小学生にも分かる男系天皇論!百田尚樹的展開
百田尚樹が鉄砲玉!百田狂信者の末席を汚す身として男系天皇の美学をレクチャー!
そもそも男系とはなにか。これは家父長制のこと。
つまり天皇の娘は父が天皇なので、娘が天皇をつぐ場合は男系女性天皇。
ところがさらに男系女性天皇の息子がつぐ場合は、母が天皇家の血筋になるので女系男性天皇となる。
したがって父をたどり神武天皇まで遡れる系譜が男系天皇ということ。
問題は現在、天皇家では女性ばかりが生まれ跡目が危ぶまれ、また女性の社会進出の推奨の時勢もあって女系天皇容認派が生じていること。
現状の勢力は3つある。
まず、戦後GHQにより除籍された旧宮家を復帰させることで跡目問題を克服する男系男性天皇派。
旧宮家は世俗化しており、信用できないと否定する女系容認派。
男系に擬態し男系女性天皇として愛子天皇を礼賛しつつ愛子閣下の子供ができたところで、翻意してその子供に継がせ、女系天皇をなそうとする偽装男系女性天皇派。
この三勢力による三つ巴がショービジネスとして展開されインフルエンサー尊師の収益リソースとなる。
もちろん他に天皇廃止をとなえるマスカキの族もいる。
さて天皇とは何かから男系でなければならない本当の理由を語ろう。
天皇は象徴であり国体をなし、国家権力を権威付けする、いわば共同体と権力秩序の根拠である。
したがって天皇に先だつ根拠は存在しない。
このような国民に絶対的に先行する国家権力の根拠を国民が決定してしまうと、それは根拠として機能しなくなる。
したがって理論的には天皇を誰が継ぐかを国民が選択することは国体の解体および天皇の天皇性の否定に直結する。国民を基礎づける権威は国民に先行せねばならない。でなければ根拠の自己循環に陥る。
つまり国家権力の根拠を国民が選択するならば、その根拠は国民の側にうつる。というのも天皇の根拠が国民の選択になるからだ。
この場合、天皇によっては権力は基礎づけられない。
そして伝統でありルーツとしての価値も失う。
ルーツは根っこであり、自己の選択に先立つものだけがルーツとなるから。
したがって国民による天皇の選択は国民の根なし草化を招く。
よって天皇が男系であることにはいかなる合理的根拠も必要としない。というのもそのような合理性を超えたところにのみ選択を超えたルーツ(根拠)の引き受けが成り立つからである。
ルーツは引き受けるのであって選ぶことはできない。
もしなにか合理的な理由があって男系だというならそれは男系を国民が選択したことになり、伝統に先だって人間の選択が介入することになる。
これではかりに男系を維持しても国体やルーツ、国家権力の根拠といった天皇の職能は機能しなくなる。
したがって非合理性におけるオルタナティブな理合のみが、男系でなければならない理由に値する。
つまり天皇も伝統も合理主義を超えている。オルタナティブな理合としての非合理性が天皇の天皇性の唯一の根拠たるのだ。
これが男系であらねばならぬ根拠の全てである。
巷でいう設計主義は悪で歴史や伝統を変えると何が起こるか分からないからリスクマネジメントとして男系の伝統は変えるべきでないだとか、ここで女系に変えたらさらなる変更を惹起し将来の天皇家の喪失を招くから男系だとかは、まるで頭の悪い猿の寝言であって間違っている。
そのような合理や打算によって男系維持を国民選択に貶める行為は、いわば天皇の形骸主義、制度主義の哀れな発露に他ならない。
天皇制といって憚らない共産主義者となんら変わらないだろう。
というのも男系を合理的な制度と見なすに等しいからだ。ここに日本の保守の愚かさとバカさがある。
もちろん、偉大なる百田尚樹総帥は全てを知った上で、あえてチープに天皇への愛を騙っている。全ては計算された戯言である。
いわば百田寸劇の味付けであり演出であって、SNS時代の政治が下半身の快楽原則に依存することを熟知しているからこそ百田尚樹総帥はあえて頭の悪いロジックを騙りウケを狙う。
百田ランドは夢の国、幻想によって日本を地球の楽園へと見せ掛け、国民の勃起をなし戦後レジームを突破する!
つとめて勃起してみせるタイプの国士といえよう。
天才海坊主、百田尚樹の手練手管である。
しかし現実の問題として旧宮家は信用ができない。というのも旧宮家は世俗化しており天皇家の看板で荒稼ぎするならず者もいるからだ。
かような俗物を聖域に加えることは即、国体の解体を意味し、国家に禍根を残す。
したがって天皇の亡骸をイコン化し、AIによって公務をこなすAI天皇による解決が考えられる。
令和天皇の亡骸を液体窒素で保存、カプセルに格納、カプセルにスピーカーを搭載しAI令和天皇によって喋らせることで死を超越した永遠の天皇を実現。
あるいは天皇は国民の信憑によって成り立つので密かに確かな人格者の男子を養子でいれて、それを実子という設定にして継がせるのでも事足りるだろう。小細工を解禁すれば問題はどうとでもなる。そもそもじつは歴史のどこかで天皇が全くの別人に入れ替わっている可能性を誰も否定できないわけで、あくまでも信憑だけが天皇を天皇たらしめるものである。だから細工にはバレない限りなんの問題もない。
これは理論的かつ原理的に言える事実である。
問題はこうした細工を理解しない猿どもが権力にまで蔓延っていることだろう。もし僕や百田総帥ならば、確実にバレずに工作可能ならば、迷わず完璧な人格者の天皇の跡目を外部から用意する。これぞ真の愛国だからだ。
いずれにせよ、なまぬるい理想論のアホどもが仕切る現状では、天皇がこの先どこまで続くかは極めて怪しい。
半世紀もたたぬうちに無くなる可能性も否定できない。
そのときは最新のサイボーグ技術で100歳をゆうに超えるヘンズリサイボーグ百田尚樹を新生天皇とし、ネオジパングの建国に挑むしかなかろう。
百田尚樹のザーメンで祖国の国旗を染め上げろ!
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