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「報道記事が少しづつFRBと金融スジとで方向が一致してきている」/リセッションリスクは後退、米景気は堅調、雇用も堅調

今日2/9の報道記事は、FRBと国際金融スジの認識がそろってきていることを感じさせました。

このあたりのFRBと国際金融スジの二人のコメントなどは、かなり一致していると思います。

また、下記のBloombergの記事などはとても興味深く見ました。

”非住宅サービス部門の労働者の平均時給は2022年12月に前年同月比4.5-5%と、同年早い時期に記録した7-8%前後のピークから伸びが鈍化した。”と、ホワイトハウスの米大統領経済諮問委員会が発表したものらしいのですが、パウエルFRB議長が注目しているインフレファクターとのことであり、先日出た大幅な雇用増というニュースを幾分打ち消すようなニュースだと思います。

このようなニュースが海外メディアから流れて来ているのは、やはりFRB当局と国際金融スジの間にある認識のギャップが徐々に縮まりつつあると言えるような気がします。
まだ、双方が見込むターミナルレートに差があったり、年内利下げを見込む国際金融スジに対してFRBはそうでない等、差分がありますが、リセッションリスクについては、双方とも低減していることを明らかにしているところなどはかなりの一致を見ていると思います。

この認識は、もし覆ると暴落リスクですが、だいたいにおいてメインシナリオができて来ていることを窺わせます。
やはりインフレはある程度収まるとしても継続しそうで、その中でそこそこの景気循環が起きて来るという線にいきつつあるのではないかと思わせるものがあります。

この線を一応頭に入れておいて、今後の成り行きを注視していくことでいろいろなことが見えてくると思います。


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