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「米経済統計の良い数字が続いて利上げ終了観測、先月末以来上昇続く市場は祭りに酔っているか」

先月末からの市場上昇の流れに良い数字が続いた

先月末の日銀金融政策決定会合、今月初めの米国FOMCと続いたイベント間、上昇を続けた市場が先週から今週にかけて米経済統計の良い数字が続いた上に今朝がた発表された消費者物価指数(CPI)が先月の3.7%から3.2%と減速し、予想の3.3%も下回ったことから、FRBの利上げが終了するとの観測を齎しました。
このことにより、さらに市場は上昇していったというわけです。

本日11/15(水)の日経平均は800円余り、今年最大の上げ幅を記録し、年初来高値の3万3753円まで200円余りのところとなっています。

久しぶりに豊島逸夫氏のコラムも懐疑的、、、

こういった状況下で久しぶりに豊島逸夫氏のコラムを取り上げてみたいと思います。

「CPI(米消費者物価指数)祭りの酔うNY市場、信じてよいのか」という刺激的な表題をつけています。
ただ、その表題の刺激的さに比して、内容の方は、非常に冷静です。
いよいよ利上げ停止が視野に入って国際金融スジがリスクオンの態勢を取ろうと利下げの時期に関心を集中させ身構えている中で、
まさに今後も続く経済指標の数字とFRB高官の発言に注意が必要、
という趣旨を開帳しています。

祭りに酔っているのか

ここ2週間ほどの相場の上げは、かなり大幅なものだったと言えます。
日経平均で、  30500円ほどから33500円越え、
NYダウで、   32500ドルほどから34800ドル余り、
ナスダックは、 12700ポイントほどから14090ポイント余り、
香港ハンセンでさえ、17000ほどから18000あまり

この数字を見ると、やはり大幅上昇と言えます。
そして、昨日の米国ダウの500ドルほどの上げ、今日の日経の800円以上の上げを見ると、やはり豊島氏ならずとも「祭りの酔っているのか」との感が湧いてきます。
少々危ないところに来ている気もしてきます。

私自身もここは慎重に行きたい気がしており、さらに上がるようであれば利確をいくつかしていく、この上げが一時的でそこそこ下げ戻るようであれば銘柄選択してバリュー株の買いを入れる、というくらいのスタンスでいます、ご参考まで。



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