日本史の謎シリーズ②~瓜生島伝説
みなさんお久しぶりです。半年以上冬眠をしていた半分珍獣です。
日本史って言ってるくせに教科書には間違いなく載ってないやつを紹介するシリーズ第二弾です。
今回は瓜生島というムー大陸やアトランティスさながら海の中にボッシュートされた島の伝説を紹介していきます。
・瓜生島って何ぞ?
・マジであった伝説なの?
こんな感じのこと書いていきます。本題へさっさと移ります。
瓜生島って何ぞ?
瓜生島とは江戸時代のちょっと前の1596年に一晩で海にゴクンされちゃった島のことです。
今の大分県の別府湾にあったらしく、「豊府聞書」や「雉城雑誌」とかいうイマイチ読み方がよくわからん資料に瓜生島について書いてありますが、当時のお偉いさんの記録には残っていないというもうすでにきな臭い島。
ただ島についてはムー大陸やアトランティス大陸ほど創作っぽさのある概要ではなく(ほら、超能力が使える人種がいたとか云々)戦国時代に栄えた港町だったということ。
なんで沈んだかというと、地震で沈んだらしいです。
「争ったら神様にキレられて島沈むぞ!えびす様の像の顔が赤くなったらその前兆じゃけぇ!」って言い伝えがあるのを聞いた現実主義者のお医者様が、いたずら心で像の顔を赤く塗りたくったところ、ガチで沈んだとか。
伝説って何かだいたい愚かな人間が神にキレられた結果の虐殺みたいなシナリオ多くないですか?
マジであった伝説なの?
とまあ、明らかに後世の人間の作り話だろ!似たような話どっかで聞いたことあるわ!と言いたくなるのも無理はありません。
ところがどっこい、ある程度実話だった説があるんですよ。
まず地震についてですが、どうやらその時期に別府湾で実際に地震があったそう。
「でも地震から勝手に創作が作られるのもよくある話じゃん?」と思いましたか?
実はその地震で「沖の浜」という港町があぼーんしたらしいです。
その話に尾ひれがついた結果の「瓜生島伝説」なのでは?と言うことですね。
まぁ話を誇張したくなるのも人間の性といいますか、その結果こうしたロマンが語り継がれているのですから、あながち悪い癖とも言い切れず…。
まとめ
ということで、もうタイトル詐欺と言われても仕方がないレベルで日本史でなありませんが、細かいことは気にしない。
要するに実際の地震と港町の沈没を誇張に誇張しまくった結果「瓜生島伝説」が誕生したんじゃねっていうことです。
神さまを怒らせたらロクなことがないから、言い伝えはしっかり聞いておこうねっていう教訓話ですね。
だから案外「渡し箸はやめとけ」や「霊柩車が通ったら親指を隠す」とかの言い伝えは守った方がいいのかもしれません。というか前者は行儀が悪いのでやめましょう。
それでは、今回はこれにて閉幕。
ありがたき参考サイト様
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