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野草デビュー107 アカミタンポポ

  以前地面から直に咲いているタンポポに驚いた投稿をしました。
  その場所にはまだまだタンポポが咲いて綿毛になってたりします。
  タンポポの知識も乏しく、背が低いからかんとうタンポポなのかなあと、みちくさ部さんに質問。
  するとアカミタンポポということです。
  わぁー。アカミタンポポっていうのがあるんだなあと。
  ウイキで調べると

 

アカミタンポポ(赤実蒲公英、Taraxacum laevigatum[2])は、キク科タンポポ属の多年草。
空地などに生える雑草。
ヨーロッパ原産の帰化植物。
環境省指定要注意外来生物。
日本の侵略的外来種ワースト100に選定されている。
  在来種のタンポポと違って、小形で、葉の切れ方が深く、外総苞片が反り返る。
  同じ外来種のセイヨウタンポポによく似ているが、果実(痩果)が赤味を帯びている。
  ただし、現在は雑種個体がほとんどを占めるため、形態の特徴のみで種を同定するのは難しい。
   受粉せずに種子をつくる無融合生殖によって繁殖する。
 
⭐️💚🌿🌱☘️⭐️💚🌿🌱☘️

  野草初心者の私は野草ひとつ覚える度にワーイワーイとはしゃいでいます。

  でも
その道のプロフェッショナルの方に コメントを頂きました。
  タンポポを見続けて、コメント下さったみちくさ部部員さんの、写真も添えたタンポポの解説にものすごく感動しました。
  はしゃいでいる自分が恥ずかしい😇
  真摯に植物に向き合っている部員さんが神々しく思えてきます。
  勉強になったコメントです。

つぼみを見ると総包葉片が反り返っています。
カントウタンポポではありませんね。

一番外側の[総包葉片]に腐食して無くなって居る痕跡が在り••その包葉片が、外反りな感じがします🙇‍♀️🙇‍♀️
確実では無いンですが••[セイヨウタンポポ]的な花弁だと感じました🙇‍♀️🙇‍♀️
冬場の低温の中では[カントウタンポポなどの在来種タンポポの開花😂少ない気がして居ます]🙇‍♀️🙇‍♀️🙇‍♀️

カントウタンポポですと••花弁の数が少なく••重なる様な感じはしないのが多いと思います🙇‍♀️🙇‍♀️

カントウタンポポ総包葉片がくっついている
写真は樹げむのさんからお借りしました

今😂純粋な[カントウタンポポ(日本タンポポ類)]の、有無すら懸念されて居ます🙇‍♀️DNA検定で、保護を進める❗️取り組みも行われるようですが••私はまだ•その活動には😢疑問を持って居ます🙇‍♀️🙇‍♀️•••純粋な日本タンポポ種••って?ナニなのか??【総包葉片の外反り‼️有ればセイヨウ‼️無ければ在来種‼️】そう覚えて、在来種タンポポを探し続けてきました。

  そのコメントを読んでタンポポは奥が深いのだなあと感じ入り、
  真夜中なのにカントウタンポポを検索。
カントウタンポポを探せというサイトを見つけタンポポの実態を多少知ることができました。
   Daily Portalさんの「今、タンポポは雑種だらけ!?タンポポ見分け散歩に参加した」の記事で
タンポポ研究者の保谷彰彦さんのお話がありました。

Daily Portalさん
路傍で鮮やかな黄色い花を咲かせて春の訪れを知らせるタンポポ。カントウタンポポをはじめとした在来種と外来種のセイヨウタンポポが混生しているのはわりと知られているが......なんと、今は雑種ががんがん勢力を増して複雑な事になっているのだ。

雑種タンポポ、西洋タンポポ、カントウ(日本)タンポポ
写真はDaily Portalさんからお借りしました

タンポポを見ながら

こっちが日本のタンポポ、カントウタンポポで、こちらが外来種のセイヨウタンポポとカントウタンポポの雑種です」

「花を横から見て、花の下にある『総苞(そうほう)』という緑色の部分を見るのがわかりやすいです。ここの反り返り具合や形を見てみましょう」

まず、セイヨウタンポポは今からおよそ150年前には食物として日本に入って来ていたといわれています。カントウタンポポをはじめとした日本のタンポポとの大きな違いは花の下の総苞の外片が反り返っている事です」

「カントウタンポポは総苞片(そうほうへん)という部分がめくれないでぴったりくっついていますね。」
これに対してセイヨウタンポポや雑種タンポポは総苞の外側がめくれています」

