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「家庭の運営という概念 その8」/安心基盤の上に集中力で勉強、あとはバランス

 さて、ここまで家庭における安心の重要さ、それを基盤として家庭の運営の基盤とするということを述べてきたのかな、と思います。

 安心の基盤ができると、家族は外に向かって挑戦をしていこう、という方向になってきます。だからこそ安心基盤が重要なのですが、そうなってきたらシメタもので、あとは細かいテクニックを使って運用していくことになります。父親、母親としては自分自身の自己啓発を粛々と進めながら、子供たちの教育の実践に取り組むということです。

 さて子供たちに関してですが、我が家のことは前にも申しましたように、勉強をコツコツとでもやらせていく、ということでした。これは特別の才能があったり、親の方に特別の才能教育を出来る能力がなかったのが理由と言えば理由です。実際多くの普通の家庭ではそう考えることが多いのではないでしょうか。確率的なことを言えば、例えば才能教育と言ってスポーツや音楽の才能教育をやるとして、それをプロとして食っていけるようになる確率はもう本当に希少なものです。万分の一くらいがせいぜいでしょう。

 そう考えればやはり勉強をさせるのが最も確率が高いと思います。東大に入学することがもちろんすべてではないですが、東大には毎年3000人以上が入学するわけです。さらに大学がすべてではないけれど一流大学に至ってはその10倍くらいは毎年入学するわけです。日本の場合、一学年100万人としてみると才能教育の場合万分の一0.01%100人に対して、勉強の場合3万人、3%ですから、そこだけ見ても確率的にもうこれはめちゃくちゃと言ってよいほど効率が良いことがわかります。

 さて、子供たちに勉強をやらせていく、それには当たり前のように勉強をするように習慣化していくことが基本でしょうか。そして、もし家計に少しでも余裕があれば、公文などに行かせるのが良いでしょう。それを親が勉強する姿を見せながら、やる気を引き出すように教えてやることも大事なことです。そのような習慣づけの中で目標に向かって挑戦していくという明るい雰囲気を家庭に持たせていけるようになると良いと思います。

 ただ、子供たちが本当に小さい頃は勉強だけでなく、習い事や運動(剣道、柔道やサッカー、野球など)も並行してやらせてあげた方が良いように思います。子供はやはり心身のバランスの上に成長していくものだからです。

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