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「11/1,2のFOMCを控えて」/サプライズはあるか?

0.75%は間違いない、12月以降に対するスタンスは?

さて、来週早々11/1、2にFOMCがある。FRBは十中八九0.75%の利上げを発表することは間違いなさそうだ。
問題はその先12月にもう一度あるFOMCへのスタンスだろう。
最近では、12月は一回利上げの効果を見て一旦様子見するべきだとか、という意見が2,3出ていた。

また、雇用状況について、利上げ継続を抑えるるような情報も見かけた。その一つが以下の私も言及したものである。

株式市場の状況からみると

株式市場は、前回FOMC直後に下落して、そこから特に先週来で上げてきている。
ニューヨークダウは、
29000ドル割れ が、 32861ドル
NASDAQは、
10500台    が、 11102
日経平均は、
26000円割れ  が、 27105円
香港ハンセンは、
17000     が、 14863
である。
ニューヨークダウが際立って戻しが良い。NASDAQと日経平均がくしくも似たような戻りを示している。
そして香港は、中共党大会でのあの習近平独裁体制人事が不評なのか、10%以上下落している。

6月のFOMC時の下落から、8月まで大きく戻した上げ相場ほどではないが、今回もそこそこ株式相場が戻していることは間違いない。
FRBもそこは見ているはずであり、多少抑制する利上げ優先の姿勢を示してくる可能性はあるだろうと思う。

雇用状況はそう簡単にひっ迫から変わらないのでは。

雇用状況は、おそらくだが、そう簡単にひっ迫状況から変わらないのではないかという気がする。
下記記事などは、100年前のパンデミックの後の雇用状況なども調べて論じているが、

確かに今、米国で起こっている再就職控え、という現象は一時的でないのかもしれない。

そうみると、やはりFRBは12月に関しても、タカ派色は打ち出してきそうな気がする。しかし、様々な情報が景気後退リスクを発信しているところから見ると、これまで以上に利上げ継続を強く発信してくるようなことはかえってリスキーだろうと思われるので、タカ派色の強さはさほどではない可能性が高いのではないか?

株式相場の予想としては、

11/1,2のFOMCではFRBのタカ派色継続が発信されるだろうことから、株式相場は多少の下げが出ることは出るだろうが、その後意外に安心感が出てこれまでの上げ下げの中で少しづつ上がり目を維持するような展開が期待できるのではないか、と言うことかもしれない。

まず、このような予想は当たるも八卦、ということではあろうが、当たらずとも遠からずとことになるような気がしている。

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