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「本日1/23日経『金のつぶやき』豊島逸夫氏コラムは的確!国際金融スジはChinaと日本をずっと天秤にかけてきた、China株の動きをおさえて日本株投資を考えよう!」

本日1/23の『金のつぶやき』(日経電子版)豊島逸夫氏のコラムは的確!

本日1/23の『金のつぶやき』は、豊島逸夫さんがウォール街の国際金融スジに招待され議論してきた抜粋を掲載しています。

世界のマネーを動かしている国際金融スジは、今日本をどう見ているのか、アジアをどう見ているのか、その重要な情報が掲載されています。
ざっと記事で何を言っているか、見てみると、
1)国際金融スジが日本に改めて注目している
2)ざっとそれは全体の1割。だが、これは意外の大きなこと
3)アジアでは、Chinaを捨てて、インドと日本に注目している
4)日本は、政治的に安定していて投資しやすい
5)日銀の政策もわかりやすく安心できる
などです。

今、こういう国際金融スジの投資姿勢や狙いが、ここ1,2年あるいは今年年初からの日本株の上昇に結びついていると思われます。

China市場から日本市場へ

中でも、やはり大きいのは、China市場から日本市場へというマネーの流れだと思います。
大構図で言うと、失われた30年の間、国際金融スジと一体となった米国の政策により、マネーは日本からChinaへ、あるいは日本よりChinaということだったわけですが、これが2016年くらいから逆回転し始めて今に至っていると見られます。

一年ほど前、上記事で述べたように、数字がそれを現わしています。改めて再掲すると、
日経平均/香港ハンセン指数の推移
2017年03月  19000/24200=0.79
2021年03月  29500/28800=1.02
2021年12月  27800/23800=1.17
2022年03月  27943/21684=1.29
2022年10月  26396/16701=1.58
そして、本日の終値ベースでは、
2024年1月23日 36517/15353=2.38
明らかに日経平均とハンセン指数は逆相関です。

国際金融スジは、アジアについて、やはりChina株と日本株を天秤にかけているような行動をとってきていた、と見ることができると思います。

China株の動きを抑えて日本株投資を考えよう!

このことは、『金のつぶやき』で豊島さんも言及されているように、やはりChina株への投資を引き上げてアジアでは、日本あるいはインドへ投資に動いて来ている、ということなのでしょう。
実際、今日の市場の動きが典型的だと思うのです。

ニュース(↑)は、日銀の金融政策が予想通りだから、うんぬん、、、、と言ってますが、

China市場が開ける頃に、China政府の株価支援策が明らかになり、ちょうど日本時間で昼頃だったのですが、ハンセン指数が大幅に上昇するのに合わせるように、午前中300円近く上昇した日経平均が午後場にするするするっと下落して終値では、29円安ということだったのですが、
これは、China株が上がればそちらにマネーが行き、日本市場が影響を受けるということだろうと思います。少なくとも私にはそう見えました。

ですので、今後もChina株の動きを横目でしっかり捉えながら、日本株投資を行っていく、これが非常に大事なことです。

是非、個人投資家の皆さんには、このことを十分承知の上、ご活動いただき、健闘されますようお祈り申し上げます。




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