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「silent」前半を見ての突っ込みだらけの感想

ドラマはリアルタイムでは見ない。というよりテレビを見ることがない。

私がテレビのリモコンを持つということはほぼない。うちのリモコンはダンナの私物である。

チャンネル権はないし、あったとしても放棄するし、専らドラマはネット配信で楽しむ。

うるさいバラエティは嫌いだが、恋愛ドラマは好きだ。静かだし、最近はロケが多くて美しい風景も楽しめる。

駅前の描写を楽しみにしている。行ったことはないのだが、鎌倉の極楽寺駅などは見るたびにほんわかする。近代的な東京の駅前もずっと見ていられる。たくさんの人人。どこに向かうのか、どんな関係なのか、通行人を眺めて想像している。

私が車生活なので、駅や電車というものがライフスタイルに関わらないからかもしれない。

東京に住んでいたこともあるのだが、遠く離れた今は嫌いだった人の多さも興味深い。見ているだけだから、ストレスが無いからなのだけど。

それで、遅ればせながら「silent」というドラマを見ている。

川口春奈主演で、目黒蓮という人が耳が聴こえなくなった恋人役だ。高校の同級生で、8年後に再開したら、聾者になっていたという設定。

リアルタイムで放映されていた頃から、いいお話だから見てみなと言われていた。けど、ドラマは後からまとめて配信をイッキ見するスタイルなので、取っておいた。

実はまだ全話見られないのだが、今年のナンバーワンドラマということでのぞき見したら、すぐに配信中のものは見終わってしまった。

なんだか、謎が多くて突っ込みながら見るドラマだ。

再会した瞬間、「うるさい、お前」と失礼なことを言っておきながら、(手話なので通じていないが)連絡先を知るとちょいちょい会おうとしたり、職場に偶然現れて仕事終わるのを待っていたり。

まあ、病気が理由で別れたわけだから、知られてしまえば、好きなものは好きだし…てなるのは分かるけど、説明足りないなあと違和感。

耳が聞こえない事実をあっさり受け入れて、とっとと手話教室に通い、すぐにある程度意思疎通するのも、リアリティない。

恋愛ドラマの常套手段とは言え、偶然ばったり出会うもの多すぎる。そこはこらえるしかないけど、またそこで会う?って一瞬しらけてしまう。

現実世界では、どんなに会いたくても東京砂漠では、偶然て奇跡は起こりはしない。

再会したら、障害者になっていたというドラマは「パーフェクトワールド」が秀逸だった。

松坂桃李が事故で下半身不随になった設計士を演じていた。その演技力が圧巻だった。身を引くというと美しいものになるが、それだけではなく自分のプライドを守ろうとする意思が別れを決意させた。共感してドバーと泣けた。

「silent」それほど泣かせてくれるのか、目黒蓮という人に期待していいのか?だけど、更新を楽しみに全話見るのは間違いない。

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