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【MTGA ブロール】5割勝てたデッキ構築〈蜘蛛網の頭、アイゾーニ〉

 自宅から電車で一駅のところにmtgを扱っているカードショップがあることを知って、無性に紙のカードを買ってみたい欲求に駆られている今日この頃。デッキ組んでも対戦相手いないのにね。紙で消化の泥塊をしばきたいんじゃ…。
 この記事では、mtgアリーナにおける統率者戦的なフォーマット「ブロール(旧ヒストリックブロール)」において、10戦以上行った際の勝率が50%以上だったデッキを紹介いたします。
 ブロールやったことないけど興味ある!という方は詳しい構築ルールなどについてwikiを参照してみてください。現在ブロールではナドゥが暴れまわっていますが、ディッチャが豊富な緑黒系デッキならまぁまぁ戦えたりします。なのでみんなも恐れずにブロール、やろう!


統率者

今回の統率者はこちら、蜘蛛網の頭、アイゾーニです。

 カルロフ邸殺人事件にて収録された緑、黒を固有色とする統率者です。機械兵団の進軍後、なおもゴルガリ団のギルドマスターの座につかんとする野心的なデブカリンの長をカード化したものになります。本体の性能は6マナ5/4威迫とまぁまぁ優秀。ETBおよび攻撃時に証拠収集4を行うことで、到達と威迫を持つ2/1蜘蛛トークンを2体生成できます。スタッツこそ2/1と控えめですが到達と威迫という優秀なキーワード能力を持っており、守りにおいては飛行クロックを止められる到達が、攻めにおいてはブロッカー2体を要求する威迫が輝きます。これがETBおよび攻撃するたびに2体ずつ生成されるので、これ一体で強力に戦線を形成してくれます。ただし誘発1回ごとに墓地のカードがコストとして必要になる点に注意が必要で、そこそこ条件はきつめではあります。
 さらにこれはトークン4つを生け贄に捧げることで諜報2を行い2ドローし2点ゲインするという、強力なリソース補充能力を持ちます。トークン4つという条件は一見難しく感じますが、コストとして生け贄に捧げるトークンは自身の生成した蜘蛛トークンでなくてもよく、もっと言えばクリーチャーであるという制限すらなく、トークンであればなんでもコストにすることができます。そのため食物トークンや宝物トークンなど、雑に出てくるトークンをハンドリソースに変えられ、しかもそれをインスタントタイミングでも行えるため、見た目に反して非常に使い勝手の良い能力となっています。諜報で墓地に落としたカードが蜘蛛トークン生成のリソースになるため、自己完結したいい能力となっています。
 総じて、6マナというコストに見合った強力なリソース確保&盤面展開手段を持つ統率者に仕上がっています。緑にはトークン関連でシナジーを持つカードが、黒にはトークンをお手軽に出せるカードや死亡誘発持ちのカードがたくさんあり、実にゴルガリ団らしい性能のカードですね。
 蜘蛛網の頭、アイゾーニを統率者としてデッキを組むにあたり相性の良いカードはたくさんあるのですが、あまり多くのコンセプトが混在するとデッキの動きがわかりにくくなってしまうため、ある程度役割を絞ってカードを厳選していきます。今回はトークン生成能力起動コストを準備するための切削などの墓地肥やしシステムの優先度は下げて、トークン生成カードおよびトークン関連でシナジーを持つカード、そして生成したトークンを活用するためのサクリ台などを優先して入れていくことにしましょう。

デッキ構築

トークン関連でシナジーを持つカード

 アイゾーニ自身のトークン生成には墓地のカードがコストに必要という条件があるためお手軽には生成できませんが、後半のトークンをドローに変換する能力を活かすためこのデッキにはトークン生成カードを大量に採用するため、トークンの生成などに関連する能力を持つカードの恩恵を受けられます。そのためまずは、トークンを参照するカードを突っ込んでいきます。なるべくクリーチャートークンに限らず、宝物や食物なども広く参照できるカードを優先して採用しています。

