ゆうべ眠れずにGと戦った 〜ディケンズ『オリヴァー・トゥイスト』15 (Chapter26-27)〜

どうも朝からボーッとして、低気圧のせいかなというフォグにまとわりつかれている。寝不足ではないと思うのだけれども、きっと、夜寝る前に、家族の騒ぐ声の方に行って、巨大なGを処理したからだろう。

いまさらGhost of Tsushimaをやっていたから、発見、観察、捕獲、処理の工程を、澱みなく行えた。アイデンティティが乗り移っている。だから何かというわけではないのだけれども、守るという気持ちが強いと命を奪う時のやましさが軽減される気がする。

ただ、アドレナリンのようなものは出て、軽い興奮状態になった。眠れなかったので、空想上のGと戦っていたら、youtubeの声も子守唄になって、最終的に寝た。気づいたら朝だった。ちょっと損した気分。

そんなつまらない話しか用意できず。学童の保護者会のレジュメを書き、指導員さんに渡し、保護者会の司会シナリオを書いて、担当者に渡した。

Chapter26
サイクス失敗するの報を聞いて、フェイギンはアジトへ向かう。そこにサイクスが戻ってきてるかどうかを知るために。一緒に行ったトビーはじき戻ってきたが、サイクスは戻らなかった。だから、サイクスの家まで行った。ナンシーは酔い潰れていた。フェイギンはオリヴァーの価値を知っている。そのことをナンシーに漏らしてしまって、慌てるが、ナンシーは気づいていない。

フェイギンは自分のアジトに戻る途中で、モンクスという男に声をかけられる。そしてアジトで、この一連の顛末を話す。しかし、どうして、オリヴァーをスリの仲間にして、刑務所に送り込まないのか、と聞かれて、犯罪が成功しないから脅しもできないし、その状態で捕まったらこっちの身が危ういと述べる。オリヴァーの価値には言及しない。すると女の亡霊の幻影が登場。

Chapter27
ふたたび、視点はミセス・コーニーの家に。慌てて部屋に戻ってきたミセス・コーニーにバンブル氏は、新たな地位をちらつかせて、再婚を迫る。そして受け入れられる。ミセス・コーニーは、さっき知り得た宝のありかは教えない。けれども、バンブル氏は、コーニーがいないところで、秘密の鍵などを発見していたので、資産の存在を悟る。

バンブル氏は、帰りに、面倒を見ている貧民の家に行き、その婆さんが首尾よく亡くなりそうかどうかを確認する。そんな折にイチャイチャしている2人を叱り飛ばして、少しだけ気持ちが落ち着く。

後半から、もはやオリヴァーではなく、多くのキャラクターが立ち上がる。フェイギンやバンブル氏は、悪党でありつつも、独自の考えを持ち、行動し始める。ドストエフスキーがディケンズを好きだった、ということは、なるほどと思う。これらディケンズの登場人物たちは思想こそ語らないまでも、自分の生命を持ち始めている。

フェイギンは、保身が最も重要であるとしても、ちょっとした人間味を出し始めている。

なんかボーッとして、単なる報告みたいになっちゃった。

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