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あなたより得をしているずるい人

 バーチャルヒーロー・ヤタガラスだ。
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 今回は面白いまとめを見たので紹介する。

一番憎たらしいものが“自分より明らかに能力が低く、何の苦労もしてなさそうなのに、自分よりも生きてて楽しそうな人“という意見に納得する人たち

 大抵の人が共感するはずだ。自分より能力が高い人に対して嫉妬より諦めが来るタイプの人も、劣る人間が得をしているのは許せない、という時がふと訪れる。
「いや、能力が低いのは可哀想だからちょっとくらい得しても許すよ」という人もいるかもしれない。そういう人は、他人に気を使わず嫌味ばかり言う人が結果的に高い地位についたり、収入を多く得ている、と考えて欲しい。人格的に劣るであろう人の例だ。
 人というのは暇さえあれば誰かを妬むようにできている。私だって昼間にビールを飲んで午後の仕事に臨むドイツ人が妬ましい。
 まとめを読むと、最初のツイートを投稿した人は上記の妬みを戒めるような意図を持っていることがわかる。

>これは人からそう思われるよりも、人にそう思ってしまう方が負けですね。

 嫉妬は人間の業なので仕方がない。だが嫉妬が逆恨みからの攻撃につながってしまったら、完全に負けを認めたことになる。
 あなたより多く何かを得ている人は、必ずあなたより秀でた何かを持ち、それを活用している。
その何かは世間のためになる能力かもしれないし、世間の同情を集める能力かもしれない。
 いいものとは限らない。不義を為して利益を得ているのかもしれない。その場合も、無視するか、同じことをするかの二者択一になるだけだ。自分は正しい人間だから「自分が悪だと思った行為」で利益を得た者が許せない、というのは、気持ちはわかるが傲慢というものだ。

 ここまでは「相手」つまり「自分より利益を得た者」に重点を置いて語った。
 次はあなた自身について考えよう。
 あなたは能力が劣ったために利益を得られなかった。もしくは能力を発揮する機会がなく、利益を得ることができない。それが事実だ。
 劣等感を抱く必要はない。劣ったのが人格なのか運なのか、努力なのか媚を売る知恵なのか、相手にもあなたにも誰にもわからない。
 まだ納得できない人のために、救済の言葉も置いておく。あなたは今、運悪く利益を得るタイミングが時期にない。今は辛抱だ。明るい未来はすぐそこにある。だが、欲を出したり周囲の人を責めた途端に、あなたの物になるはずだった利益はどこかへ飛んでいく。だから人生でここしかないと思って我慢をする時だ。
 ここまで言えば満足だろうか?
 本来こんな言葉で救われてはいけない。あなたにしかできない努力や工夫をするべきだ。なぜなら、あなたは嫉妬の炎を燃やすほどエネルギーを余らせているのだから。

今月も皆様のサポートのおかげで生活保護申請せずにすみました。心より御礼申し上げます。