トークンを生成するか生け贄にするたび1点ルーズするコウモリ。トークンのタイプに
制限がなく、適当なクリーチャートークンはおろか宝物や食物などでも誘発するため、容易に
大量のライフを持っていけるトークンデッキのリーサルウェポン。このデッキでもアイゾーニの
トークン生成・生け贄両能力に誘発してトークン1つごとにルーズしてくれるため相性抜群。
アーティファクトやエンチャントやトークンを望む数生け贄に捧げ、その分だけ
自分墓地のクリーチャーを戦場に戻せるソーサリー。1体リアニできるだけで
コスト相応の働きをし、2体以上リアニできればゲーム展開を一気に変える威力を持つ。
頭数を確保しやすいトークンを種にできるのが強力で、このデッキでは序盤に除去された
システムクリーチャーをまとめて蘇生しトークン量産体制を再び整えるような運用ができる。
自軍クリーチャートークンに進化を付与できるエルドラージ。
このデッキでは戦闘面でトークンを利用することはそれほどないが、アイゾーニを
キャストするまでの戦線を適当に並んだ1/1トークンを育てて維持できるため強力。
4マナで自身でもトークンを作れるがあくまでおまけ程度に考え、他のトークン生成
手段とともに運用したい。
トークンが1つ以上生成される度デカくなるエルフ。参照するトークンのタイプに
制限はなく、適当な宝物や食物トークンでも誘発するため容易にクソデカサイズまで成長する。
除去耐性も戦闘補助能力もないが、序盤の戦線を展開のついでに支えられるので強力。
0/1植物トークンを生成し、自軍クリーチャートークンの種類に等しい
枚数カードを引くという珍しいドロースペル。このデッキではクリーチャートークンに限っても、
ファイレクシアン・ホラー、エレメンタル、蜘蛛、猫、ネズミ、落とし子、リス、昆虫、
フェアリーなど多種多様なトークンが生成できるため、かなりの枚数のドローが期待できる。
ETBで調査し、トークンが場にあればパワーが+2修整されるスカウト。
単純に本体の性能が高く、警戒が付いているため攻守に優れたクロックとなっている。
また手掛かりトークンを生成できるのは緑黒では珍しく、自力でハンドアドバンテージ
に変えられる手掛かりトークンを生成できるクロックというだけで採用圏内
(不屈の追跡者は持ってないので入れてないです。作っちゃおうかな~)
EDHでブイブイ言わせているリス。トークン生成の際にリストークン1体をおまけし、
黒1マナで望む数のリスを生け贄に捧げクリーチャー1体をその分だけマイナス修整
できるという、トークン展開を盤面干渉につなげられる強クリーチャー。なぜか参照
するトークンに何の制限もないので、場にいるだけで大量にトークンを展開できる。
アップキープ開始時にトークンを生け贄に捧げてこれの上にどんぐりカウンターを1個置き、
そのカウンターの数だけ自軍リスを全体修整する置物。自身で1/1リストークンを生成
できるため、一応これ単体での仕事が可能ではあるが、トークン生成にマナがかかり、
カウンターを乗せるタイミングもアップキープ開始時なので、いささか悠長なのが
厳しい。このデッキではそれほどリス関連でのシナジーもないので、入れ替え候補の1つ。
1つ以上のトークンが生成されるたび、追加で食物トークンを
生成できるハーフリング。さらに食物トークンを3つ生け贄に捧げれば1ドローできる。
使用感としてはジェネリックサワギバといった感じで、単純にトークンの頭数を増やせるうえ、
そのままではライフアドしか得られない食物トークンを自力でハンドアドに変えられる
能力までついている。トークン生成手段が豊富なデッキなら複数回ドローも問題なく狙える
優秀なクリーチャー。
ETBで3/3ゴーレムを生成しこの時点で分割4/4とまぁ優秀。
さらに②マナとタップで各クリーチャートークンの上に+1カウンターを置き、
ターン終了時までトランプルを付与できる能力を持つ。クリーチャーであれば
トークンの種類は関係ないため、大量に並んだ昆虫トークンやリストークンを
強化して一気に盤面を補強でき、このデッキの勝ち筋の1つである横展開後の
ビートダウンを支えてくれる。
ETBで2/2猫トークン2体を生成し、攻撃するたびトークン1つをコピーできる
伝説の機体。これ単体で2/2を増やしていくだけでも4マナとは思えないほど
強力だが、コピーできるトークンはなんでもいいため、盤面によってより強力な
クリーチャートークンを増やしたり、マナが足りないときは宝物トークンを増やしたり、
見た目によらず器用な働きができる。
トークンの生成数を2倍にするという、単純にして超強力なエンチャント。
アモンケットで白に同型エンチャが収録され完全なる統一ではクリーチャー版が
白に与えられるなどすっかり白のものになってしまっているが、元は緑のものだったのを
忘れてはならない(戒め)。クリーチャートークンが増えるだけでも十分優秀だが、
特に宝物が倍増することで得られるテンポアドは破格。
自軍クリーチャートークンにマナ能力を付与できる置物。カード的には
下の植物トークン生成と植物全体強化がメインだが、こちらは誘発条件が自分の墓地から
クリーチャーカードが離れたときと厳しめ。それでも適当に出てくる1/1トークンにマナクリ
としての役割を与えられるだけでも強力なため採用。アイゾーニのトークン生成のために墓地
からカードを追放することで陰湿な根のトークン生成条件も満たせるので、決して誘発を狙えない
わけではないのもデッキとの相性が良い1枚。

トークン生成カード

 アイゾーニのドロー能力を起動するためには、なんでもいいとはいえトークン4つが必要になります。アイゾーニ単独では一度にトークンを2体しか生成できず、また1回の生成ごとに墓地のカードが必要になるため条件を満たすのは比較的難しいです。そのためトークンを展開できるカードを多く採用し、アイゾーニのドロー能力起動の種を用意できるようにします。なるべくトークン生成にかかるコストが少ないカードは優先度を上げて採用しています。

