ドメーヌ・コーセイ 503 メルロー
ひとまず人間ドックも終わったので、どれか試してみたいなあと思っていたドメーヌ・コーセイのメルローをあけてみることにした。
私が持っているのは2019ロゼ、2020ロゼ、2019アメリカンオーク、2019フレンチオーク、2020の401、2020の503、2020の601、2020アメリカンオーク、2020フレンチオーク、2020チェリー&ボニカである。
買わないと言ってたワインだけれども、2020のチェリー&ボニカを買ってしまい、また箍が外れそうになった。
今回開けるのは、主力のメルローをフレンチオークで醸したものとアメリカンオークで醸したものをブレンドしてつくった「503」。2019ロゼが良かったので、かなりの期待度があった。
もちろん、香りはいい。樽香が強め、ということだが、バニラと焼いた杉の香りがする。奥にスミレ。そこまで樽香にアロマは負けていないような気がする。ただ、もう少し置くと、なじんでいくか。
味わいは、確かに果実味が弱いかもしれない。酸味が十分あるので、やはりもう少し置いておいた方がよかったかもしれないが、私は今日樽ッとしているメルローを飲みたかったので、むしろ、これでいい。若干の青みもまだ残っている感じだが、あと数年、置くべきかもしれない。
ドメーヌ・コーセイは、まるき葡萄酒などを傘下に収めるドメーヌ・レゾンのいちブランド。味村興成さんは長らくメルシャンで醸造責任者を務めていた人物。「甲州きいろ香」などの開発に関わった人物。
メルシャンのきいろ香とグリドグリは、具合を悪くして酒を制限していた先だって亡くなった偉い方と一緒に出張で飲んだ時に、出したら、とても喜ばれた逸品。
ここのブドウは一部本田圭佑プロデュースのワインの原料としても使われている。あれはものすごい高価なので、そういう意味では本家本元の同原料を用いるこっちでそのポテンシャルを確認するのが手始めかもしれない。
コルクはディアム5。やはり、5年くらい寝かせての開栓が吉かもしれない。ただ、長野県産メルローは美味しい。最初にワインにハマったのは、これがきっかけだったし、懐かしさすら感じる。