クロスバイクにディスクブレーキの必要性について

結論から言えばいらないと思う。

そもそもディスクブレーキの特性から、その性能が最大化されるシーンを考えてほしい。

雨の中で下り坂、それも急勾配であればあるほどディスクブレーキの性能は最大化される。
ロードレースにおいて、最小限の減速でのコーナーリング等、シビアな速度管理が要求されるシーンで繊細なタッチを出せるディスクブレーキが、リムブレーキとの重量差を加味してもタイムアタックにおいて優位性が上回った為、ディスクブレーキモデルのロードバイクが増えたわけだ。

それに対しクロスバイクはというと、そもそも基本的にレースに出ない乗り物なわけだから、繊細な速度調整は必要ない。更に言えば泥除けを付けない、雨の日はクロスバイクを使わないという人が多いという観点から、クロスバイクにディスクブレーキは趣味性の高いパーツ、つまりオナ〇ーになっているのが現状だ。

たしかにVブレーキに対して滑らかに繊細に制動が効いていく様やホイールが装飾されたように見えるディスクは官能的ですらあるが、それはオ〇ニーだ。

以上のことを踏まえて改めてタイトルの「クロスバイクのディスクブレーキの必要性について」に話を戻そう。

クロスバイクにディスクブレーキはいらないだろう。
必要な人がいたとしても間違いなくマイノリティだ。
企業の利益を追求するのなら切り捨てた方がいい層だ。

メンテナンス性を考えてもロードレースに出る人がレース前に自転車屋に定期的にメンテナンスに出すとかならまだしも、一般的なゆるポタ・ホビーライダーがディスクブレーキのメンテナンスが出来るだろうか?一年に一回もしくは2年に一回自転車屋さんに持っていき、工賃含めディスクブレーキのメンテナンス費だけに15000~20000円程度のお金を払えるのだろうか。

それならメンテナンスのしやすい、ケーブル外装のVブレーキのクロスバイクで良いんじゃないかと思う。

年々物価高騰でクロスバイクもロードバイクも値段が上がり、2023年からはヘルメット着用の努力義務が課せられ、ちょっと近くのコンビニに行くのに自転車を使うのがめんどくさくなり、自転車業界はパーツの供給が困難になったり、在庫を抱えてしまって赤字、事業規模を縮小する会社も出始めました。

ケーブルは内装じゃなくてもいい。
ディスクブレーキじゃなくてもいい。
フロント3枚の変速とか使わないし、故障リスクが増えるだけ。

だからその分安くて良いクロスバイクを作るとか、
値段は据え置きでいいから、その分フロントフォークをカーボンにして、コンポーネントを良くするとか。

たぶんそれだけで売れるクロスバイクが作れるんじゃないだろうかと、そう思うわけですよ、ええ。

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