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天然鮎を食べる

アユ、また会ったね。
初めて君を食べた日を覚えているよ。たしか、17のとき。

天然アユを焼いて食う17の夏

真夏の日、青い川に潜って、竹ヤスでたまたま捕れた君を、
焚き火でチロチロとじっくり焼いて、パクっとかぶりついた。
背中からは脂がジュワっと染み出て、なんとうまい魚かと感動したな。
鮎、香魚、昔の人もうまいこと言ったものだ、スイカの香りがするから、香魚とも書く。

今日もここでまた君を頬張っている。やっぱり旨いな!君は!

家の前で獲ったアユ

川で生きているアユを捕って食べる、たったそれだけの事なんだけど、
食べている僕も、食べられているアユも、脈々と続いてきた遺伝子の果てで会ったイマココ。
出会って、食べ食べられ、僕の体になったことも、
ちゃんと観察すれば、まこと不思議なできごと。

完璧に運営されている自然のシステム。
僕を覆うあまりに壮大な神秘の中で、
どれだけそれを体感し、驚いて、不思議がり生きていけるだろう。
どれだけそれに感動し、感謝して生きていけるだろう。
知ったつもりになっているけど、少し掘ってみれば、なにも分かっていないことに愕然とする。

まだまだ、知りたいこと、実感したいこと、感謝したいことは沢山ありますよ、かみさま。

<すべての万物>は、ただ見ても美しく神秘的で雄大だ。
しかし人間が愛してあげ、もっと理想的に作って使い、互いに授受作用をしながら存在するとき、もっと美しく神秘的で雄大だ。
神様は、このような目的を持って<万物>を創造なさった。

すべての万物が、互いに関係性を結んで相互存在するとき、本当に美しく神秘的で雄大なのだ。

チョンミョンソク牧師

♯天然アユ、♯自然の神秘、♯神秘的

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