説明不要のゲキツヨカード。毎ターン1点のライフペイのみで飛行を持つ
フェアリートークンを生成できるのは今でも破格の性能。完全なる統一にて
白版の苦花ともいえるスクレルヴの巣が実装されたが、飛行がなかったりブロックに
参加できなかったり、使い勝手は今でもこちらが勝る模様。
自分終了ステップ開始時に、場に腐乱持ちトークンがいなければ腐乱持ち
ゾンビトークンを生成できるウィザード。場に1体限定でトークンも腐乱持ちと
色々制限はあれど、何のコストも不要でトークン生成できる手段は貴重。
出てくるトークンはクロックとして用いるには制限が多いので、サクリギミックの
種として利用してあげるのがいいだろう。
自分戦闘開始時に1/1ネズミトークンを生成できるネズミの貴族。生成されるトークンは
ブロック不可こそあれど、この手のクリーチャーにありがちな終了ステップ時生け贄の制限がなく
放っとくだけで毎ターン横展開してくれる、3マナとしては破格の性能を持つ。さらにネズミが
出るたび墓地のカードを追放できるため、雑に墓地を対策できてしまうのも意味が分からないほど
強力。
1点ペイとクリーチャー1体を生け贄に宝物トークンを生成できるゴブリン。
マナコストは不要だがクリーチャー1体というコストは重いため、どちらかといえば
サクリ台に近い役割を担うことが多い。サクリ台としてみればマナ不要でタイミングも問わないと優秀であり、適当な1/1トークンや死亡が確定したクリーチャーをコストにマナ加速できる。
自軍クリーチャーが死亡するたび宝物トークンを生成できる海賊。
統率者であるアイゾーニがドロー能力の起動に際しトークンを生け贄にするため、
そこでクリーチャーが生け贄にされていたら能力を誘発するほか、各種サクリ台ギミック
に誘発して宝物を生成できるのは強力。サワギバと共に場にいれば、サワギバによる無限
マイナス修整と無限リストークン生成・生け贄の2枚コンボが成り立つ。
-3能力で到達威迫を持つ2/1蜘蛛トークンを生成できるPW。マイナス値は大きいものの、
自軍クリーチャーが死亡するたび忠誠値が増える誘発型能力持ちなため、クリーチャーが死亡
さえすれば継続的にトークン生成能力を起動できる。このデッキではサクリ台が複数採用されており、また落とし子トークンなど自ら死亡できるトークンも生成できるため忠誠値を維持しやすい。
うっかり奥義が起動できてしまえばダメージレースを一気に壊せるヒサツワザも内蔵。
トップ4枚からパーマネントカード1枚を手札に加え、残りを墓地に置いて
落とし子トークンを生成できるソーサリー。一見すると地味ではあるが、実質的に墓地を
肥やしながら手札を整え一時的に2→4のマナジャンプができると、実はコモンのわりに
めちゃくちゃやっているソーサリー。このデッキに限らず、墓地を肥やしながら2マナでマナ加速できる動きはゴルガリカラーでは非常に強力で、様々なデッキで採用が検討できる汎用カードに
なれるポテンシャルがある。
ETBで宝物を生成し、クリーチャーが戦場に出るたびライフゲインできるハーフリング。
このデッキでは宝物を生成できる能力が普段以上に強力で、各種トークン生成を参照する
カードとシナジーしながらマナ加速ができる。もちろんクリーチャートークンも大量に出るため、
場に定着すればかなりの量ライフゲインが期待できる。
上陸で1/1昆虫トークンを生成し、同じコストで授与能力も持ち、
エンチャントクリーチャーに+1/+1修整を与え、授与された状態なら
上陸の度2マナ払えば昆虫トークンではなくついているクリーチャーのコピーを出す…
これだけ能力詰め込んで2マナというちょっと意味が分からないクリーチャー。このデッキでは
単純に土地を置くだけで1/1トークンを生成できるコストの低さが魅力のほか、不屈の補給兵などの優秀なシステムクリーチャーをコピーして効果を倍増したりとやりたい放題できる。
さすがはモダホラパワーといった性能。
唱えたときおよび死亡時に落とし子トークンを生成できるエルドラージ。
キャストさえできればとりあえずマナ加速できるので打ち消しに強く、死亡時にも
落とし子トークンを生成できるのは各種サクリ台との相性も良い。そもそも落とし子トークン自体
クリーチャートークンで自ら死亡できるマナ加速要員であるという点で様々なカードとシナジー
する優秀なトークンであるため、雑にキャストできる非常に使い勝手の良いマナ加速要員。
3マナと土地加速スペルとしては標準レベルのコスパだが、
おまけで1/1トークンか食物トークンを1つ生成できるソーサリー。
それだけといえばそれだけだが、1つトークンが出るだけでできる動きが大きく
広がるこのデッキでは、このおまけのトークンが重要になることもなくはない。
1から3章で1/1昆虫トークンを生成し、4章で望む数のクリーチャーを生け贄に
デッキか墓地からマナ総量がその数以下のクリーチャーを戦場に出せる英雄譚。
