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世界情勢、歴史、政治、経済、金融

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ときどきの世界の、政治、経済、金融などの情勢についての良し無しごとを語らせていただければと思います。日本の国益を主軸に置いたエッセイになればと思っています。
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2024年3月の記事一覧

「元日銀副総裁岩田規久男氏、2/26付他の元内閣官房参与本田悦郎氏の日銀批判も紹介しておきます」/やはり早過ぎる利上げ、年内追加利上げさえ報道される愚。しかし、これからが重要です、より良い道を歩んでほしい。

日銀の金融正常化は時期尚早 3/19の日銀のマイナス金利解除=利上げ、イールドカーブコントロール停止、ETF等購入の解除をしたわけですが、ETF等の購入解除はわかります。しかし、最もいけないのはマイナス金利解除で0.00-0.10%への短期金利利上げはやはり時期尚早だろうと思います。 そして、年内の利上げさえ報道される愚、本当に心配です。 専門家の言説を紹介しておきます。 元日銀副総裁岩田規久男氏 上記東洋経済記事をご覧いただきたい。 簡単に紹介すると、 ・賃上げは

「日銀金融政策に関して、十倉雅和経団連会長・住友化学会長がまた国賊発言、とんでも発言!」/よくこんな男を経団連は担ぎ出したな!

今回の記事も辛らつすぎる言葉を使い批判させていただきます。 十倉雅和の数々の国賊発言、これに極まる! この国賊!またもしれっと己の会社はぬるま湯でも大赤字ではないのか!?!? 消費増税は言うし、日銀利上げには同調するし、ホンマに国賊や!! と私はXで、つぶやきました。 これは以下に引用した記事に記しましたように、日本のために日本経済のためにならないからです。 そしてまたもや、十倉雅和(従前からゆえ有って呼び捨てにしています)が自分の会社である住友化学が、現在までのゆるま

「日銀を藤井聡京大教授も痛烈に批判!」/当然です!!実質賃金は上がってなんかいない!需給ギャップは解消されてない!GDPは成長していない!

日本経済をここまでに必死持ってきたアベノミクス推進派は皆、日銀を批判 本田悦郎元安倍内閣官房参与、白川司氏、そして藤井聡京大教授も日銀の金融政策決定を痛烈に批判しています。 記事に中で、藤井教授は、 ・実質賃金は全然上がっていない ・実質消費も上がっていない、 とまさに、直近23年7-9月期、10-12月期は二期連続で危うくマイナス成長が続くところを10-12月期の設備投資の伸びにより辛うじてプラスを確保しましたが、同期の個人消費はマイナス幅を広げて需給ギャップは大きく広

「日銀の金融正常化:マイナス金利、YCC、ETF買取の解除は残念なことだった。緩和政策が続くことは悪くない。また、米国債需要との引き合いもあり、中期的にも低金利が続くのは間違いないが、国民は日銀の金融政策への監視を強めるべき」

日銀の金融政策変更 日銀の金融正常化が決定しました。 マイナス金利、YCC(イールドカーブコントロール)、ETF(上場投資信託)などのリスク資産の買い取りの解除を決めました。いわゆる異次元緩和は終了したということです。 これまでこのことを批判してきましたが、日本経済にとって残念なことでした。このことは、いずれにかどこかで日本経済に打撃を与えることになる可能性が高く、注意が必要です。またデフレに戻る懸念さえあります。 思い出すのは2006年のゼロ金利解除です。あの時日本経済

「やはり日銀は金融正常化を急ぐべきでないのに、何かに動かされている。高橋洋一さんのコラムを参照してください」/日本をおかしくした緊縮財政派が安倍さん亡き後のさばりだしてきているらしい、悪い道へ戻るようなことをさせていけない!

日銀は金融正常化を急ぐべきでない 明日3/19(火)日銀金融政策決定会合後の金融政策について、日銀植田総裁が記者会見します。 本当に日銀は金融正常化を急ぐべきではない。 それは昨日の記事に記しました。 なお、しつこいデフレマインドが蔓延っているのです。完全にデフレがマインドごと払拭されるまで金融正常化を急ぐ必要はありません。 高橋洋一さんの記事に注目してほしい 上記の高橋洋一さんの記事に注目してほしい。 国民にとって非常に重要な日本の公教育が世界から見て大きく後塵を拝

「日銀金融正常化を焦る必要なし、来週金融政策決定会合に注目!」/30年近く続いているデフレの完全払拭のために日銀は粘り強く金融緩和を続けるべき

3/18,19日銀金融政策決定会合、ゼロ金利解除予想が大勢 今週は、3/18(月)、19(火)と日銀記入政策決定会合があります。おそらく火曜の昼にはその結果が報道されるでしょう。 今メディアはほぼゼロ金利解除だ、金融正常化だという報道が非常に多い状況です。 上記のロイター報道は比較的ファクトを捉えて冷静な報道だと思いますが、それだけにマイナス金利解除するという予想にはやはり財務省あたりの圧力がメディアにも日銀にもかかっていることを伺わせます。 日銀は焦る必要なし、GDP

