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薬草・薬樹デビュー 52 サクラ ② 生薬名 桜花 味 辛 性 平 帰経 肺 桜皮 味?性? 桜葉 味?性?
中村臣市郎先生の薬草教室で、何気なく話されたのが「さくら葉裏の納豆」です。
美味しいらしいけれど
作り方は教えてもらえなくて、さくら葉納豆で検索したら作り方ありました。小6の子の納豆研究など。作る価値はありそうです。
中村臣市郎先生のサクラ考
桜の独特な芳香が優雅に漂う究極の桜ご飯てある。
桜には防臭、鮮度・保持・殺菌・解毒の効能がありその樹皮は桜皮という漢方膜で皮膚病に古代から使われてきた。
桜の葉で包む桜餅は古人が経験で桜の効能を知ったうえての智慧であった。
桜は体毒を体外に排泄する働きがある。浄血には必須な薬草だ。桜で毒をとり,ヨモギで血液を濾過させる。血液の運行にはトウキで巡らす。
サクラ全体の効能
健志会グループ 訪問歯科事務局 健志会グループさんより
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満開の桜が心と体に与える偉大なパワーについて
満開の桜は、視覚的に大いに私たちを楽しませてくれますが、その楽しさを上回る様々な良い効果があります。
桜の香り作用
桜の上品な香りの正体は、クマリンと呼ばれる物質です。
この物質にはたくさんの効能があり抗菌作用、リラックス効果をはじめとして、鎮静作用、血圧低下作用、咳止め作用、二日酔い防止作用などが期待できます。
桜木のリラックス効果
桜の木は、フィトンチッドという香気成分を発します。
この物質には殺菌作用があり、桜の木はフィトンチッドを分泌することで、カビや病原菌から自分自身を守っているのだとか。
ちなみにフィトン=植物、チッド=殺すという意味。
フィトンチッドとは、植物が(細菌を)殺す、つまり殺菌作用をもつ物質だというわけです。 この物質を人間が吸い込むと血中に溶け込み、脳のGABAA受容体というものの応答を強めます。
この受容体の応答が強まると、興奮などが抑制され精神が安定するのだそうです。
桜の木の香りにはリラックス効果があるということなのです。
ナチュラルキラー細胞の増加
一度でもお花見をしたことがあると「気持ちが良い」ということが分かっています。
このようにお花見を楽しみに思うだけで「ナチュラルキラー細胞」が増えてくれるようです。 この細胞には免疫機能を高める効果があり、体が病気にかかりにくくなります。
サクラの花の効能
漢方ライフさんより
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桜の花の色はピンク、赤、白、が代表的な色ですが、緑もあります。
目で見て楽しいだけでなく、桜の香りはリラックス効果があります。
桜餅に使われる桜の葉が良い香りでお腹も心も嬉しくなりますね。
中国の昔の書物によると、桜の花と葉には咳を止めたり、喘息をやわらげたり、肺機能を高めたり、腸をうるおすなどのはたらきがあります。
解毒作用もあるので二日酔いにも良いそうですよ。
下記のようなときに用います。
(1)咳や喘息 (2)便秘 (3)二日酔い
桜の花
花のはたらき 咳、喘息以外にも、美容、新陳代謝にも効果があります。また栄養学上ではビタミンA、B、Eが含まれているそうです。中国の一部の資料によっては、平性、辛味、肺に帰経すると書かれています。
花の使い方
日本では、桜の花の塩漬けが一般的です。満開の花と半分開いたくらいものを、花の茎がついている状態で採収してきれいに洗い、水をしっかりふき取り、傷まないように陰干しします。干したものにお湯を入れ、お茶として飲むとよいでしょう。
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塩漬けにします
養命酒元気通信さんより
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最近になってサクラの花にアンチエイジング効果があることがわかってきました。一言にアンチエイジング効果と言っても幅が広いのですが、そのうち「糖化」といわれる反応を抑制する効果があることがわかっています。 「糖化」とは体内で余った糖分が、体内のたんぱく質にくっついて劣化させることです。たんぱく質の中でも特に「糖化」されやすいのがコラーゲンです。
コラーゲンは、皮膚、血管、骨、関節など多くの場所に存在しているので、コラーゲンが「糖化」により劣化すると、肌は荒れ、血管のしなやかさは失われ、骨はもろくなり、関節も硬くなるなど、いわゆる老化の現象が現れます。
サクラの花にはこのような「糖化」を予防する効果があるわけですが、サクラの花以外でも、ドクダミ、ブドウ葉、カモミール、セイヨウサンザシなどにも強い効果があることがわかっています。
サクラ葉の効能
Happy naturalさんより
桜の葉の効能とは
桜の葉にはクマリンという成分が含まれています。この成分には芳香、抗菌作用、血圧低下作用、アツルハイマーの防止、ガンの抑制作用などの効果があります。 桜の葉の使い方は塩漬けにして桜餅にしてみたり、お菓子作りなどに使われたりしています。桜の葉のパウダーも販売されています。
毎日グリル部トップさんより
