2022/9/7

なぜ追い出される日が決まっていても追い出されると思っていなかったか。
それは、いつも父が最後には助けてくれていたからだ。
高校生のあの時、またいつもみたいに最後には助けてくれる、改心してくれると思ってしまっていた。

だから傍から見るとバカかもしれないが、卒業まで1人で家にいることを耐えればなにかしら救済があると、かすかな希望を持って過ごしてしまっていた。

父のことは信頼していた。
それが故に裏切られた時の反動が非常に大きかった。
親が子どもを切り捨てるなんてことがあるんだと、
絶望した、同時に空虚な気持ちにもなった
何よりも、こんなことが現実だなんて到底信じられなかった。
家から追い出されたあの日、自分が追い出されるなんて、心の準備はまったくできていなかった。

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