ところが、いつのまにか日本のタンポポとセイヨウタンポポが交雑して雑種のタンポポが誕生し、増えていることがわかりました。2001年に全国で行われた調査ではセイヨウタンポポと思われていたもののうち85%が雑種だったんです。東京都内にいたっては私の調べた限りだと99%が雑種タンポポでした。」※あくまでセイヨウタンポポのうちの99%

記者99%!都内ではもはや純粋なセイヨウタンポポは見られないと言っていいくらいだというかセイヨウタンポポだと思っていたのが雑種だったのか)

「セイヨウタンポポは受粉せずに種を作ってクローンのように増殖できます。花粉は必要ないんです」

そのくせ花粉は持っていて、その花粉がカントウタンポポにかかるといくつかが受粉して雑種の種ができてしまうんです。」
「タンポポの花粉は蜜を吸いに来た昆虫にくっついて運ばれます。この間をハチやチョウが飛び回って花粉を運ぶ可能性はかなり高いですよね」

カントウタンポポは受粉しないと増えないので100個の種子の中でたった2、3個が雑種になってもそのぶん繁殖を邪魔しているという事になります。繁殖干渉などと呼ばれている現象ですね」

日本タンポポと西洋タンポポのハーフから更にハーフが生まれて日本系と西洋系の子供、孫ができてその子達はクローンで増える。
道端のタンポポはクローンだらけなのかな?
写真はDaily Portalさんからお借りしました

雑種の中にも違いがあって、おもに3組の染色体を持つ3倍体雑種と4組の染色体を持つ4倍体雑種があります。2倍体のカントウタンポポと3倍体のセイヨウタンポポが交雑することでバリエーションが生まれるんです」

基本的には、総苞片の反り返り具合と、花粉の有り無しで見分けます。先ほど言ったようにセイヨウタンポポはこのあたりで見つかる可能性はかなり低いので、総苞片が反り返ったものはまず雑種と思っていいでしょう。では3倍体・4倍体を見ていきましょう」

総苞片の反り返りが浅めなのが3倍体で、強く反り返っているのが4倍体です。」
さらに花に花粉があれば3倍体、なければ4倍体雑種の可能性が高いです。花の部分を軽くつまんでみると花粉がある場合は指に黄色い粉がつきます」

「実はよく見る雑種のなかでもうひとつ、見分けにくいタイプがあるんです。それを見に行きましょう」
「実はこれも雑種なんです。3倍体なんですが、よりカントウタンポポに近い特徴がでているものですね。私は個人的に『カントウモドキ』と呼んでいます」

「そうですね。カントウタンポポは雑種タンポポと違って花や葉っぱの形のバリエーションがかなり豊かになります。」
さらに花の色や総苞片の形も違ってきます。カントウタンポポは受粉して種を作っているので、遺伝でいろいろ個性が出てくるんです。雑種は受粉せずにクローンで増えていくので形が同じようなものができていくと考えられています」
「カントウタンポポのほうが淡いというか、柔らかい感じがしますよね。総苞片や花粉の他に少し引いてみると見えてくる違いも見分けのポイントになります」

タンポポはロゼットといって、地面を這うように低く葉を広げます。だから夏になると背の高い他の植物に覆われて光合成ができなくなってしまいます。カントウタンポポは夏になると葉を落としてエネルギーを節約したり、夏を避けて発芽し、周りの草が枯れ始めてから日光を浴びる事ができるので生存しやすくなっています。セイヨウタンポポにはこれらの特性がないのでこういう里山や野原には入りにくいと言われています」


「また、カントウタンポポが増えるにはお互いがそんなに遠くない位置にいて、花粉を運ぶ昆虫がいる環境が必要です。なので里山やその近くの野原に集団で生えやすいと考えられます」
「逆に、単体で増える事ができるセイヨウタンポポや雑種は都市のコンクリートの隙間など、周りの草に邪魔されない環境で増えやすくなっています。
さらに研究の結果、雑種はカントウタンポポのように暑い夏を避けて発芽できる事がわかりました。異常に暑くなるコンクリートの環境で発芽して枯れてしまう可能性のあるセイヨウタンポポより、雑種のほうが生き残りやすいと思われます
とはいえセイヨウタンポポが150年くらい前に入ってきて一斉に日本中に広がり、20年ほど前に雑種が広がっているのがわかったのですが、その間どうなっていたのかはよくわかっていないんです。いきなり雑種が広がっていたのか、セイヨウタンポポが広がって、その後に雑種が広がったのか?。で、この先どうなっていくかもやはりよくわからないんですが、今記録を残しておけば後々何かの役に立てる可能性があります。その経過をたどる一部分を担えたらいいんじゃないかと思っています」

Daily Portalさんより















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