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【博物館】『埼玉県立 歴史と民俗の博物館』


埼玉県大宮の大宮公園内に在ります。
当日は公園内のスタジアムでアルディージャの公式戦があるため氷川神社で必勝祈願しているサポーターが大勢いました。
神社で祈願してからスタジアム入り、良いですね。
博物館の最寄り駅は東武線ですが、ピラティスしてから行ったのでJR大宮駅から歩くことにしました。氷川神社にお参りし御朱印を頂き、公園内をブラブラして博物館に行くというきっと王道なコース。にもかかわらず御朱印帳を忘れ、書き置きをいただくという失態を犯した。
大宮駅と言えば、新幹線で何度も通過していますが下車したのはこれが初。
在来線ですと京浜東北線や埼京線などいろいろな行きようがあります。在来線に座れたことを良いことに赤羽で乗り換えなかったら、なんと乗った京浜東北線は南浦和止まり・・・
けっきょくここで乗り換えることに、しかも違うホームに移動が必要。
やってしまった。都内だと行き先を見なくても問題ないので旅行中じゃないとその辺りが疎かになる。
大宮駅東口はエキュートやルミネがあるが、駅前広場は意外に狭い。商店街チックな通りが延びていて買い物や飲食には困らなさそう。
氷川神社までは20分も歩いていないと思う。


鳥居を潜り、参道を進む。車道とは完全に分離している参道なので、(鎌倉の鶴岡八幡宮を想像してください。)両側にお土産屋や飲食店はない。車道の向こうには数件の飲食店があった。
地元の人に愛されている神社なようで、七五三参りの家族がかなりいました。11月ではないけど、おそらく七五三だと思う。
三連休の中日で唯一晴天という予報なこともありとっても賑わっていました。
大宮公園内を散歩しながら目的の博物館を目指します。右手にはスタジアム。ここなら思う存分応援できそう。


博物館は大きな池の向こう側、敷地内で懐かしい看板を見つけました。

ボンカレー


入館料は大人300円
この価格でこの内容、とてもお得です。
展示品は8割方写真撮影OKという太っ腹、ありがとうございます。撮影NGなものにはNGマークが貼ってありますので、皆さん守りましょうね。守らない人が続発し、一切撮影禁止になったところがありますからね。
歴史と民俗の博物館というだけあり、展示は縄文時代からの発掘品展示から近代までとなっています。発掘された土器も展示されていますが、縄文土器といっても地域や時代によって(縄文時代は長い)デザインが異なります。見比べるととても興味深いです。
話しがずれましたが、将門の乱についてもその前段から解説されていますし、頼朝が鎌倉幕府を開くころなどは「鎌倉殿の13人」でお馴染みの武士たちが紹介されています。もちろん大河では収まりきらない武士たちの名も
歴史オタクにとってはたまらん博物館です。
歴史は苦手という方も頭の片隅に入れておけばドラマや映画を観る時に「あっこれは!」と気づきになると思います。

水攻め~


もう少し時代を下ると石田三成の忍城攻めの書状も展示されています。秀吉が三成に水攻めちゃんとやれよという書状です。
あそこで忍城が落ちなければ・・・いや、忍城がもってもいずれ小田原城は落ちただろうな~(涙)
さぁ今回、大宮まで来た目的はここからです。
同博物館所蔵の国宝太刀と国宝短刀を見るため。


長船派の刀工景光、景政による国宝太刀、御物太刀、景光による短刀(謙信景光)
謙信景光は米沢にあると思っていましたよ。(何故きみは埼玉に?とういか、謙信景光は国宝だってことを数ヶ月前に知りました。)
刀を見るたびに思うのですが、始めから奉納されるために作られた刀は別として、戦国期までに作られたものは使われることを前提にしています。
にも関わらず美しい彫りが施してあったり、刀って武器として使われていた頃から芸術品であることを求められたというか、刀鍛冶たちが見た目の美しさにも拘ったというか、とても不思議な存在。神秘的で、付喪神って本当にいるなって思う。
ここに所蔵されている太刀と謙信景光は手入れが行き届いており、長船派の太刀と短刀が大事にされていることに感謝です。

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