政治の話題にもっと危機感を持つべき理由

み、みんなはさ?政治とか興味ある?

空気読めてない人
https://twitter.com/mihana07/status/1775897006214713559



どうもしらこばとです。
みんなが目を背ける「『政治の話』の話」を書きます。クレーム上等全無視全ツッパですんでここから先を読むなら覚悟してください。

結論から言うと、政治の話を振る人は殴られる覚悟をするべきだし、政治の話を振られた人は隙を見せた自分たちを恥じてください。
細かいことは以下に続きます。

政治の話を振る側の人へ

まず第一に、あなたは失礼なことをしています。
あなたが政治の話を振る対象が「あなたの属するコミニュティ」であるか「赤の他人」であるかわかりませんが、どちらにしても失礼です。
どんなにあなたが正しくてもあなたが推す思想や政党や政治家が正しくても、目の前の人は血が通った人間であり、ある程度の分別があり、すでにある程度の政治思想の色が付いています。
多くの人はテレビや新聞で述べられている政治的な主義主張に対して、ある程度の意見や感情を抱き、適宜表明しているのです。
表立って述べてはいないとしても、付き合いがあればわかるものです。言葉にせずとも目に見えるほど政治思想というのは色が濃いのです。

あなたが「この人達は政治なんて興味ないんだな」と薄ら思った時、まず第一に考えるべきは「私はこの人達に対して政治の話題を振ってよい仲ではないんだ」です。

あなたは目の前にいる人の政治思想や立ち位置などを教えてもらえない、または感じ取れない程度の関係しか気づけていないのです。

もしかすると嫌われているから教えてもらえないのかもしれません。

政治思想は雨の日の雨具のようなもので、目的は同じでも人によって違いが出るし、そして外から見たら存外目立つものです。

あなたは雨合羽愛用派とします。
それもセパレートタイプのレインスーツを好みます。
動きやすく、裾までしっかり守ってくれるからです。

ですが、世の中にはレインコートを愛用する人もいます。
ポンチョを好む人もいます。
傘で十分だという人もいます。
いやむしろ傘がいいんだという人もいます。
皆それぞれ理由があり、でも理由を自覚しておらず説明ができない人もいます。

他人に「あなた雨具とか興味ないと思いますけど」とズケズケ言う人は、目の前の人が持っている傘に目をやっていないか、無視しているのです。
または目の前の人が着ているコートがレインコートであることを無視しているのです。

カバンの中に折り畳み傘を入れている可能性だってありますよね。

「この人達は政治なんて興味ないだろう」が以下に傲岸不遜な類推であるか、おわかりいただけたでしょう。
思うだけなら許されています。
他人を愚かだと思う思想信条の自由は日本国憲法が保証しています。これが憲法にでも書いておかないとすぐ破られる脆弱な権利なんですが、それはさておき好きなだけ心の中で見下げてください。
ではそれを意見か何かのように表明することは、相手に嫌われる可能性と引き換えに許される自由です。
先ほどの雨具の喩えをもう一度思い出してください。もし同じ思想を持っていても嫌われる可能性が高いですよね?

それにどうせあなた達、相手が即座に「自分と違う政治思想を丸出しに」してきた時、気分を害した上で「あの人は政治がわかってない」というんでしょ?
どこにそんな権利があるんですか?

政治の話を振られた人へ

残念ですが、隙を見せたあなたの負けです。
なぜ、そんなにも空気の読めない人をコミニュティに近づけたのですか?
または、なぜそんなに空気の読めない人に対して、わかりづらい態度で接したのですか?
「いい人だと思ったのに」という言い訳はあるでしょう。当然です。誰だってそう言います。

立場的に相手が強ければ仕方ないかもしれません。
例えば職場の先輩がある日突然「○○党に投票しろよ」と言ってきたり……あ、これは政治じゃなくて宗教でしたねw
まあ共産党と公明党は信仰心からそうなってしまうので大目に見てやってください。荒らしに反応するのも荒らしと同罪って昔の掲示板で言われてましたし。

「政治の話をしない」コミニュティがあったとして、なぜ政治の話をしないかの説明が必要な人(理解力・洞察力に欠ける人)がいるわけです。
「ここには右寄りの思想を持つ人も左寄りの思想を持つ人もいて、その上○○主義の人も○○思想の人もいる。それらを平等に扱い、誰も傷つくことなく、各々の思想とは別の目標に向けて前進していくために政治の話をしないのだ」と、説明をしなければわからない人が。
それが冒頭に引用したポストの、画像の女の子です。
おそらく中二病的要素を残した意識高い系で、軽くASD傾向もあるかもしれません。
SNSやYouTubeで教わってきた「若者は政治に興味がなくてー」という文句を信じ込み、本当に目の前の人々は政治に興味がなくて、それが世の中の為にならないから自分が何とかしなければならない、と思い込んでるわけです。
僕はいいとこ年寄りなので、むしろ「若者ならそういう『世の中の真実』みたいなものを吹き込んで煽動搾取する悪いオトナに反発しろよ!」と憤ってしまうのですが、まあそれを直接表明するのも大人気ないのでやりません。

とにかく隙を見せた結果「政治とか興味ある?」と言われたとします。
ここからリカバリーするには、堂々と「うん、みんな興味あるしニュースも新聞もSNSもネットの動画も見てるし悪いことに怒ったりもする。でもそれを狭い場所で言うことで、他人の大切な何かを傷つけてしまうこともある。だから普段は言わないし、そういう仲間はよそで作ってるんだ。むしろ今までそれを察してこなかった君は社会に対する自分の姿勢を見直すべきだし、自分の不勉強を棚に上げてはいけないよ」といったニュアンスの事をやんわり伝えないといけません。

そもそも「政治に興味ないでしょ」は言葉も出ないほどのスゴイ・シツレイなセリフです。
仲間はずれを作れというのではなく、既に仲間はずれになっている人に、改めるべき点を教えてあげるのです。

目に見えない問題点

よく「野球と宗教と政治の話はするな」と言います。どうやら営業マンやセールスマンの教訓らしく、顧客と喧嘩になってしまうことを防ぐためだとか。
それはあくまでも他人同士のこと。
身内レベルで政治や宗教の話題が出た場合に気をつけるのは、カルト汚染です。
今更どの宗教が〜とかどの政党が〜と述べたりはしません。特定の組織に拘泥する意味がないので。
当noteでは予てから悪徳商法やカルトへの警戒を呼びかけて来ました。

多くの人は宗教団体直々の勧誘などにはある程度の耐性がついているでしょう。
「あなたは幸せですか?」「はい、バチクソ幸せです!あなた達にも分けてあげたいくらい!」や「あなたは神を信じますか?」「ええまあ、私が神ですから」等のミームはご存知でしょう。
しかし、危険なのは家族や友人知人からの勧誘です。
即座にぶん殴って座敷牢に閉じ込めて……も解決しません。信仰心を強める一方です。

細かな対処法は別記事に取っておくとして、念頭に置いて欲しいことがひとつあります。
「カルトよりも自分たちとの結束を強めること」です。
カルトに走る人が求めているのは神の救済などではなく「居場所」です。
ですから「カルトの仲間より社会の仲間の方が大事にしてくれる!」と思わせたら勝ちなのです。

でも、仲間になりたくない人ほどカルトに走るんですよね……
「真の弱者は助けたくなるような姿をしていない」とも言いますし……
「がんばれよ!」と肩を叩いてあげたらいいんじゃないでしょうか(諦)

今月も皆様のサポートのおかげで生活保護申請せずにすみました。心より御礼申し上げます。