これ単体では最大3マナまでしかサーチできないが、他のクリーチャートークン生成
手段と合わせて運用すれば容易に高マナ域のクリーチャーを引っ張ってこれる。
そもそも1~3章で出せるトークン自体にも他の活用方法がたくさんあるため、
サーチを目的とせず単にトークン生成手段として用いることもできる。
上陸で食物か宝物1つを生成できるエルフ。大抵宝物生成の方を選択する。
土地を置くだけで宝物が生成できるというのは単純にマナ加速手段として強力な
だけでなく、簡単にトークンを生成できることから各種トークン参照カードとも
シナジーし、当然アイゾーニの能力起動の種を用意できるため非常に優秀。
最近はすっかりご無沙汰な我が魂のカード。墓地のカードタイプの種類数でスタッツが決まり、
自分終了ステップごとに同じ性能を持つトークンを生成できるウーズ。このデッキでは
特化していないためそれほどサイズを大きくすることはできないが、そこそこのサイズの
トークンがコスト無しに毎ターン増えていくため定着すればまあ強力。定着すればね。
上陸で2/2エレメンタルトークンを生成できるエンチャント。
マナコスト5はかなり重いが、土地を置くだけで2/2トークンが出てくることの強力さは
死者の原野が示す通り。エンチャントなため対処されにくいこともあり、お互いリソースの
枯れてきた終盤に出せば容易に盤面を掌握し得る。
完成化したハゲニッサ。+能力でスタッツが忠誠値と同じファイレクシアントークンを
生成できるため、実質毎ターンコスト不要でトークンを生成できるのが強力。
-1で置物にも触れるため、場に出れば確実に仕事をこなしてくれる優秀なPW。
このデッキではトークン生成という行為自体が重要であるため、Φマナ経由で5マナ忠誠値
3スタートで場に出しても並のデッキ以上に活躍してくれる。
マナをつぎ込み置物を複数破壊できるソーサリー。クリーチャーには触れないものの、
盤面の状況に合わせ相手の厄介な置物をまとめて対処できるのは非常に強力。さらにこれは
Xの2倍の数だけ1/1邪魔者トークンを生成できるため、置物対策と同時に盤面に生贄用の
トークンを大量に展開できる。
マナソースとしてみるとタップインで緑マナしか出せない微妙な性能。
しかし何のコストもなしに場に出たときトークンを生成できるのが唯一無二で、
0マナトークン生成スペルとして各種カードとのシナジーを形成してくれる。
ETBおよび自分アップキープ開始時に1枚切削し、落ちたカードのタイプによって
色々トークンを出してくれるイケおじ。何が落ちても必ずトークンを1つ生成してくれる
トークン供給源であり、切削カードにありがちな、土地が落ちてマナスクという事態を
宝物によりある程度緩和できる。さらに墓地肥やし能力は控えめであるものの、トークン生成手段でありながらアイゾーニのトークン生成能力のための墓地コストまで用意できる、
統率者との相性が非常に良い1枚。結構お気に入り。
わずか①マナで墓地のクリーチャーを追放し、それのコピーであるトークンを生成できる置物。
トークンのサイズは1/1となってしまうが、場の構築物1体につき+1/+1修整を受けるようになり、
トークンは他のタイプに加え構築物・アーティファクトにもなるため、これでトークンを生成するほどスタッツが強化されるデザインとなっている。ただこのデッキでは墓地が能動的には伸びず、
墓地リソースもアイゾーニと食い合ううえ、そもそも5マナというのが重く相性は微妙な模様。
他のカードと入れ替え候補の1枚。
1章2章でネズミトークンを相手の場に生成し、3章で裏返りクリーチャーになる神河英雄譚。
裏側は飛行速攻3/3と優秀で、ETBでネズミトークンのコントロールを得て、攻撃時クリーチャーを
生贄に1ドローできる。トークンは相手の場に生成されるためトークン生成に際し誘発する能力は
発動せず、どちらかというとサクリ台としての役割をメインに採用。トークン2体がおまけで
ついてくるマナ不要のサクリ台と考えれば2マナのわりに優秀で、このデッキではネズミトークン以外にも適当な供給源から出てくる1/1トークンを序盤からハンドアドに変えられるため強力。
サクリ系デッキではおなじみのサクリ手段。クリーチャーに限らず宝物や食物を種に
キャストでき、宝物も生成できるので盤面のトークン数を減らさずハンドを増やせるうえ、
宝物生成に際し各種トークン参照カードともシナジーしてくれるので、このデッキとも抜群に
相性のいいドロースペル。
命取りの論争同様、適当なアーティファクトやクリーチャートークンを種にでき、
地図トークン生成によりトークン数を減らさずにハンドを減らせるドロースペル。
こちらは生成されるトークンが地図トークンなため宝物ほどの汎用性はないが、
トークンの種類を問わない各種トークン参照カードの恩恵を得られるためやはり強力。

