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「70歳の正解」和田秀樹著(幻冬舎新書)改めてご紹介

母の介護の昨日の記事(下記)で最後に紹介した「70歳の正解」和田秀樹著(幻冬舎新書)について、改めて紹介したいと思います。

昨日は、母の介護の視点で引用し、紹介したのですが、それだけではもったいないということに気付きました。
今朝、第6章と最終章を読み、帰宅時の電車の中でも全体を見直してみて、60代の私のような定年後を展望、プランニングしつつ第二の人生を歩み始めた人にまさにぴったり。
通勤しながら、今朝何か希望に満ちて元気いっぱいで会社への道すがらを早歩きで歩いたほどです。

ネタバレにならない程度に簡単にご紹介します。

身体、心と脳の健康について70歳に向けて、高齢者医療の専門家の立場から懇切丁寧に世間の常識にとらわれず新たな視点も交えながら合理的に説得を試みてくれています。
このあたりはさすが、練達の書き上手といったところで、”ためになって面白い”読み物となっています。

そして、次は何はなくとも、老後には”金”が必要ということで、実際に介護制度や高齢者医療を患者に向かい合って実態を知悉している立場から、具体的に情報を教えてくれています。
本当に私たちは親の介護でもないと、介護保険の制度や高齢者医療制度について何も知りません。親の介護をするにも、自分の老後をプランニングするにもこの種の情報が絶対に必要です。

さらには、家庭運営。配偶者との付き合い方は、やはりこういう目で見なければならないというドライかつ暖かい目で読者に語り掛けてくれています。
仕合せは、個々人で異なるものです。それに合わせて具体的に自分でプランニングし、行動していかなければなりません。

以上で後顧の憂いについて一掃した後、
最後の2章分で、生きがいについて語ります。
それは、やはり何でもいいから仕事(広義の仕事の意味です、ボランティアやその他も含みます)をすること、そして勉強をすること。
これは、本当にそうだと思います。
中途半端な遊びなど、大の男が熱中できるわけがありません。さりとてエベレスト単独登山というような壮大な遊びはもう無理、と思う大半の60代は、やはり、
1)仕事
2)勉強
これに尽きます。
ここで言う仕事と勉強は別々ではありません。相互作用しながらそれぞれを充実させていく車の両輪のようなものです。
これによって、残りの人生で何事かを世間に残そうという気になってきますし、また志を継続すれば必ずや可能ではないでしょうか。

60代の皆さん、自分自身の残りの人生のため、そして日本のため、世界のため、個々の力で何事かをこの世に残していこうではありませんか。


さて、具体的には、ご購読いただくほかありません。是非ご一読をお勧めいたします。


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