見出し画像

「経済政策/Chinaは相当困っている、打ち手に窮していてしかも下策しか出てこない?」/習近平専制独裁体制の本質的欠陥か?

有利な条件あるにもかかわらずすっきりしないChina経済

近年、China経済が復調したとか、まだだとか、マスメディアでは様々な解釈や識者の評論がされてきました。
しかし、ウクライナ戦争でロシアと結んで原油輸入には困らず、物資輸出による潤いもあるにもかかわらず、China経済の報道はすっきりしません。
それは株価に良く現れています。Chinaの株価指数は軒並み良くありません。国際金融スジは、全面的ではないにしてもChinaにこれまでのように投資するつもりはないと思います。

米中冷戦による米国の打ち手が利いているのか?

その原因については、なかなか難しいところがありますが、やはり米中冷戦による米国の打ち手が利いているのかもしれません。

今日のロイター記事

今日6/13のロイターの記事はほとんど見出し内容だけの小記事ですが、ここに現Chinaの政治体制の欠陥が現れているような気がします。

ほんとに、この記事はべた記事で、Chinaが振るわない経済を、構造問題の不動産を支援する、景気刺激のために金利を引き下げる、ということが書いてあるわけですが、こんなもので構造問題が解消しようとするわけがないと思わざる得ません。

China執行部の独裁体制の欠陥ではないか?

この打ち手ですが、まったく張り子の寅とはこのことで、内容がありません。基本的な対策として、この状況でももっと光る内容が普通は感じられるものですが、まったくありませんし、悪手そのものです。
金利下げなどは、元安を加速して、構造問題の資本逃避を加速するだけです。こんなことで景気刺激できるなら、とうの昔にやっているでしょう。
不動産支援にしたって、さんざん公的支援はしてきてなお過剰投資してきたのでこうなっているわけで、さらに支援などと言って何があるのでしょうか。

よくよく考えてみると、やはりこれは、Chinaの独裁体制の本質的欠陥によるのではないか、と思えてきます。
習近平は、昨秋の共産党大会で政敵の可能性ある有能実力者をことごとく幹部から外しました。側近は子飼いだけで固めたと言われています。
そうであれば、専制独裁では必ず現れるものですが、その本質的欠陥である、無能政治が行われつつあるのかも知れません。
もしそうなら、Chinaの衰亡を加速することになるでしょうことはかなり蓋然性が高いことになります。

この先、この視点でChinaに注目していく必要がある!

専制独裁体制というのは、外部に情報が公開されないのですが、どこかで漏れてくるものです。
今後、こういう視点でChinaを見ていくことが極めて重要になると思います。
識者の報道には十分注意して情勢を見逃さないようにしなかればなりません。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?