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【映画】『RIDE ON』吹替




ジャッキー・チェンの久々の新作、あえての吹き替え版です。だって、ジャッキー・チェンと言ったら石丸博也さんですよ。第一線を退いた石丸さんが復帰してくれての吹き替え、もうこっちを見るしかないでしょう。
話しは盛りを過ぎたスタントマンの物語
別れた奥様とのあいだに生まれた一人娘は法律系の大学生、新米弁護士の恋人がいる。腕っ節は頼りないが、頭脳はそれなり(但し、弁護士としては一人前ではない)、何より優しいし、人を見下したりしないという点で好感が持てます。
離婚後に奥さんは亡くなり、仕事で死に目に間に合わなかったか葬儀にも間に合わなかったのか、父と娘は絶縁状態。
それでも父親の仕事を理解し、手助けしようとするとても良い子なんですよ。
父は三歳くらいの雄馬とその日暮らしをしています。(スタントの仕事はほぼ失業状態)
それが馬と共にスタントの世界に返り咲くんですけどね。
映画が始まってまず思ったのは、わたしが過去に見たジャッキー・チェンの香港映画と雰囲気がいろいろ違う。
これは、中国映画?
ジャッキー・チェンはご家族絡みで今は中国本土に住んでいると聞いている。(ネットでは息子の不始末のせいとのことだが)この辺りのことは詳しく存じ上げないが、映画を観る限り香港映画っぽいつくりではないなと思い、違和感をおぼえました。
では、イマイチなのかと言われたら、そんなことはなくて、カンフーアクションは往年に比べれば少ないですが内容は満足できるものでした。
強いて言うなら、できが良いだけに残念なのが馬上シーンのお粗末さです。突然、そこだけ数十年前の映画作成に逆戻りしていました。あれはいったいなんなのでしょうか?
突然、安っぽい映像になってしまい、その上馬上シーンは数回登場する。
ジャッキー・チェンが可愛そうだわ。
それを除けば良い映画です。けしてアクション映画ではありません。

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