サクリ台&サクリ手段

 このデッキではトークンを生成する手段が豊富に入っています。トークン自体はそのままでは戦力にならないものが多いですが、それらを何らかの恩恵に変えられるサクリ台などを採用することで、容易にハンド・ボードアドを得られます。

すっかりお馴染みな骨の粉砕系除去呪文の1つ。これは生け贄の種がクリーチャー限定で
宝物や食物を使えないものの、なんと改善されているクリーチャーを生け贄にすれば
キャントリップになる。改善されているクリーチャーを用意する手段はこのデッキでは多くはないが、トークンに進化を付与できる繁殖者のドローンやトークンを強化できる砂嵐の回収者など
不可能ではないため、うまくはまればかなりのアドバンテージ差をつけられる。
骨の粉砕系除去スペルの1つ。こちらは生け贄の種にクリーチャーだけでなく
アーティファクトも利用でき、宝物や食物を種に唱えることができるのが魅力。
またマナが伸びた後半には5マナで生け贄コスト不要のハードキャストもでき、
ゲームの状況に合わせて柔軟な運用ができる。
アーティファクトかクリーチャーを生け贄に捧げるたびデカくなるリス。
トークンでないという制限がなく宝物や落とし子をサクってマナをだすだけで
カウンターが乗るため、1マナで出せる割にかなり雑に大きくなってくれる。
さらに3マナでアーティファクトかクリーチャーを生け贄に1ドロー1点ゲインする
とサクリ台としての役割も果たせる。このデッキではトークン生成手段が大量に
採用されており生け贄の種には困らないうえ、アイゾーニ自身のドロー能力をはじめとして
サクリ台も複数採用されているため、容易にデカクなれる。
アンタップ手段がなければ1ターン1回のみかつタイミングはソーサリー限定ではあるが、
マナコスト不要かつクリーチャーだけでなく宝物や食物も種にできる優秀なサクリ台。
適当に出てきたトークンを雑にドローに変えられる。裏返れば墓地からクリーチャー
呪文を唱えられる土地になるが、このデッキでは表面をメインに採用。もちろん
マナが伸び墓地が肥えた後半には裏返して、墓地のクリーチャーを再利用できるため
マナフラ受けとしても優秀。
各プレイヤーにクリーチャーかプレインズウォーカー1体の生け贄を強制し、
これにより自分がパーマネントを生け贄に捧げていれば墓地からそれ以外の
パーマネントカードを回収できるソーサリー。こちらはトークンをサクればいいため
被害を最小限に抑えられ、さらに墓地回収までできるのでうまくはまれば大量にアドを
得られる…が、最序盤でもなければ除去したいものを狙ってサクらせるのは難しいうえ、
相手もトークンを生け贄に捧げられるためそもそも除去としての性能が微妙な場面が
多かった。ほかの除去に入れ替え候補。
MH3でゾンビになってしまった聖遺の騎士。こちらはクリーチャーを生け贄に捧げると
土地加速ができるサクリ台となっている。本体が2/2警戒に墓地のクリーチャー分スタッツが
上方修整されるとサクリ能力にマッチした優秀な性能となっており、また持ってこれる土地が
基本土地に制限されていないのも強力。このデッキでは適当なカードからトークンが大量に
出るので生け贄の種に困らず、場に残れば驚異的な速度で土地加速できる。このデッキに置いて
これが初手に来た時の勝率が非常に高く、キープ基準となっている1枚。
ETBでクリーチャー1体を生け贄に捧げ、相手の土地以外のパーマネントをなんでも1つ
破壊できる蜘蛛。3/3に到達持ちと本体の防御性能もそこそこあり、死亡した際は自身を
追放すれば墓地のクリーチャーカード分ライフゲインできる。このデッキでは生け贄の種に困らないため安定してETBパーマネント破壊を行える上、4マナであるためアイゾーニのトークン生成
能力を1枚で満たせる点も強力。自力で墓地から追放されるため陰湿な根との相性も良く、
デッキ全体にフィットしたいぶし銀なクリーチャー。
ライブラリートップからライフをコストに呪文を唱えられるようになる伝説の
アーティファクト。6マナと重いが一度場に出てしまえばライフが続く限り2枚目の
土地がトップに来るまで延々呪文をキャストできるため、一気に展開を進められる。
下の土地以外のパーマネント10個を生け贄に10点ルーズできる能力は普通のデッキなら
達成条件が厳しめな必殺技だが、このデッキではトークンが大量に展開されるため
条件を達成しやすく、ターンをまたいで複数回の起動も不可能ではない強力な
勝ち筋の一つとなっている。

クリーチャーやトークンの死亡・生け贄を参照するカード

 このデッキは主に生成したトークンを様々なアドバンテージに変換する過程でトークンを生け贄に捧げる行為が多く発生するため、それを参照して誘発する能力を持つカードの恩恵を受けることができます。特にライフルーズやドレインを誘発するカードは、コンバット以外での勝ち筋となってくれるため優先して採用しています。

単体では①マナ+装備②マナで警戒付与とマナ効率的に微妙な装備品だが、
これ以外のアーティファクトかクリーチャーが墓地に置かれる度装備クリーチャーの
上に+1カウンターを置ける能力が強力。書かれ方から誤解しやすいが、トークンであっても墓地を経由してから消滅するため問題なく誘発するので、でかくなる条件はかなり緩い。
クリーチャー1体が死亡するたび1点ドレインできる、黒系のデッキではおなじみの吸血鬼。
このデッキでもアイゾーニのドロー能力および各種サクリ台の起動で誘発するため容易に
大量ドレインを誘発できるリーサルウェポンの一つ。
かわいい。フレーバーテキストもかわいい。でも能力はえげつないもので、
クリーチャーかアーティファクトが墓地に置かれるたび1点ルーズできる。カードの
説明文には「墓地から戦場に出るたび」となっているがこれは誤植らしい。ちょっと致命的な
誤植すぎませんかねぇ…?ライフゲインはできないもののアーティファクトでも能力が
誘発するため、宝物や食物を生成できるこのデッキでは血の芸術家以上のライフルーズを
誘発させられる可能性がある。
6マナ6/5飛行と優秀なスタッツを持ち、自他問わずクリーチャーが死亡するたび
2点ドレインする能力を持っている吸血鬼。護法でクリーチャーを生け贄に捧げさせるため、
全体追放や全体バウンスでもなければほぼ確実に2点以上のドレインを行える。
もちろんこのデッキでは能動的な生け贄ができるのでドレインを誘発させやすいが、
そうでなくともこれ単体でゲームを決めてしまえる性能を持ったフィニッシャ―。結構好き。
黒系デッキには結構な頻度で入れている気がする。

