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献血に行ったよ

 多忙(僕にとっては)で最近疲労が溜まっていたので、お盆に入って強制的に休ませられるのは強く感謝しています。でもパソコンの作業もあるので完全な安息日という訳でもない。苦しいね。でも作業しないと不安でもある。

 日曜日は作業がうまく進まなかったので、気分転換しようと親と一緒にデパートへ行った。ゲームセンターと本屋、あと時間があったらぼっちざろっくの劇場にでも行こうかな……と考えながら。
 とはいえ音ゲーは1クレで飽きて、本を手にしても数ページで飽きて、デパートに併設された映画館まで歩くのも億劫で、もはや八方塞がり。本も読まずに本屋中を歩き回る不審者と化していました。端的に言えば病んでいた。頭が思考を放棄している。

 本屋の徘徊にも飽きて色んな店を眺めていると、ふと献血センターを見つけた。この場所では16歳の献血も認められているということで、興味本位で踏み入ってみる。頼むからこの鬱屈とした自分を救ってくれ。
 
 二十分ほど問診や注意事項の説明、血液型検査を受けた後、ベッドの上で横になる。一応パニックを起こさないように針は目視しないよう忠告を受けたが、刺すときに軽い痛みを感じたきり、数分寝ていたらいつの間にか終わってた。200ml吸われた自覚もほとんどない。
 気分が落ち込んで頭が回っていなかったのもあり、恐怖や緊張はあまり感じなかった。鬱を前に吸血など些事である。そのせいでスタッフさんにはひどく驚かれた。おだてられているにしてはあまりにもオーバーリアクション。
 彼らは丁寧かつ優しく接してくれた。雑談だったり何気ない声掛けが人間に飢えた僕を優しく癒す。雑談ごときでテンションが上がるほどのコミュ障も問題ではありますが。

 献血というわかりやすい社会貢献は、たとえ偽善だったとしても自分に生きる意味を与えてくれる。コミュ障が人と話せる数少ない機会でもあるしね。次回の献血は9月から。記念祭の準備中に体調を崩すわけにもいかないので、行くのは10月からかな。対よろ。早く血と毒を抜いて欲しい。

 みんなも行こう! 献血に!
 

 


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