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野草デビュー 199 ツタ

ツタ!だとばかり。JR高田馬場駅戸山口線路沿いに繁っているのはツタじゃなくてクズでした。
花が咲いてるのは見たことはないな。
ツタ?カラスウリ?ノブドウ?見分けがつかずお預けでした。
まさかクズとは恐れ入谷の鬼子母神。

ツタを探そうと思えばツタの絡まる塀や洋館などありますが、植栽なので、野草デビュー199番目に焦って載っけてもなあ。

しかーし、ツタには出会っていたのです。6月の公園でフェンスに絡まる、つる性植物ノブドウ、フジと一緒にツタも絡まっていました。
忘れてましたぁぁぁぁ。
その時のメインはノブドウだったのでツタはスルー。

2ヶ月後公園へ行くとバッサリ刈られ、網のフェンスは鉄の白壁になってました。

公園フェンスに絡まるツタ

ツタと出会った写真が一枚だけ残っていました。

牧野富太郎学生版原色植物図鑑より
ツタ(ナツヅタ)(ぶどう科)
岩壁、山林等に生ずる落葉藤本で、巻きひげは葉に対して出て、短くして分岐し、枝端は丸い吸盤となって他物にくっつく。

牧野富太郎学生版原色植物図鑑より

葉は有柄で互生し、鋸歯がある。
長枝のものは卵形で2~3裂のものと出会った3出複葉とある。
短枝の葉は枝端に2枚つき、葉柄特に長く、3裂して裂片は尖る。
秋紅葉して落ちるが、その際葉片が先に落ち、後葉柄が落ちる。
夏、短枝端に聚繊状をなして黄緑色の小さな両性花が多数つく。
5花びら、5雄しべ及び1雌しべがある。
果実は球形の小さなもので紫黒色に熟し、落葉後もなお残る。
古名で「あまづら」という。

写真はウイキよりお借りしました

ウイキより
ツタ(蔦)は、ブドウ科ツタ属のつる性の落葉性木本。
別名、アマヅラ、ナツヅタ、モミジヅタ。
和名の由来は、木や岩肌につたって伸びる様子から「つたって」が転訛したものとされる。
中国名は「地錦」

類 : バラ類 Rosids 

目 : ブドウ目 Vitales 

科 : ブドウ科 Vitaceae 

属 : ツタ属 Parthenocissus 

種 : ツタ P. tricuspidata 

学名 Parthenocissus tricuspidata (Siebold et Zucc.) Planch. (1887)

和名 ツタ(蔦)、ナツヅタ

ツタという言葉は、ツタ属(Parthenocissus)の植物を総じて称することもある。
英語でのアイヴィー(Ivy)との呼び方は、ウコギ科キヅタ属の植物を指すことが多い。Poison Ivyはツタウルシであり、ツタではない。 

特徴 

 山の林や岩肌にふつうに自生する。 
葉は掌状に浅く裂けるか、完全に分かれて複葉になり、落葉性。
複葉の場合、3小葉からなる。
まきひげの先端が吸盤になり、基盤に付着する。若いつると古いつるでは、葉の形が異なり3通りくらいある。
無理やり抜いた場合はポツポツと吸盤だけが残る。

ツタの紅葉
写真はウイキよりお借りしました

葉を引っ張ると葉柄が一緒についてくるが、秋に紅葉して葉が散るときには葉と葉柄が分離する。
5枚の緑色の花弁を持つ小さな花をつける。  ツタ属植物は、アジアから北アメリカに15種が自生し、日本にはツタ P. tricuspidata のみが北海道、本州、四国、九州に自生する。
和名「ツタ」の名称は、他の植物や岩に「つたって」伸びる性質から名づけられた。

ツタが絡まる立教大学池袋キャンパス本館校舎 
写真はウイキよりお借りしました
ツタに覆われる倉敷アイビースクエア
写真はウイキよりお借りしました

古くから建物の外壁に覆わせ、装飾としてされる。 

また、日本では古来から樹液をアマヅラと呼ばれる甘味料として利用していた。ナツヅタの名は、ウコギ科キヅタをフユヅタと呼んだため、その対比で呼ばれた
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ツタの紅葉は童謡にも出てくるくらい
「赤や黄色のカエデやツタは~~~」
美しいですね😌🌸💓



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