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#インフレ
「マクロ金融情勢:インフレと高金利金融政策のジレンマから、リセッションリスクと金融政策へ焦点が移動する国際金融スジ」/今はかなり見えにくい先行き、この先が見えてくるのはもう少し時間がかかる。
これまでインフレを高金利金融政策で鎮静化することに金融当局も国際金融スジも関心を集中させてきました。 しかし、これだけの高金利政策を継続してきており、また金融政策は遅効性であることから、インフレ鎮静化のサインに重ねてリセッションのリスクが高まってきます。 このことがこれまでのインフレと高金利政策であった関心の的が、リセッションリスクへの移行を遅らせるようです。 現在の、市場の大きなボラティリティーはこのことに起因しているのではないかと思います。 そのことを感じる、記事が今日(
「リーマンショック並みの金融不安かもしれない、米連銀貸し出しはリーマン超え26兆円。債券含み損はすでに80兆円ということ、、、、」
今般の金融不安の実態が次々明らかに 今般の米銀破綻に続く金融不安はやhリかなり大きなものだということがわかってきたようです。 下記日経の記事では、 FRBの緊急融資枠が12日から10日たった22日で536億ドル(約7兆円)、連銀の通常貸し出しが3/8時点で45億ドル程度だったものが15日時点で1528億ドルと、既報したようにリーマンショック時を抜いたということです。 都合で2000億ドル(約26兆円)以上であるようです。 また、下記記事には、 今回のシリコンバレー銀行
「米欧金融当局と国際金融スジとの認識ギャップ縮まらず、今年の中で歩み寄るとすればこのままある程度のインフレ容認になる、日本は日銀の金融緩和姿勢で米欧と同スタンスになり米欧に遅行してインフレトレンドになるか」
ここのところの世界の金融政策に関する記事を散見しているとどうやら今年の先行きの一つの候補シナリオがあるらしいことを感じます。 もちろん、その通りになる蓋然性がどうのこうのというつもりはありません。 FRB関連では、 などに典型的に見られるように、FRB各委員は民間の国際金融スジの楽観シナリオには一定の距離を置く、タカ派主張を繰り返しています。 このことはしばらく続くと予想して間違いないと思います。インフレはやはりそれほど怖いことなのです。 しかし、ここでよく考えてみる必要
「インフレ、賃上げ」/物価も賃金も長いスパンで上がり続ける、米欧日の順で上がって来ている、なおさら日本は賃金は上がり続ける可能性が高い
今日1/11(水)の日経、時事通信等で賃上げが加速しそうなニュースが続いている。 持続的な賃上げの流れが出来つつある このこと自体については大いに歓迎していいのではないかと思っている。 また、十倉経団連会長の言は、悪くとれば、持続的な賃上げというのは、一遍に急激な賃上げはできないかもしれないが来年、再来年へと時間を掛けて賃上げするように要請している、とも受け取れるいつもの経営サイドのコメントと言えるところがある。 しかし、後半の来年再来年へと賃上げは続くと言っているのは、