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世界情勢、歴史、政治、経済、金融

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ときどきの世界の、政治、経済、金融などの情勢についての良し無しごとを語らせていただければと思います。日本の国益を主軸に置いたエッセイになればと思っています。
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2023年11月の記事一覧

「日本株、中長期的展望変わらずポジティブだと思う。岸田政権政局リスク有り、短期では上げ下げ両睨み必要」/短期と中長期の展望と政治の大きなリスクについて

ますは投資について10月末くらいから株式市場がリスクオンっぽい 10月末以来、世界的に株価が上がって来ています。 これは、これまで本欄でも記してきてますように、インフレが賃金インフレも含めて鎮静化してきていること、そして10月に需給面の問題もあり金利上昇した米長期債金利がインフレ抑制の経済指標とともに米政府の巧みな米債発行も相まって下がってきたことによって、グロース株、バリュー株ともに買いが先行してきたものと思われます。 つまり、かなりリスクオンっぽい動きが国際金融スジ中心

「1ドル149円台に戻る。そう簡単に長期金利低下、ドル安ということにはなりそうにない」

1ドル149円前半 昨日のニューヨークで為替は、1ドル149円台前半に戻ったようです。そうそう円高にならなかったようです。 新規失業保険申請件数予想以下 上記記事によれば、 「米労働省が22日発表した11月18日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は20万9000件と前週から2万4000件減少した。市場予想は22万6000件だった。」 ということで、 米長期金利も上がらず下がらず、株はダウ、ナスダックとも上げ、為替は、総じてドル安、その中ではユーロが0.2

「また、経団連会長・住友化学会長十倉雅和がなにもわからず発言、とっとと辞職せよ!」

またも、経団連会長・住友化学会長の十倉雅和がなにもわからず発言している。 岸田政権の不人気について、理解できない、政策はいいのに、宣伝が足りない、、などなどと発言している。 まあ、十倉に民心はわかるまい、、、、 少子化対策にいち早く増税を提言するような、無神経極まりない男にわかるはずもない。 KOJI  HIRAI氏がつぶやいているように、まさに、「このザマ」。 繰り返すが、住友化学が大赤字決算を2年も続けているのは、この十倉という男の責任が大である(下記参照)。 社

「一気に進む円高147円台、米長期金利下げによるものでいつまでも続かない、またなお十分円安水準。落ち着いて投資活動を」

先週の152円から一気に円高147円台へ 先週末18時過ぎから昨日11/20(月)、さらには本日11/21(火)と一気に為替が4円ほど円高に動きました。 これは、昨日の記事にも書きましたが、米国長期債金利の下げによるもので、これまで溜まっていた円安エネルギーの裏返しという部分もあり、急激に動いていると思われます。 輸出企業株は下がっているが、なお十分に円安水準でいつまでも円高は続かない ここ二、三日の動きは確かに急激で、トヨタなどの輸出関連株が大きく値を下げたことは事実

「週明け11/20の日本市場は予想通りで、今夜米国の市場が長期債高(金利安)、ドル安、株安ならリセッションリスク注意の、予想通りに展開へ向かうか?」

昨日予想したドル安(円高)、株安は予想通りに 昨日予想したドル安(円高)、株安はひとまず予想通りの展開になっているかと思います。 代表銘柄トヨタなどは4%安に沈んだとのことでこれまで大きく上昇した銘柄であり、利確があり円高がありで当然と言えば当然の帰結と思われます。ただ、今後は着実に戻していくと思います。 さらに進んだドル安 また、夕方にかけて、為替はドル安、円高に振れているようです。 1ドル=148円台前半と1円強円高になっています。 昨日の記事で記したように、米欧

「マスメディアの左翼偏向報道問題を鋭く射抜いています。藤原かずえさんの産経記事『司会者交代「サンモニ」は変わるか ブロガー・藤原かずえ』」

いつもX(旧ツイッター)でTBSの日曜朝の「サンデーモーニング」の偏向報道を鋭く批判している、藤原かずえさん。 私は、いつも感心して、Like及びRepostをしています。 その藤原かずえさんが、 2023/11/19 10:00 ライフ 学術・アート 新聞に喝!(産経WEB版)に記事を寄稿していました。 とても素晴らしい論考ですので、この場でシェアさせていただきたいと思います。 是非皆さんも、 現代の日本のマスメディアの左翼偏向報道の実態が論理的にすっきりとわ

「一気に2円強1ドル149円台への円高、何かの兆しか、歴史的円安の終焉か?」/たぶん米金利低下による一時的ドル安だろうと思う、週初めの市場は株安では、、、

週末株式市場が閉まった11/17(金)18時頃から一気の円安 先週末11/17(金)の為替市場は、それまで高騰を続けた株式市場に少し冷や水を浴びせた格好となりました。 株式市場が閉まった夕方18時ごろから、一気に2円ほど円安の149円前半の円高となり、最近にない大きな変動でしたので驚いた向きも多かったのではないでしょうか。 世界的な株高下の大きな為替変動 10月末からの3週間ほどは、世界的な株高でした。本コラムでもこれについてはたびたび触れて来ており(例えば下記記事を参

