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こば紀行#31 岩村城

このコーナーでは、浜松から行けるプチ観光スポットをご紹介しています。

第31回目はこばの城攻め編第4弾、岩村城

浜松市街から257号線を北へひた走る!

皆さんは、子供の頃、車で出かけた時に「今走っているこの国道はいったいどこまで続いてるんだろう...」と思ったことはないだろうか。私はおっさんになった今でもそんな風に思うことがあり、そのままあてのないドライブに出掛ける。その流れで今回は金指街道、国道257線を辿ってみた。

難攻不落感は今もなお残る

ひたすら北へ、金指から引佐・鳳来へ抜ける道はその昔、すれ違うのもままならぬ狭い悪路だったが、今はだいぶ整備されている。基本山道ばかりを走ること2時間半、標高717Mの山城、岩村城に辿り着く(A地点)。1185年、源頼朝の重臣加藤景廉が築いたと云われ、以後、明治維新に至るまで様々な城主を迎え存続してきたそうな。戦国時代には武田家家臣秋山信友や、織田家森蘭丸も歴代城主として名を連ねている。織田信長と武田信玄による争奪戦が繰り広げられた山城とあり、登り詰めるにも労を要する。とはいえ、前回の菩提山城よりは楽かな...麓には古い建物が並ぶ城下町もあり、散策するには飽きない。電柱の地中化がされているため、より往時の雰囲気を楽しむことができる。

丘の上にみえる観覧車が恵那峡ワンダーランド

岩村城からさらに北へ45分程行くと、恵那峡に着く(B地点)。90年代?の恵那峡ランドのCMのイメージが強すぎるが、実際に訪れるのは初めてだ。基本、ダム湖と湖畔の公園(散歩コース)という感じで、遊覧船も出ている。遊歩道にあるベンチに座り、湖を眺め、鳥のさえずりを聞きながらボーッとするのがオススメだ。時折、ジェットコースターのどことなく空しい轟音が聞こえてくる。空しく聞こえるのは、ガラガラというレールを走る音だけで乗客の絶叫らしき声がないからだろう。轟音は対岸、丘の上にある恵那峡ランド方向から聞こえてくる。が、今は恵那峡ワンダーランドと名称が変わったようだ。ここもバブル時代の輝きを失い、閉鎖の危機(実際に一時は閉鎖していた)を乗り越え、今なお生きる延びている(以上、インターネット調べ2017年当時)。 哀愁に近いものを対岸にいながら感じられる。明日も頑張ろうと思えるスポットであった。(こばやし)  2017.7.20 公開


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