データドリブン:文化醸成に向けて
誤解? 真実? 実態?
データドリブン文化とは、組織内でデータを基に意思決定やビジネス戦略を展開するアプローチ。
近年、データ活用の重要性がますます高まっているというのに……
なんだろう……
データを真の意味で捉えて、これでデータ活用に向けた正しい行動・取り組みができていると言えるのだろうか、と疑問に感じる場面があるのです。
「データドリブン」……言葉だけが独り歩きをしてしまっているのではないか、という印象さえ受けるのです。
「データ活用しているよ。Excelで売上データを分析をして、それを元に判断しているよ」といった声も聞こえてきそうです。というか聞こえています。
「データドリブン」とはビジネス上の意思決定や施策立案において、データを基盤とした判断・アクションを行うこと、とされています。
やはり抽象的で、さまざまな解釈がされてしまう……。今までの数値データとの向き合い方の延長で捉えられてしまっても仕方がないのかもしれない……。
否!
その認識を少しずつ変えて行かないと。
そもそものデータに対する理解から。
データとどのように向き合っていけばよいか。
データの受け入れ体制を整えていき、組織の体制も柔軟に整えていかないと、だ。
データには、私たちが抱える課題を解決するための貴重な情報が詰まっているということ。さらに、データを分析し、洞察を得ることで、より効果的な戦略や意思決定を行うことができるということ。
これらを伝えていきたいのです。
データドリブン文化醸成のためのステップ
データドリブン文化を実現するためにどういったプロセスが必要か考えてみました。
1. データの収集と整理
まずは、組織内でバラバラなデータを収集し、整理すること!
そして、収集するデータを効率よく受け入れる枠組みを作る。
仕組化。データ基盤構築ですね。
DXでいうところの、デジタイゼーション、デジタライゼーションの段階でしょうか。残念ながら、この段階で頭を抱える企業さんは多いようです。
次のステップ以降を効率よく進めていくためにも、データの収集方法やデータ基盤構築は大切ですね。
2. データの分析と洞察
ここからが本番。ここからがTableauの出番です🌟
収集したデータを多角的な視点で分析し、洞察を得ることで、問題や課題を把握することができます。
ここでKT氏も強く言っていたのが、
「なぜデータ分析をするのか。その目的やタスクをしっかりと関係者が共有していること」
ここが抜け落ちていると、分析が目的化してしまいますね。
3. データの共有と活用
そして、目指すべき状態というのが、組織全体でデータによる知見を共有し、活用することが”当たり前”という状態になっていることなのです。
KT氏はこの”当たり前”という言葉について「思考を硬直ささせるという意味ではなく、当然のようにデータがそこにある状態と解釈してほしい」と言います。
理想的な環境。
文化醸成に向けてとても大切な志。
この1.2.そして3.の道のりは長い旅路となるかもしれない。しかし「情報の透明性を高め、意思決定や戦略の根拠としてデータを活用できる環境を整えていく」という思いをもって、自分にできるところから始めていきたい。
まずは仲間づくりですね!