大阪市減税会

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中江兆民と4人の自由民権議員に見る大阪の民主主義

全文公開。投げ銭スタイルです。 はじめに本来、議会とは自由、民主主義、反増税の牙城です。しかし、現代においては必ずしもそうとは言えません。実際、大阪の各議会の現状は増税とバラマキの議論ばかりです。しかし、少なくとも明治時代の第1回帝国議会の衆院議員選挙があった時代はそうではありませんでした。反増税の議員を選出するための運動が行われ、実際に大阪で中江兆民をはじめとする自由民権派議員が5名誕生しました。この事実は、議会の本来の役割が果たされていた時代を示していると思います。 今

    • 弱者救済の在り方:困難者支援における税金と寄付の効果的な比較

      全文公開。投げ銭スタイルです。 要旨政府による税金を基にした困難者支援は非効率であり、困難者にとって厳しいものである。それに対して、減税を基にした民間の寄付が高い社会は効率的であり、困難者にやさしい。 理由税金による困難者支援は役所に申請が必要であり、これが困難者支援と相性が悪い。 追い込まれた人は視野が狭まり、役所への申請が難しい状態に陥る。 寄付社会では追い込まれた人が見逃されにくく、隣人の支援が期待できる。 具体例令和2年度の社会保障関係予算(35兆8,608

      • 基礎控除の不当性の指摘と減税の可能性

        全文公開。投げ銭スタイルです。 結論: 基礎控除を今以上に拡充させ、減税することは、生存権の確保の観点から言っても急務である。基礎控除が生活保護費と一致していないことは問題である。 理由: 生存権の観点から: 生活保護は生存権を守るために設けられており、その受給者には課税がされない。しかし、生活保護費と同等の生計が困難な年収の人々には、基礎控除が与えられないまま課税されている。これは生存のために必要な最低限のコストを知りながら、それを提供せずに課税していることを示唆して

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