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「1/30,31のFOMCに注目、3月利下げは難しいのではないか、5月以降が順当。日銀も3月以降でマイナス金利解除か」/米国経済のソフトランディングの確率高まり株式市場は崩れにくいか、そうなれば日本市場にも期待できるか

1/30,31FOMC

近々1/30,31に米国金融政策決定会合(FOMC)が開催されます。
ここで、利上げ若しくは利下げの金融政策変更があるとは思えませんが、問題はいつ、現在の引き締め金利を解除し利下げに踏み切るか、ということです。

近々の情勢は、上記記事などに典型的にみられるようなものです。利下げは思ったより遅めに開始しそう。

米消費支出は、予想を上回る状況が続いており、極めて堅調です。一方でインフレは若干予想を下回る推移を示して、米経済はいよいよソフトランディングの可能性が高まってきていると言うものです。
このような中で、FRBは市場が期待するほどはやく利下げに踏み切ることは出来ないのではないかというのが大勢のようです。これは、これまでと同様、市場すなわち国際金融スジの予想或いは期待に対して、FRBはまだまだ我慢せよ、という様な図式の延長だという感じがします。

22年、23年と同じ構図がしばらく続けば日本経済にとっても良いが

これまでという意味では、なかなかインフレはしつこくてそう簡単に収まるものでなく金融緩和方向へ行くことは出来ない、というFRBのスタンスだということです。
これは、強いドル政策とも言えるもので、日本にとっては円安基調を維持することができる好ましい状況でした。
この図式にいましばらく同様の情勢が続くというのなら、今後もかなりの間日本経済にとっては好ましい状況が継続するのではないかという気がします。
そして、それが金融政策面に限らず、米景気の維持という意味でも日本経済にプラスに働くものでしょう。

米国の金融リスク

一方で下記のような、いわば昨年春に起きた米銀破綻に伴う危機の後始末の中で起こるリスクもニュースになっています。

上記記事には、流動性減少と資金需要増となるイベントとのタイミングの重複で混乱が予想されるといっており、どこまでそれが制御できるのか、定かではありません。
こういった想定がされるだけに、国際金融スジは3月利下げによる金融緩和をせっつくということなのかもしれません。

当面、こんなプラスマイナスあることを押さえておくことも一理ありそうです。
個人投資家の皆さんには、ご健闘をお祈りいたしますとともに、私も頑張りたいと思います。



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