれないでしょう。音の量感をパワフルに、高域を明瞭にする定評のJialai JLH2銀銅ミックスケーブルに早々にリケーブルして試聴します。純正ケーブルとの性能差は結構大きいはずなので、音の分離感と明瞭さは一段高まっているはずです。イヤピは今期常用している2種類のうちのひとつ、ELECOM製の SPARE EAR CAPに交換します。

傘の素材が薄くソフトで耳入れが良い。軸部分は硬質素材が使用されて音にメリハリを加える
ELECOM製の SPARE EAR CAPは耳に深く装着できるので遮音性が高く、低域ブースト効果もある

開口穴サイズは中程度ですが、軸に硬質素材を使用していることで音にメリハリが加わり、低音の量感をブーストしてくれるため、もともと低域が抑え気味のCHU 2と相性が良いはずと考えましたが、思った通りベストマッチングでした。

音質について
初代CHUは高域の煌めきが高評価のモデルでしたが試聴していないので、CHU 2でどの程度グレードアップしたかは判断できません。でも一聴して非常にクリスプな高域でした。例えるなら、最近のKZのニューモデルのような、中高域主体のナチュラルフラット傾向に高域の超クリスプさと低域のキレがプラスされた感じとでも言いましょうか。ナチュラルバランスなので、KZのような重低音おばけではありませんが、ベース・サブベースの響きはリケーブルとイヤピで十分に引き出すことができ、ジャンルを選ばずどんな曲でも弱ドンシャリくらいには調整することが可能でしょう。

音場は天井を感じないくらい広く、高域は金属複合メッキ振動板の特徴である、硬質でキレのあるクリスプサウンド。金属音の煌めきが特徴的でありながらも刺さるようなことはなく、金属シェルが嫌な残響感をきちんと抑制してくれるので、エントリーモデルとは思えない質の高い音が楽しめます。

中域のボーカルも寒色系で、十分に前に出て明瞭に聴こえるので、男性・女性ボーカルともに明るくエネルギッシュに聴こえます。音場以外に定位も良く、臨場感のあるサウンドに没入することができます。また低インピーダンスで、スマホ直挿しでも音量が取りやすいのもありがたい設計です(高音質にこだわるなら簡易DACは必須かな)。

低域はキレと躍動感があり、重低音ではなくとも十分な「量感」を感じます。リケーブルやイヤピの低音ブースト効果もあり、沈みこむようなサブベースの響きもあって中ドンシャリ程度までは楽しむことができるでしょう。

CHU 2はめずらしく全音域にわたって寒色系カリカリ系で、ウォームさのまったくないサウンドなので、長時間聞いていて聴き疲れする人がいるかもしれません。そのような場合はケーブルやイヤピで調整する必要があるかもしれませんね。

CHU 2は高機能でありながら、デザインもコンパクトで主張しない外観なので、歩行中やCafeなどでのチルタイムにオススメのイヤホンです。

CHU 2を人間のタイプに例えるなら、家事と育児の両方をテキパキとフットワーク良くこなす、カッコイイ若ママのような、ポジティブで明るく元気な
躍動感のあるサウンドです。ボクはこのCHU 2の独特なサウンドにどハマリしてしまって、日常のお供にする確率がかなり高いです。もちろんお気に入りイヤホンリスト確定です!

CHU 2は1本持っていて絶対に後悔しない面白いイヤホンなので、この機会にぜひ手に入れて聴いてみてくださいね。

主張しないつや消しブラックが大人イヤホン
LAN付属のケーブルとCHU 2の組み合わせは相性も 良く、取り回しも良かった

最近手に入れた上位機種「LAN」付属の銀メッキケーブルは、持ち回りの良さと音質面でCHU 2とかなり相性が良く、組み合わせて使用しています。このケーブルはLANよりCHU 2に組み合わせたほうがいい音になってしまうなんて、なんとも不思議ですね~ メーカーアンケートにそう返事しておこうかな。



AliExpressで購入の場合

【Moondrop(水月雨) CHU 2】
https://ja.aliexpress.com/item/1005005929405166.html?spm=a2g0o.order_list.order_list_main.70.4ed9585aNhTpTK&gatewayAdapt=glo2jpn



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