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「今村均大将について、書き始めたいと思います」最も書き残し語り続けておきたいと思っていたことです

今村陸軍大将は、

激動の明治、大正、昭和を激動の帝国陸軍で過ごし、戦後まで生き抜き、不敗の将軍、聖将とまで言われています。

その今村大将について記していきたいと思います。
マガジンとして皆さんにお示しすることにしました。

今村大将については、これまで最も、書き伝えていきたいと思い続けてきました。
いままで、構成をどうしようかなど考え、手を付けることができずにいましたが、そういう大それたことを考えるより、良し無しごととして、
語らせていただくうちに何か形が見えてくればよいのではないか、
もし万が一形が見えなくてもそれはそれでよいではないか、
皆さんにお伝えすることの方が大事なことではないか、
と思い至りました。

今村大将は、大東亜戦で幾度の死線に遭遇しながらもその都度死線を超え、戦後までいのちを保ちました。
戦後まで生き延びたことで、浩瀚な回顧録を残すことにもつながりました。
生涯の記録を残すとともに、戦後の戦勝国による不当な戦犯裁判の記録も残しています。
また、巣鴨出獄(昭和29年10月)後、その死(昭和43年10月)に至るまで、戦争犠牲者の援護のため引き続き著述をされました。

今村大将の自叙録

その記録によっていま、私たちは今村均陸軍大将の人柄をしのぶとともに、歴史的事実と当時を必死で生きた日本人の考えを知ることができます。

主なものは、
今村均回顧録 正・続
(一軍人六十年の哀歓 としても出版)
です。

この記録は、日本人が作った空前絶後の巨大組織である帝国陸軍の軍人人生を真面目に生きた今村均個人の記録にもなっています。
日下公人氏が言うように、多くの現代社会を生きる組織人にとっても考えさせられ、得るものが非常に多い滋養の高い読み物と言えます。

私は、今村さん(今村さんとお呼びしたいと思います)の著述をそれこそ繰り返し繰り返し読んできました。恐らく回顧録については10回以上読み返しています。それほど読み返しても読み返すたびに心の芯から温められ、励まされるのを感じます。

私自身、今村さんの著述を読むことにより、仕事のつらさをしのぎ、新たな活力を得て、企業人としての人生を意味あるものとして形作ることができ、なんとか定年まで勤めることができたと思っています。
また、日本の近代史についての見方について、戦後の偏向史観から離れて、真っ当な歴史観というものも、全て今村さんが書いておられると思っています。

そういう滋養の高い読みもののあれこれや、今村さんにかかわる様々な事柄をお伝えしたいと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。

上述した日下公人氏の著作は、以下になります。


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