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こっちの方が好き
葉っぱごと
桜もちにクルッと巻きついている塩漬けした桜の葉は、「クマリン」と呼ばれる天然香料が含まれています。このクマリンを大量摂取すると肝臓障害を引き起こす可能性があるとされるという情報から「桜もちの葉は食べない方がいい!」というウワサが広がったことにより「食べてはダメ」という意見が一部であがったことにより「食べてはダメ」という意見が一部で登場しました。ですがこのクマリンは、化粧品や医薬品にも使用される成分であり、糖尿病患者の血糖や血中脂肪を低下される可能性も期待できることがわかっています。
毎日、何十枚も大量に食べなければクマリンによる肝毒性は、ほぼないといわれていますので、結論からすると「時々食べる程度の桜もちの葉は食べて大丈夫」ということになります
なぜ桜もちが塩漬けした葉にくるまれているのか。ここには、「桜もちを乾燥させない」「桜もちにゴミやホコリがつかない」「桜の香りをつける」さらに、塩漬けした桜の葉で巻くことで、和菓子に雑菌が繁殖させにくい状態になるともいわれています。
塩っ気のある桜の葉が、ほどよく桜もちに染み込んで、逆においしさを引き立てている部分もありますので、昔の人たちが考え出した「おいしく食べる工夫と知恵」といえるでしょう。
大量に食べると肝臓障害を引き起こす可能性があると説明したクマリンは、少量であれば血液をサラサラにする働きや抗菌作用などが期待されます。
クマリンは一部のシナモンに含まれている成分として知られていますので、食べ過ぎなければ健康にうれしい栄養素というわけです。とはいえ、アレルギーなど身体に合う・合わないが出る可能性もありますので、食べて違和感を感じた場合はやめておくのがベター。
サクラの樹皮効能
漢方ライフさんより
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幹はごわつき、松や梅と同じように外敵から自身を守っている。
桜の樹皮 日本独自の生薬になります。原種の一種とされるヤマザクラを使っています。日本の南半分と朝鮮半島の南部に分布する野生種です。その山桜の樹皮を使います。山桜の外皮を取り除き、乾燥したものが生薬の桜皮になります。
桜の樹皮を薬として使うのは日本だけかもしれません。中国の伝統的な生薬を「中薬」といいますが、私が大学生のときの生薬の教科書、「中薬学」には桜皮はなかったし、一般的な中薬の書物にも記載がなかったので、少なくても生薬として中国ではポピュラーではないと思います。
桜皮は、古くから日本の民間療法として腫れ物などの皮膚病、解熱、咳止めなどに利用されてきた歴史があります。鎮咳、去痰作用のある漢方薬として知られています。
日本で桜皮が配合されている処方に十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)があります。 一説によると、十味敗毒湯は中国の『万病回春』(中国伝統医学の基礎理論、経絡、内科、外科、婦人科などの疾患の治療を含む書物)の荊防敗毒散を元に桜皮など加えて日本で独自の処方になったそうです。
排膿、解毒などの効能があり、腫れ物や湿疹、蕁麻疹などに用いられています。また咳嗽、腸炎などにも応用されています。
この他に、桜皮を黒焼きにしてから粉にして白湯で飲み、しゃっくりに使う、あるいは皮膚病の外用薬としての記録もあります。
養命酒元気通信生薬百選より樹皮効能
サクラと言えば「お花見!お酒!」を連想する人が多いと思いますが、実はサクラも立派な薬草(木)の一つで、樹皮を桜皮(おうひ)と言います。 薬用には主にヤマザクラを用い、樹皮にはサクラニンやサクラネチンというフラボノイド化合物が含まれており、鎮咳、去痰、湿疹、じん麻疹などに用います。咳には1日3~5gを煎じて服用します。また、八重ザクラの花にも桜皮と同じ成分が含まれていて、お酒に漬けて飲用すると精神安静、安眠、のどの痛み、美容などに効果があると言われています。
熊本大学薬学部薬用植物園植物データベースより
薬効と用途 解毒,解熱,鎮咳作用があり,魚の中毒,じんましん,腫れ物などの皮膚病,咳,発熱などに用いる.日本では江戸時代,民間薬として多く使用された.漢方処方では十味敗毒湯に配合されることがある.エキス製剤は鎮咳去痰薬として用いられている. 観賞用として植栽されるほか,葉は桜餅の材料となり,独特の芳香を楽しむ.
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♪🎶桜の苗が大きく育つ頃僕らはみんな大人になるんだ🎶♪(木下恵介記念樹)
お花で何が1番好きと聞かれたら、迷わず「桜」と答えます。同じ人はとても多いことでしょう。
桜の思い出も個々人様々。TBSラジオ大沢ゆうりの番組に投稿なさった方の「桜の思い出」が今も忘れられません。「特攻隊の弟に出陣の前に会いに行きました。咲いていた満開の大きな桜。毎年桜を見るたび弟を思い出すのです」
3.11直後に出版された長谷川櫂「震災歌集」の中の短歌です。
”人々の 嘆きみちみつる みちのくを 心してゆけ 桜前線”
東京は散り桜になりましたが桜前線は北上しています。
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