2024.10.03 〜弁当生活3日目〜
日曜日に退院して4日経った。
入院生活を振り返る中で、尿カテーテルに繋がれている時間が一番辛く、この生活をもう一度経験するくらいなら、食生活を見直そう、となった。
どこを見直すか。朝食と昼食である。
朝は食べない。だからお腹が減って、昼にちょっと多めの外食をして、午後眠くなる、のサイクルはよくない。誰がみても良くない。「多めの外食」を減らしたら、とも言えるけれど、やはりストレスは多いもので、それを何かで発散する必要がある。多めの外食はそれにあたっていた。
朝を見直すことにした。朝、30分早く起きて、朝ごはんの用意をする。自分の手際だと、
①味噌汁…具によるが、5分
②果物…剥くものかどうかで時間が分かれる、5分
③野菜酢の物、キノコマリネ、漬物…作り置き、買ったものも
④卵焼き…5分
⑤米…保温中のものを使い切る
⑥昨日残った肉物…あれば
⑦ヨーグルト
くらいである。
これを基本にして、適宜起きた時間によって入れ替える。
で、みんなを送り出した後、出発までの時間に、残ったものとちょっと作ったものをプラスして、弁当を作る。
この、送り出した後から出発までの時間、今までは洗濯物を干す時間に使ってた。それが、ドラム式洗濯機のおかげで削減された。これは、QOL爆上がりというやつである。
ここまでで、主要なトピック2点を振り返ってみたい。
尿カテーテルの辛さ
尿カテーテルとは何か、という問題についてはググってもらうことにして、簡単に言うと、膀胱と外部を管で繋いで、排尿動作をせずとも排尿できるようにする装置である。尿道に管を入れるわけだけれど、デリケートなゾーンを人に見られるという羞恥の他に、入れたときに擦れてできた傷、入れているときにできた傷などが、抜いた直後から二日間くらい、排尿時に「いて、いてて、いててて」となる。これに恐れをなして、排尿しないと、再度尿カテーテルの世話になる。悲劇は繰り返される。
それだけじゃなく、ベッドに括り付けられているときに、腰が痛いものだから、少し体勢を変えようとすると、私だけかもしれないが、陰茎が引っかかって、「いて、いてて、いててて」となるし、体勢を変えて若干腰を浮かし気味にした途端に、膀胱が押されて、猛烈な尿意に見舞われた挙句に、出すことも叶わぬ、という状況に至る。だから、元の腰の痛い位置に、戻さなくてはならぬ。これで私は、13:00〜9:00まで動けなかった。もっとこの状態のままの人だっているだろう。私などは早く取れた方である。
そして、管を抜くときに気持ちがいいという御仁がいるが、ただ痛い。そして尿意だけもたらしていく。そこですぐに私はトイレに行けたからいいものの、カテーテル装着の経験によって、管が抜けてもなお尿意を感じる必要を身体がネグレクトする場合もあるらしく、その場合は再度カテーテル挿入になる。辛い、辛いぞ。
これをまた経験するくらいなら、食生活を我慢する、そう心に誓ったのである。手術よりも何よりも、この腰の痛みと尿意との板挟みで、時計を見たらまだ22:00。暗闇の中、何もできず、ただ、沈潜せざるを得なかった。
ドラム式洗濯機
7〜8年使った洗濯機が壊れてきて、ドラム式を検討した。
問題は、置き場所の面積との兼ね合いだった。
ドラム式の多くは、上面の面積より背面が飛び出ている。そして、私の設置が悪いからなのか、洗濯物が少ないと、振動が多少ある。なので、縦横ギリギリよりも➕10cmくらいの面積が欲しい。
それとやはり少し背が高いので、水の供給口と接触しないか、という点はおさえたい。また蓋を開いたときに思ったところと干渉する場合があるので、蓋を開いた状態で、動線が確保されるかどうかについては、事前に確認したい。
二、三件、電機専門店を回った。私たちは、新作が出る前の時期、8月中旬あたりを狙って、型落ちる前に売り切ろうとする店側の思惑に乗った。それは得という人もいれば、そうではない人もいるので一概にはわからないけれど、8月中頃の商品入れ替え時期での値引きを狙うのもいいだろう。
値段については値引き時期を狙ったといえ、極端な安物は避けた。そうなると、代表的なメーカーに絞られてくるが、まずはランニングコストを確認した。ヒートポンプ式というのは価格は高いが、電気代は抑えられる。私はヒートポンプ式にした。
そうなってくると日立、パナソニック、シャープ、AQUA(SANYOの技術がある)、東芝の5択になってきた。洗濯容量、乾燥容量が大きいと必然的に価格も上がる。
実際使って思ったのは、結局乾燥までしてしまうから、たとえば、限界が13kgだったとして、一気に洗濯すると、乾燥容量が6kgの場合は、2回に分けて乾燥をかける必要が出てくるということだ。だから、乾燥容量限界で、見たほうがいいと思った。ウチは、敢えて、若干の洗濯容量小さめを選んだ。洗濯11kg、乾燥6kgでいいやとなった。
この5社、AQUAだけが、垂直なドラムを採用しているという。他はとりだしやすいように、ちょっと斜めで、それが水の動きに微かなバラ付きを生じさせ、洗いムラができる可能性がある、ということらしい。AQUAのサイズはコンパクトで可愛らしかったし、こうした利点もある、と理解して、AQUAにするかなあと思ったけれど、最終的に決定打になったのは、ゴミフィルターの処理しやすさだった。
買ったのは結局シャープだった。日立、パナともに非の打ちどころもなかったけれど、価格と上記基準で考えた場合、日立、パナは私たちオーバースペックかと思った。また、フィルター掃除が、割としやすい。今、使ってみて、他との比較はわからないけれど、簡単に掃除できる。
そうこうして、ドラム式を購入した。どうして東芝はないのかというと、即日配達が欲しかったのと、専門店ではたくさんあって選びきれなかったので、近隣のイオンに入っているノジマ電気にあるものの中から選んだ。即日配送も魅力だった。けれど台風が来たせいで、ちょっと配送は遅れたんだけれども。
こうしてQOLは上昇した。
弁当作り
そんなわけで、退院して以降、そんな空き時間を使って、弁当を作って持っていっている。
朝の豆腐味噌汁、キノコの醤油マリネ、ゴーヤの酢の物、ポテトサラダ、肉団子、漬物。ご飯、である。
①豆腐味噌汁・・・もともとあった残り
②キノコの醤油マリネ・・・作り置き
③ゴーヤの酢の物・・・作り置き
④ポテトサラダ・・・10分(剥く、レンジでチン、砕いて混ぜる)レンジでチンの時間が多すぎて、かすかすになった
⑤肉団子・・・あたためるだけ5分
⑥漬物・・・買ったものを入れるだけ
⑦ごはん・・・保温されているのをいれるだけ
という感じ。
いつまで続くかわからないけど、酢の物生活は続けたいと思う。
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