 最後に、クリーチャートークンが大量に並ぶこのデッキの特徴を活かせるフィニッシャーとして孔蹄のビヒモスも突っ込みます。

ETBで全体に自軍クリーチャーの数分の上方修整とトランプルを付与する、
緑系デッキのフィニッシャー。このデッキではトークンが大量に並ぶため、
容易に+10以上の修整値が期待できる。神話レアなのでWCをケチって今まで
作ってなかったが、個人的に作ってよかった1枚。

いつもの便利なカード達

 黒・緑のデッキを組むときにいつもお世話になっている便利なカード達を突っ込みます。この辺のカードは最初は少なめにして、より盤面干渉や潤滑油が必要だと感じた場合に弱いカードと入れ替えるように枚数調整していくといい感じですね。

1マナで何かしら確実に1枚持ってこれるソーサリー。
いつものキープ基準の1枚。
いつもの便利なピン除去達。MH3で初参戦の裏面ボルトランドカード達もあっという間に
常連カードとなった。
ゴルガリカラー限定の便利除去カード達。黒緑はパーマネントの種類を問わず対処できる
カードが多く、相手に好き勝手動かれた後も粘り強く戦えるのが回していて楽しい。
いつもの便利な複数体除去カード達。ランクルのいたずらは
トークンを多く展開できるこちらが被害を軽減できる点で、このデッキ特有の強みもある。
沼や森が出るだけで呪文書から1枚ドラフトできるスライムフット。
特段シナジーがあるわけではないが、ゲームが進むだけで勝手に手札が増えるため
単純に強力なゴルガリの特権的カード。初手に来た時の勝率が高く、キープ基準である1枚。

出来上がったものがこちらになります。

統率者
1 蜘(く)蛛(も)網(あみ)の頭(かしら)、アイゾーニ (MKM) 209

デッキ
1 エルドラージの再(さい)利(り)用(よう)者(しゃ) (MH3) 150
1 花(はな)盛(ざか)りの湿(しっ)地(ち) (OTJ) 266
1 僻(へき)境(きょう)からの帰(き)還(かん) (WOE) 181
14 冠(かん)雪(せつ)の沼(ぬま) (KHM) 281
1 ラトスタイン翁(おう) (VOW) 244
1 陰(いん)湿(しつ)な根(ね) (MKM) 208
1 似(に)通(かよ)った生(せい)命(めい) (WOT) 58
1 エシカの戦(せん)車(しゃ) (KHM) 169
1 砂(すな)嵐(あらし)の回(かい)収(しゅう)者(しゃ) (BIG) 19
1 ペレグリン・トゥック (LTR) 181
1 囀(さえず)り吐(は)き (MH2) 153
1 リスの将(しょう)軍(ぐん)、サワギバ (MH2) 151
1 茨(いばら)橋(ばし)の追(つい)跡(せき)者(しゃ) (MID) 172
1 トロスターニへの御(お)目(め)通(どお)り (MKM) 152
1 森(しん)林(りん)の勇(ゆう)者(しゃ) (M20) 205
1 繁(はん)殖(しょく)者(しゃ)のドローン (MH3) 167
1 闇(やみ)の森(もり)のコウモリ (LTR) 95
1 無(む)慈(じ)悲(ひ)な略(りゃく)奪(だつ)者(しゃ) (RIX) 81
1 苦(にが)花(ばな) (WOT) 27
1 ネファリアのグール呼(よ)び、ジャダー (MID) 108
1 下(げ)水(すい)王(おう)、駆(か)け抜(ぬ)け侯(こう) (WOE) 97
1 蜘(く)蛛(も)の女(じょ)王(おう)、ロルス (AFR) 112
1 邪(じゃ)悪(あく)鳴(な)らし (MH3) 161
1 裕(ゆう)福(ふく)な亭(てい)主(しゅ) (HBG) 221
1 春(はる)心(ごころ)のナントゥーコ (MH3) 171
1 硬(かた)鎧(よろい)の大(たい)群(ぐん) (ZNR) 203
1 飢(き)餓(が)潮(しお)の発(はっ)生(せい) (MH3) 158
1 不(ふ)屈(くつ)の補(ほ)給(きゅう)兵(へい) (MH2) 180
1 消(しょう)化(か)の泥(でい)塊(かい) (MID) 177
1 向(こう)上(じょう)した精(せい)霊(れい)信(しん)者(じゃ)、ニッサ (ONE) 175
1 ゼンディカーの乱(らん)動(どう) (JMP) 448
1 恐(きょう)怖(ふ)のドールハウス (VOW) 255
1 聖(せい)遺(い)のワイト (MH3) 207
1 タリアンの魂(たましい)断(だ)ち (LCI) 264
1 マリオネットの見(み)習(なら)い (MH3) 100
1 タリアンの日(にっ)誌(し) (LCI) 126
1 リッチの騎(き)士(し)の征(せい)服(ふく) (WOE) 96
1 命(いのち)取(と)りの論(ろん)争(そう) (AFR) 94
1 熱(ねっ)狂(きょう)的(てき)な献(けん)上(じょう) (LCI) 105
1 貪(どん)欲(よく)なるリス (MH2) 211
1 死(し)に至(いた)る醸(じょう)造(ぞう) (STX) 176
1 空(そら)漁(りょう)師(し)の蜘(く)蛛(も) (BRO) 221
1 血(けっ)管(かん)切(き)り裂(さ)き魔(ま) (MKM) 110
1 致(ち)命(めい)的(てき)な投(な)げ落(お)とし (MH3) 99
1 滅(めっ)殺(さつ)の眼(まな)差(ざ)し (ONE) 80
1 崩(ほ)老(ろ)卑(び)への貢(こう)納(のう) (NEO) 124
1 古(ふる)き神(かみ)々(がみ)への拘(こう)束(そく) (KHM) 206
1 サリッドの移(い)植(しょく)者(しゃ)、スライムフット (Y23) 26
1 暗(あん)殺(さつ)者(しゃ)の戦(せん)利(り)品(ひん) (MKM) 187
1 羅(ら)利(り)骨(こっ)灰(ぱい) (DMU) 183
1 豊(ほう)穣(じょう)な収(しゅう)穫(かく) (STA) 48
1 ランクルのいたずら (WOE) 102
1 ボーラスの城(じょう)塞(さい) (WAR) 79
1 雪(せつ)上(じょう)の血(けっ)痕(こん) (KHM) 79
1 大(たい)群(ぐん)への給(きゅう)餌(じ) (ZNR) 102
1 無(む)情(じょう)な行(こう)動(どう) (IKO) 91
1 苦(にが)々(にが)しい勝(しょう)利(り) (LCI) 91
1 害(がい)獣(じゅう)の侵(しん)入(にゅう) (OTP) 30
1 孔(こう)蹄(てい)のビヒモス (JMP) 385
1 巣(す)穴(あな)の魂(たましい)商(しょう)人(にん) (MH3) 110
1 A-血(ち)の芸(げい)術(じゅつ)家(か) (JMP) 206
1 統(とう)率(そつ)の塔(とう) (ELD) 333
1 虹(にじ)色(いろ)の眺(ちょう)望(ぼう) (SPG) 38
1 眠(ねむ)らずの小(こ)屋(や) (WOE) 258
1 地(ち)底(てい)の遺(い)体(たい)安(あん)置(ち)所(じょ) (MKM) 271
14 冠(かん)雪(せつ)の森(もり) (KHM) 284
1 闇(やみ)孔(あな)の小(こ)道(みち) (KHM) 254
1 死(し)天(てん)狗(ぐ)茸(だけ)の林(りん)間(かん)地(ち) (VOW) 261
1 ラノワールの荒(こう)原(げん) (BRO) 264
1 橋(はし)仕(じ)掛(か)けの戦(たたか)い (MH3) 249
1 不(ふ)敬(けい)者(もの)破(やぶ)り (MH3) 244
1 カルニの庭(にわ) (J21) 121
1 密(みっ)偵(てい)長(ちょう)の大(だい)霊(れい)堂(どう) (MH3) 230

