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糖質制限

幼い頃からの食習慣は、幾つになっても影響すると思う。
私はスナック菓子が大好きな上に、底無しに食べて育った。
食が細くスリムな家系なのに、私だけ体格も良く成長も早かった。我が家には、適量という概念がなかったのかも知れない。私の親は、幼い頃に食に苦労したらしく、子供たちには好きなだけ食べさせてやりたいと考えたらしい。

そして私だけ、ぽっちゃり少女に成長してしまった。

今でこそ、何とかどうにか体型をキープしているとは言え、油断すると直ぐ体重が増えるし、年齢と共に代謝が落ちたのも痛感する。少量で満腹になる女性が、昔から羨ましくて仕方なかった。
家族の中で私だけが、余計な脂肪に悩まされ、ダイエットして痩せリバウンドしては、またダイエットするを、何度か経験した。

昨今ほど様々なエビデンスに目を通す機会がない時代のダイエット法としては、有酸素運動とカロリー制限の一択だった(〇〇ダイエットは省く)。

20代半ばで自ずと、成分表を確認すべくパッケージをひっくり返して裏を見るようになり、甘い飲み物はやめた。
でも30代は、粉もんもパスタも丼&麺定食も日常的に食べていた。スナック菓子もスイーツも大好きだった。

40代に入って世間で糖質制限が流行り出して、私も乗っかってみた。
あと2kgほど落とせれば良かった。でも、たかが2kgされど2kgだった。
もともと白ご飯への執着がそこまで無かったので、割と始め易かった。
パンもパスタもやめられた。丼&麺定食もスナック菓子もやめられたし、コンビニにも寄り道しなくなった。

ただそのぶん、スイーツがやめられなくなった。

まるでこれまでの炭水化物をスイーツに集約するように、例えばロールケーキを一本まるまる完食したり、複数のスイーツを買い込んで、満腹になるまで食べ続けたり。今から思えばスイーツ中毒だったと思う。
仕事で疲れやストレスを感じると、それを理由にドカ食いする日もあった。

太る太らない以前に、この偏りが良い筈はなく、何とかしてスイーツをやめたかった。

【ファスティング】へ続く。

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