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「中銀の姿勢への理解が国際金融スジに届いていない。まだ、ドルは買われ株は売られる可能性が大きい」/ヨーロッパ連銀もタカ派姿勢鮮明

一昨日12/15の本コラムに書いた記事の予想がここまで連日露わになるとは本当に思わなかった。
昨日12/16も、ヨーロッパ連銀のリガルド議長発言がタカ派色を強くしたことで欧米株価は大きく下げ、ドルは買われた。
ドイツDAXは3%を超える下落だったようだ。

ヨーロッパは金融的には米国追随性が高く、十分このような発言の予想はあっただろうと思われる。
しかし、やはり、国際金融スジの予想と連銀の捉え方になおギャップがあり、連銀の発言ごとに下げを繰り返しているように見える。
昨日のニューヨークも一時500ドルの下げもあったうようである。結局ダウは281ドル安の32920ドル、ナスダックは105ポイント安の10705ポイントまで売られた。為替は、136円後半0.7円安。

やはり機関投資家はリーマン以来の緩和相場に慣れて危機意識が後退しているのだろう。
しかし、リーマン以来成功してきた機関投資家がなお狼狽えているのは確かなようだ。
日経等にも一時期、我が物顔で動画配信していた機関投資家等は目立たなくなってきている。

だから言ったこっちゃない、と思う。
今回は、これまでのグロース株や、仮想通貨など緩和マネーでバブル化したものは特に下落が必定なのだろうと思う。やはり上がり過ぎたのである。

こういう中で、さらに下がるリスクを踏まえながら、どう投資していくか、個人投資家の見識がまさに問われている。

ゆめゆめ銀行や証券会社の口車に乗ることなく、怜悧に金融情勢を捉え乍らしっかりと投資していかなくてはならない。
わたしの意見は以前から申し上げている通り、日本バリュー株を着々と仕込んでいくこと、この一点。

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