 日本語版リストのインポート、自分はまだ直っていないものと思っていたのですが、どうやら特定のカード名を省けばインポートできるみたいです。詳しく解説されている方がいらっしゃるので参考になると思います。実際自分もこちらで挙げられている条件に当てはまるカード名を削除したところうまく読み込めました。スゴイ!

 まあ英語版のリストのほうが便利なことには変わりないので、インポート用に英語版のリストも載せておきます。
Commander
1 Izoni, Center of the Web (MKM) 209

Deck
1 Eldrazi Repurposer (MH3) 150
1 Blooming Marsh (OTJ) 266
1 Return from the Wilds (WOE) 181
14 Snow-Covered Swamp (KHM) 281
1 Old Rutstein (VOW) 244
1 Insidious Roots (MKM) 208
1 Parallel Lives (WOT) 58
1 Esika's Chariot (KHM) 169
1 Sandstorm Salvager (BIG) 19
1 Peregrin Took (LTR) 181
1 Chitterspitter (MH2) 153
1 Chatterfang, Squirrel General (MH2) 151
1 Briarbridge Tracker (MID) 172
1 Audience with Trostani (MKM) 152
1 Woodland Champion (M20) 205
1 Propagator Drone (MH3) 167
1 Mirkwood Bats (LTR) 95
1 Pitiless Plunderer (RIX) 81
1 Bitterblossom (WOT) 27
1 Jadar, Ghoulcaller of Nephalia (MID) 108
1 Lord Skitter, Sewer King (WOE) 97
1 Lolth, Spider Queen (AFR) 112
1 Malevolent Rumble (MH3) 161
1 Prosperous Innkeeper (HBG) 221
1 Springheart Nantuko (MH3) 171
1 Scute Swarm (ZNR) 203
1 The Hunger Tide Rises (MH3) 158
1 Tireless Provisioner (MH2) 180
1 Consuming Blob (MID) 177
1 Nissa, Ascended Animist (ONE) 175
1 Zendikar's Roil (JMP) 448
1 Dollhouse of Horrors (VOW) 255
1 Wight of the Reliquary (MH3) 207
1 Tarrian's Soulcleaver (LCI) 264
1 Marionette Apprentice (MH3) 100
1 Tarrian's Journal (LCI) 126
1 Lich-Knights' Conquest (WOE) 96
1 Deadly Dispute (AFR) 94
1 Fanatical Offering (LCI) 105
1 Ravenous Squirrel (MH2) 211
1 Deadly Brew (STX) 176
1 Skyfisher Spider (BRO) 221
1 Vein Ripper (MKM) 110
1 Lethal Throwdown (MH3) 99
1 Annihilating Glare (ONE) 80
1 Tribute to Horobi (NEO) 124
1 Binding the Old Gods (KHM) 206
1 Slimefoot, Thallid Transplant (Y23) 26
1 Assassin's Trophy (MKM) 187
1 Tear Asunder (DMU) 183
1 Abundant Harvest (STA) 48
1 Rankle's Prank (WOE) 102
1 Bolas's Citadel (WAR) 79
1 Blood on the Snow (KHM) 79
1 Feed the Swarm (ZNR) 102
1 Heartless Act (IKO) 91
1 Bitter Triumph (LCI) 91
1 Pest Infestation (OTP) 30
1 Craterhoof Behemoth (JMP) 385
1 Warren Soultrader (MH3) 110
1 A-Blood Artist (JMP) 206
1 Command Tower (ELD) 333
1 Prismatic Vista (SPG) 38
1 Restless Cottage (WOE) 258
1 Underground Mortuary (MKM) 271
14 Snow-Covered Forest (KHM) 284
1 Darkbore Pathway (KHM) 254
1 Deathcap Glade (VOW) 261
1 Llanowar Wastes (BRO) 264
1 Bridgeworks Battle (MH3) 249
1 Fell the Profane (MH3) 244
1 Khalni Garden (J21) 121
1 Spymaster's Vault (MH3) 230