「中長期投資の視点:ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント(GSAM)の不動産部門を率いるジム・ガーマン氏『今年は米国商業不動産に積極的に投資する』、また過去三か月日欧の不動産に資金を向け始めたと、、、(ロイター)」/日本リートが日本株と逆に安値を付けているが買い時が来ているかもしれない。

ロイター記事:ゴールドマン資産運用部門、米商業不動産の積極投資再開へ 本日のロイターに「ゴールドマン資産運用部門、米商業不動産の積極投資再開へ」という記事が出ました。 「ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント(GSAM)の不動産部門を率いるジム・ガーマン氏は13日、米国の商業不動産市場について底を打ちつつあると指摘し、今年は「積極的に投資する」姿勢を再開すると明らかにした。」 ということです。 良くなかった米商業不動産に投資家の目が向き始めた? 米国の商業不動

「本日のロイターコラム:みずほ唐鎌大輔氏の円為替論、現状の本質を鋭く論説しています」/これまでと一貫性がある主張。経常黒字のうち海外投資は円転せず、サービス収支はデジタル収支が大赤字という構造的円実需の無さが現今の円安基調の真因。

今年もみずほ唐鎌氏の言う円安基調が続きそうだ みずほの唐鎌大輔氏が、近々公表された1月の日本の国際収支のデータをもとに円安基調の分析を行っている(下記)。 昨年と異なり、1月は経常収支が黒字に転換したというものだった。海外投資に伴う所得収支の大きな黒字が経常収支黒字の大きな要因である。そうであれば円の実需は増加し日米金利差が縮まるトレンドの中で大きく円高に振れても良いようだが、そうはなっていない。 円安の理由 この理由だが、所得収支の実態にある。所得収支の黒字は実際に

「豊島逸夫さん元気です『海外勢、株安局面で姿勢二分 強気派は依然健在』(日経コラム「金のつぶやき」)」/ボラティリティの大きさ垣間見える今週の日本株、これからさらに上に下に大きく振れるか

3/11日経平均大幅下落、3/12小幅続落 先週4万円を超えた日経平均は週末4万円を少し割り込んだ後、今週月曜日に大幅下落しました。900円近く下げてその後もシカゴ日経平均先物が米国で下げ続け、今日火曜日の日本株も大きく下げて500円を超える下げになりました。日本の投資家は利確に売り急いだのかもしれません。 しかし、午後相場はかなり戻して、昨日終値付近の38,797円で終えました。 このような状況で前の記事でも申し上げましたが、全売り派の投資家が売り損ねて売り急ぐ気持ちでハ

「日経平均4万円超まで上がった株式相場、今後の成り行きに対する可能性とその対応は、、、」/視点の提供

日経平均4万円超、史上最高値 先週、日経平均は4万円の大台を超えました。先々週あたりからその予感はありましたが、遂に超えたという感じです。 日本株を全売りするという人たちが結構いた 私の会社で株の話をすると、これを機に株を全部売ってしまおうという人がかなりいました。 そういう人たちに、中長期的には日本株は有望で6万円とかまで行く可能性がある、僕は2年前から4万円行くって言ってたでしょ、4万円近くつけた35年前のバブルの頃米国株は十分の一以下の3千ドル程度だった、米国株は

「猛然たる勢いの相場が終わりつつあるか、情勢は動きつつある。『神経質、米経済の軟着陸思惑と高値警戒が綱引き=来週の東京株式市場』(ロイター平田紀之)記事が典型的で参考になる」

猛然たる勢いだったこれまで 年初からわずか二カ月で、 日本市場は米国の上昇相場にもつられて猛然たる勢いで少々してきました。 日経平均は、33000円台 から 40000円台 TOPIXは、 2300P台後半 から 2700P強  NYダウは、  37,500ドル台 から 39,000ドル超え ナスダックは、 14,700P台 から  16,200P台 ということで、すごい勢いで上がりました。 こういう激しい動きのときなので、私自身もこのところは少し記事を控えていました

「この状況下で金融関係記事を控えています。2年前からの予想が大概想定通りとなりましたが今かなり市場は過熱気味です。こういうときに豊島逸夫さんの今日のコラムはさすが的確です、一度頭を冷やして考え直すことも重要です!」

日経平均39910円 日経平均がもう4万円まであとほんのすこしというところまで上がりました。 こういう状況ですので最近、金融関係の記事を書くのを控えています。 年初からの上昇にはやはり過熱感があります。 この上昇は第一に海外の国際金融スジの日本市場への投資増があるのは間違いないところですが、インフレとそれに伴う新NISAによる投入資金増も無視できないものがあり、この状況で個人投資家として新NISAでデビューするというのはかなり??なところがあります。 この状況下、豊島逸