「デイリー金融記事、日経の『1分で読める海外市場』とロイターの『NY市場サマリー』」毎日チェックのおすすめ

毎日の金融記事のチェックのおすすめは、 日経の『1分で読める海外市場』とロイターの『NY市場サマリー』でしょう。 日経の方は、 ダウ平均やドル円相場 海外マーケットのニュースまとめ (nikkei.com) ロイターの方は、 米国マーケット | 最新米国マーケットニュース | ロイター (reuters.com) をそれぞれクリックすれば記事が出てきます。 それぞれマーケット関係のページを辿れば出てきますし、わかりやすく見やすくあります。 1分の時間であれば、日経を見るの

「豊島逸夫氏も感じる不吉さ、今日の記事に昨日の本コラムで引用したバフェットを持ち出し不況の足音と、、、」

慎重さを要する局面 一昨日以来、本コラムでここに来ての市場の不穏な雲行きについて記してきました。 日経で”金のつぶやき”というコラムを持っている豊島逸夫氏も昨日、今日と連続して、祭りの不穏さを記しています。 やはり、ここは慎重さが求められる局面に来ていると思います。 もう少しすれば先行きが見えてくるかもしれませんが、なお時間を要するでしょう。 新たな動きの胎動か、18時過ぎの急激な円高149円台 しかし、本日金曜日のアクティブタイムを過ぎた18時過ぎに至って、円が2

「金融情勢上は、今は慎重にいかないといけないと思うのはバフェットもかなり慎重だということ」/昨日の記事を裏打ちするような今日のバフェットに関する日経記事

昨日の本コラムの記事 昨日、ここ2週間ほどの日米の大きな株価の上昇について記事にしました。 少しお祭り気分が漂う感覚を持ち、良く引用させていただく豊島逸夫氏のコラムでも「お祭りに酔う」というような表現がありましたので、慎重さも必要な時と思い、そう記事に書いたつもりです。 本日の日経のバフェットの投資会社に関する記事 夏ごろにも、バフェットが手持ちの現金を増やしているという記事を引用した覚えがありますが、7-9月期のバフェットの投資会社の情報が開示されたため、日経がそのこ

「米経済統計の良い数字が続いて利上げ終了観測、先月末以来上昇続く市場は祭りに酔っているか」

先月末からの市場上昇の流れに良い数字が続いた 先月末の日銀金融政策決定会合、今月初めの米国FOMCと続いたイベント間、上昇を続けた市場が先週から今週にかけて米経済統計の良い数字が続いた上に今朝がた発表された消費者物価指数(CPI)が先月の3.7%から3.2%と減速し、予想の3.3%も下回ったことから、FRBの利上げが終了するとの観測を齎しました。 このことにより、さらに市場は上昇していったというわけです。 本日11/15(水)の日経平均は800円余り、今年最大の上げ幅を記

「十倉雅和経団連会長・住友化学会長に対して、東洋経済も辛らつ極まる批判」/住友化学は今年度も赤字決算予想、これに至る経営判断は十倉雅和が行った!即刻退場すべきであろう。

十倉雅和経団連会長・住友化学会長への批判 これまで、本コラムにおいて、繰り返し十倉雅和経団連会長・住友化学会長への批判を行った来ました。 一つは、経団連会長としての、政府への増税要請発言。 これは主に、少子化対策等に対する財源を消費増税によるものとすべきとの政府への提言に対するものです。 当然ですが、消費税に関しては増税による可処分所得の減少による国民の消費減退がこの三十年における我が国の経済興廃の大きな元凶であったことが明確にもかかわらず、経済が再生し成長が軌道に乗る以前

「FRBパウエル議長発言、まだまだ綱引きは続く、高金利持続利上げ可能性有インフレ退治は長期戦」

FRBパウエル議長発言移管するニュースはロイター 昨日11/10(金)朝発表されたFRBパウエル議長の発言に関するニュースが陸続と出ていますが、いつものことですが日経なんかよりロイター記事で読むのが理解が行き届きます。 一番目の記事を一通り読んでみて、これまでの金融政策スタンスと基本的には変わっていないと感じられます。 しかし、二番目の記事を読んでみると、結構深読みが必要で、この記事はそれが出来ていることがわかります。 FRBパウエル議長発言深読み 深読みを以下抽出し

「為替行動について、三菱UFJモルガンスタンレーの植野氏とみずほの唐鎌氏の記事の質が違い過ぎる」もちろん唐鎌氏の記事が断然優れる

三菱UFJモルガンスタンレーの植野氏の記事 良くロイターに為替の記事が掲載されるが、今日も三菱UFJモルガンスタンレーの植野氏の記事が下記のように掲載されました。 何を言いたいのか、よくわからない筋立てで当たり前のことを並べ立てていて、あげくに来年130円の円高が来る、と言っていて、その時がドルの買い時だと言っています。 みずほの唐鎌大輔氏の為替情勢分析の記事は優れもの これまでも本コラムで再々に渡って引用した来ましたが、みずほの唐鎌大輔氏の為替情勢分析記事は、非常に