10戦くらいやった後の勝率

Untapped. ggより

 勝率は15戦やって80%。先攻7回で勝率100%、後攻8回で勝率は63%でした。除去札が多いので相手が大きく踏み込んできた後の盤面への対処やシナジーの分断が得意で、強い動きを押し付けて勝つことが多かった今までのデッキとはまた違った使用感でしたね。引いてくるカードによって毎回ゲーム展開は違ってくるのですが、それぞれのカードが細かくシナジーを形成しておりそれっぽい動きができ、序盤は不利を強いられるものの相手の動きをさばきつつアイゾーニでドローしていたらそのうち捲れるみたいな感じの不思議なデッキです。こちらはトークンで細かくアドをとれるため相手のピン除去ではアド損しにくく、ハンド・ボードアドバンテージ勝負で勝てることが多かったのは構築の狙い通りといったところ。クリーチャートークンの横展開からのコンバット以外にもトークンが戦場を離れることによる大量ドレインや大量ライフルーズ、除去で道をこじ開けながら縦に打点が伸びるクロックでビートダウンすることによる早期決着など、様々な勝ち筋を展開できるのがこのデッキの強みにいなるでしょうか。アイゾーニ自身の能力もかなりいかんなく発揮できており、場に残った大量の血トークンや食物トークンなどを生け贄に捧げ、盤面の圧を維持したまま大量にハンドアドを得る瞬間がとても気持ちいい!特に墓地肥やしを採用してはいませんが、除去を撃ったり撃たれたりしているうちに自然と墓地が肥えるので、トークン生成のための証拠収集4というコストも意外と満たしやすく、出てくるトークンの詰め性能も併せてビートダウン戦術を強力にサポートしてくれました。

今ブロールで暴れまわっているらしいナドゥデッキ相手に、
装備品を破壊しながらトークンを大量展開してビートダウンで削り切れた時は
すごくたのしかったです(小並)

なんとなーーーくのデッキの回し方

 このデッキの回し方ですが、序盤はトークン生成源を展開しながら除去を構え、相手の動きに対処していきます。なるべくトークンは宝物や食物、血トークンも併せてむやみに消費せず、盤面に残すプレイングを心掛けます。クリーチャートークンもチャンプには回さず、序盤はライフを犠牲に耐えます。サクリ台はなるべく早い段階で展開し、死亡が確定したトークンがいるときや除去を探しに行きたいときにアドバンテージに変換していきます。アイゾーニを出せた後は、コンバットでライフを詰められそうな場合は生け贄能力は起動せず蜘蛛トークンを増やしていき、そうでない場合はトークンをドローに変換して勝ち筋となるカードを探しに行きます。クリーチャートークンはコンバットに回せない場合もドレインやライフルーズのために利用できるため、なるべくクリーチャー以外のトークンから使います。雪上の血痕や孔蹄のビヒモス、血管切り裂き魔あたりがプレミアムで、ゲームをひっくり返せる威力を持ったフィニッシャー、血の芸術家やマリオネットの見習い、闇の森のコウモリあたりがトークンの生け贄をライフレースに昇華できるカードであることから、これらのカードを探しに行く意識で引きに行くといいと思います。
 回し方ってこんな感じでいいのかな?多分あった方がいいかなと思って項目化しましたが,なんかふわふわした書き方ですね。単純に自分の中でちゃんと回し方を理解できていない証拠だと思うので、ここに関してはもう少し試行回数を増やしてはっきり書けるようにしたいですね。

 個人的に、ゴルガリカラーはかなり好きな色の組み合わせだったのですが、今までなかなか構築がうまくいかず悩んでいたカラーだったので、今回かなり構築がうまくいってうれしいですね。次回のデッキは相変わらず未定ですが、アーティファクト系・カウンター系・部族系・トークン系はちょっと飽きてきたので、今までのデッキとは違ったカードを使える統率者を探してみようと思っています。

 現在のリストは改善途中であり、今後も適宜変更していくものになります。気になった方はぜひ自分好みにカスタマイズして使用してみてください。

 それでは、またどこかで。

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