ちょっとした問診のコツ
教科書には書いてないですけど、自分の経験上こんな感じで話すとうまくいくことが多いよ、という話。
患者さんを呼び出すとき
ご高齢の方、痛みなどで歩くのがゆっくりな方の場合、椅子に座ったままむかえず、こちらから迎え入れて、椅子か診察台に誘導する。すでに診察は始まってます。こちらから名乗り、そのあと名乗ってもらう。枕詞は「おつらいところ申し訳ありませんが、確認させてください」。つきそいは、最初に関係を聞かないとタイミングがなくなるので、必ず関係を聞く。
症状が持続的か、波があるかを聞くとき
「ずっと痛いですか?」と聞くと、たいてい「はい」と言われます。イメージとしては、1週間前に1日だけ痛くて、そのあと大丈夫だったけど昨日からまた痛い、みたいなときは「ずっとじゃない」と言われますが、多少波があるくらいだと「ずっと痛い」となります。私は「つらいと思うんですけど、すごく痛いときと、ちょっと楽かなってときがありますか?それとも、ずーっと同じくらい痛いですか?」と聞いています。
妊娠について聞くとき
まず、つきそいがいる場合は外に出てもらう。診察しますので、というのを口実に。そして率直に「女性にはみなさんに確認しているんですけど、妊娠している可能性はありますか?」と聞きます。ない、と言われたら「大切だからしつこく確認するんですけど、可能性がないのは性行為がないからですか?避妊をしているからですか?」と続けます。で、基本的には最終性交渉を聞きます。
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