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『岸信介回顧録』/安倍晋三のおじいさんのものも面白いです、是非ご一読ください。

『安倍晋三回顧録』について、多くを記事にしてきています。あと少しで読了なのでまだ記事を出すつもりです。

ですが、ここで一つご紹介をしておきたいと思います。

岸信介回顧録

安倍晋三の祖父が岸信介だということは多くの人が御存じだと思います。
岸さんは、あの大騒動となった60(昭和35)年日米安保改定時の首相です。
21世紀になり、昭和三十五年の日米安保条約改定がその後の道行きの中でいかに日本の国益となったか、について歴史的意味での評価が改めてされてきました。
それは、戦後日本の繁栄、現在ある豊かさが、この命がけの日米安全保障条約の双務性の実現に依るものだということは、今や明らか過ぎるほど明らかです。

その岸信介にも、回顧録というものが存在しています。
それは以下のものになりますが、

副題にありますように、それは岸が戦後政界復帰後の道行きを回顧したもので、主に中心となり行った保守合同と日米安保条約改定について解雇したものとなっています。
そういう意味で、『安倍晋三回顧録』と同様、政治家としてトップにあった時代、日本にとって最高度の政策を実現した過程についての、後世の歴史の評価を問うというスタイルの重厚な読みものになっています。

55(昭和30)年保守合同と60(昭和35)年日米安保条約改定

日米安保改定は、孫の安倍晋三が行った集団的自衛権を発動可能とした安全保障関連法とともに、国家において100年単位で評価さるべき基盤中の基盤の政策でした。
国家存立の基盤である安全保障は、最大の福祉政策です。国家の自由と独立無くしてそこに住む国民一人一人の自由と独立も存在しません。

そして55年体制を作った保守合同は、政局という意味でその最重要の政策を進める基盤中の基盤でした。政局の安定無くして国家の重要政策を進めることはできません。

この二つの最重要の内でも最重要の政策を、中心となり責任者となって遂行したのが、岸信介だったわけです。

また、忘れてはならないことは、岸信介は国民の安心の基盤である最低賃金法と国民皆年金をも実現した福祉政治家でったということです。
このことは絶対に等閑にされるべきことではありません。

『岸信介回顧録』を是非ご一読ください

さて、その、岸信介が、保守合同と日米安保改定をいかに遂行したのか、あるいは福祉政策の実現、の詳細が偽らぬ正直な言葉で綴られているのが、『岸信介回顧録』です。
この日本の歴史のとって重要な読みものを是非ご一読いただければ、読者一人一人の胸に日本の将来を思う真摯な気持ちが宿ってくるものと私は信じております。

岸さんが、若い頃のことや引退後のことなどを回顧した読み物は別途ありますが、それはまた後日ご紹介したいと思います。



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