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「3/7パウエルFRB議長議会証言『利上げペース加速も』タカ派色満載」/だから言ったでしょう、、、インフレは昂進していきます 

3/7パウエル議長のタカ派満載議会証言

今日3/8(水)のニュースは、やはりパウエルFRB議長の議会証言でしょう。
このインフレが止まない情勢下、やはりパウエル議長はタカ派色を満載した証言をしてきました。

「利上げペース加速も」有り得ると、3/21、22のFOMCでは0.50%の利上げもあるとの発言です。

3月FOMCは0.50%の可能性 

当然、1月の経済統計の結果を見れば有りうる線だということは本コラムでもたびたび申し上げてきました。

なにしろ、このインフレはなるべくして成っているインフレです。

インフレは構造要因で本質的

それが雇用情勢に明瞭に現れています。
つまり、世界の労働年齢人口の構成が逆転現象を起こしていて、最廉価な労働力を世界に供給してきたChinaの労働力人口も減少しているのです。
先進国の労働年齢人口は言うに及びません。
しかも今アメリカでは、高齢者がポストコロナで雇用市場に戻ってきていないのです。

こういう構造的ファクターによる本質的パラダイム転換が起こっているので
す。

グッドハートとブラダンによる予言

これは、今私も前半を読んでいるところですが、下記の「人口大逆転 高齢化、インフレの再来、不平等の縮小」2020年(日本語訳は2022年5月)に明瞭に書いてあります。

日銀にとっても悩ましい(日経滝田氏)???

植田さんは安堵していると思いますよ!!

先にあげた日経の記事の余禄に、滝田記者のコメントが掲載されていました。
いわく、「米長期金利が再び4%近辺に上昇したことは、日銀の長期金利にも上昇圧力となります。黒田東彦総裁から植田和男次期総裁へバトンタッチの時期に当たる日銀にとっても、米国のインフレ圧力のしつこさに悩ましい問題でしょう。」としています。

とんでもない!植田さんは良かったあ、と安堵していると思います。
そうでなくても物価は上がり、日銀の低金利政策への投機筋からの仕掛けに苦しんでイールドカーブに大きなひずみが行きっぱなしの状況です。
米国や欧州がまだまだ利上げが続くということで、昨12月に黒田総裁が時視した、実質利上げの修正が、為替の過度の円高を齎さずに可能になったわけですから。

今後、日銀は、非常に抑制の利いた形でモデレイトの上にもモデレイトな実質利上げし、緩和状態を維持するという金融政策を継続できるわけです。
もちろん、市場との対話とか、理屈付けは非常に大切です。それは私に十分わかるわけではありませんが、植田さんは学者中の学者です、そういう理屈の通った説明は得意中の得意のはずです。

インフレへのパラダイム転換で中間層が再び潤い格差が改善すると期待できる

そうなのです、インフレへのパラダイム転換で中間層が再び潤い格差が改善すると期待できると思います。

今、このことについて、いろいろな角度で議論が開始されてきています。
また、私も上記のグッドハートとブラダンの本を今読書中ですので、そこについては、別途また記事にしてご報告したいと思っています。

それでは、ひとまず今回はこの辺りで。

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