薬草考中村臣市郎


赤い実をたわわにクロガネモチ

病気を薬草で改善させ治癒させるための心がまえ

薬草はそれぞれの固有の性質がありそれは東洋医学、自然医学でその薬草が作用する部位がある。
それが4000年の経験で蓄積した法則、帰経で表される。
例えばネズミモチであるがこれの人体の作用部位は腎臓と肝臓の経であった。
すなわちその帰経は肝臓、腎臓、胃である。

解毒作用が素晴らしいタンポポは肝臓と胃に作用するから帰経は肝臓、胃である。

このように薬物には固有の性質が存在し、その性質を認識することにより、より効果的な薬物を選択することができる。

さらに薬物には気が存在しこれも非常に重要である、それは各薬物において熱性、微温、平、涼、冷、寒、大寒の性質がある。

例えば炎症性の疾患 急慢性気管支炎、肺炎、胃炎、腸炎、口内炎、膀胱炎、子宮内膜炎、リウマチの炎症時、関節炎、脳炎、病名に炎がつけばそれは炎症性という熱の疾患である。
このような場合熱性の薬物を使うとさらに炎症が悪化し逆効果になる。

例えば7月から12月までのヨモギの葉を慢性気管支炎に使うとしよう、この場合ヨモギ働きも熱性であるら、炎症を起こしている気管支には熱に熱を加えることになり病状は悪化する。

炎症がある場合は涼,、冷、寒の性質をもつ薬物、例えばスギナ、オオバコ、ドクダミ、などを選択すべきである、

このような疾患に熱性のショウガ、トウガラシ、高麗人参、などは炎症性疾患をさらに悪化させることになる。

この意味で薬草は無限に深淵なのである。
たった1日、一ヶ月ぐらいで身につくものではない。
私は薬草を研究して30年たつが今だその門に入って10m進んだに過ぎない。その先は1000万キロの道のりがある。
したがって常に初心に帰り勉強である。
✨✨✨✨✨✨✨✨✨by中村臣市郎先生

💚❤️💙🧡💜

薬草の性質を知るのは大変な作業です。
薬草デビューで20種類くらい書きましたが、改めて性質を見直しているところです。
すると中医薬の世界まで入らなければ行けなくて足踏みタンタンしています。
ほんとに先生のおっしゃる通り薬草の世界は奥が深すぎる

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