見出し画像

「猛然たる勢いの相場が終わりつつあるか、情勢は動きつつある。『神経質、米経済の軟着陸思惑と高値警戒が綱引き=来週の東京株式市場』(ロイター平田紀之)記事が典型的で参考になる」

猛然たる勢いだったこれまで

年初からわずか二カ月で、
日本市場は米国の上昇相場にもつられて猛然たる勢いで少々してきました。

日経平均は、33000円台 から 40000円台
TOPIXは、 2300P台後半 から 2700P強 

NYダウは、  37,500ドル台 から 39,000ドル超え
ナスダックは、 14,700P台 から  16,200P台

ということで、すごい勢いで上がりました。
こういう激しい動きのときなので、私自身もこのところは少し記事を控えていました。

日本株への国際金融スジの投資がすごかった

上記の数値を見てもわかるように、世界の中心たる米国株より日本株の方が大きく上昇しました。
これは、文字通り国際金融スジが日本株へシフトしてきているということです。このことは、本欄でもたびたび引用している豊島逸夫さんの『金のつぶやき』(日経)が知らせてくれている通りです(例えば以下記事)。

繰り返しますが、豊島さんもご指摘の通りで、これから日本株も国際金融スジの洗礼に一層さらされるようになります。つまり、ボラティリティーが大幅にアップする、乱高下を繰り返す、ということは確実です。

3/8午後ロイター『神経質、米経済の軟着陸思惑と高値警戒が綱引き=来週の東京株式市場』(平田紀之)記事が典型的で参考になる

昨日のNY市場で日経平均先物が大きく下落しました。シカゴ日経平均先物が、700円以上値下がりし、38825円まで下がりました。
ダウもナスダックも下がったこともありますが、来週以降日本株も一旦短期的には利食い売りなどで調整が入るかもしれません。

短期的なファクターをうまく記事にしてくれていおるのが、昨日午後のロイター記事です。

どちらかと言えば、ポジティブな記事です。半導体株も米国株中心に底堅いので日本半導体関連もポジティブ、来週は春闘の賃上げ回答が集中する週で
その結果はかなり期待できそう、ただ日銀の金融正常化が早まる思惑があり、円高があるだろう、と言っています。
また、
「足元の株高は「過剰流動性が支えになっている。ショックが生じれば値幅を伴って下落しかねない」(東海東京の中村氏)ともみられている。11日には、米銀シリコンバレーバンクの破綻直後に導入した緊急融資制度が停止されることもあり、市場で警戒感が高まらないか目配りが必要」
とも最後に書いていて、やはり日本株は一旦調整するかもしれません。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?