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「外国人のインバウンドより、国民のGoToが先だ!参議院での補正予算再議論を望む!」

 岸田内閣がインバインドを目して、6月から外国人の観光入国を開始するということだ。観光地はコロナこの方、2年余りにわたり疲弊が激しく、一刻も早い復興振興が望まれるのはもちろんである。

 しかし、なにを慌てて、どこで感染しているかもしれない、まして新しい変異株に感染している可能性も国民よりはるかに高い、外国人を国内に入れようとしているのか?それよりも喫緊で打つ手は、旅行の潜在需要が今はち切れんばかりに高まっている国内の日本人に動いてもらうことではないのか。優先順位を間違えてはいけない。

 22年春先まで多少聞こえていたGoToキャンペーンの声がなぜ聞こえなくなったのか?与党の保守陣営こそ、もっと内閣を叱咤しなければならないのではないか?国民の仕合せを願うなら、最も国民の旅行需要に叶う政策を、昨日衆院を通過したとされる補正予算で手当てすべきではないのか?

 折しも補正予算衆院を通過した昨日5/27は、117年前東郷平八郎率いる日本海軍が当時世界を支配していた欧米列強の大国ロシアのバルチック艦隊を完膚なきまでに破り、世界に広がっていた植民地の人々の心に独立の夢と希望の灯をともし、そして日本自身にとって明治以来の宿願であった名実ともなる独立を確かなものとした歴史上の記念すべき日である。

 これからの21世紀の日本経済にとってやはり最も重要なのは国内需要であり、もっと言えば国民精神の活性化こそが求められている。最も高まっている国民の需要に応えず、インバウンドが先とはなにごとか?本来であればその先に国民経済成長のために供給サイドの二の手三の手を戦略的に打っていくのが今現在求められている補正予算の在り方というものである。そのことに思いを致すならば、ポストコロナの端緒に際して国民の旅行需要に応えず、外国人のインバウンドという愚策から始めるということは国会の機能不全も甚だしい。

 与党の猛省、心ある野党の出現を求める思い切である。今からでも遅くはない、参議院での国益第一、国民第一の立場に立った与野党の議論を行い、外国人のインバウンドよりも国民のGoTo政策の実現を望む。

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